残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

アパレルから雑貨へ横転ノベーション(1650回)

アパレルブランドを30以上展開するパルが、3Coinsへ展開し大成功している理由に、イノベーションを教えて頂きました

パル社長の小路順一さん曰く

"ファッションっていうのは多分、いろんな業種業界の中でも1番早い、賞味期限が短いような業種なので

うちは四週間で店頭を買えるというのが方針でやってるんですけど

雑貨みたいな定番物が多い業者でもやっぱり新鮮さ、新しさが大事ということがわかってきたんで"

ここから私は思いました

1、アンゾフの渡り廊下

2、強みの価値化

3、違う市場分野へ

1、アンゾフの渡り廊下

先日ご紹介させて頂きました、名和高司さんから教えて頂いた、アンゾフのマトリクスにおいて、渡り廊下を創るとやりやすいというお話に、まさに合致しているお話だと思いました

新規ビジネス創発の際に、アンゾフの製品と市場というマトリクスにて、新市場または新製品への移動する際には、そんなに簡単に移動できるわけではなく

そのために、それを移動させる、渡り廊下として、現在地における、横展可能となる強みとは何なのかを、一旦検討する、そんなフェーズが必要とのお話でした

2、強みの価値化

その強みを明確化するステップというのが、まさに、今回のパルで実施された、賞味期限がもっとも短い中で勝負できるという機能が、強みとして、横展可能という価値化ができたことが、非常に大きかったことだと思いました

同じ業態の中では、当たり前のことは、とかく強みとして認識しにくいものですが、実は業種業態を超えた横転を検討する上では、それ自身が他の業種業態では、強みになることがあるので、フラットに出してみることが大切だなあと思いました

3、違う市場分野へ

さらにそこから、新たな製品なのか?新たな市場なのか?というところを、必死に探索していくわけですが

ポイントは、自分たちの強みが、市場における顕在か潜在化の、どちらかのニーズとギャップがあるところを探し出すということです

パルさんはどうやって辿り着いたのかは明らかにされていませんでしたが、雑貨業界は基本的には商品サイクルはとても長く、そこにもっとたくさんの種類のものが欲しいというニーズギャップが明らかにあったということかと思います

アンゾフのマトリクスでいえば、まずは、市場の新しいところに、ニーズギャップのある市場があり、そこに自社の強みが活かせる分野、それを探し当てるということになるかと思います

まさにそれが、雑貨であった、そういうことかと思いました

まさに、アンゾフを意識して、渡り廊下で価値化して、そしてニーズギャップのある市場へ食い込んでいく、素晴らしいイノベーションのお話だなあと感動きました

一言で言えば

アパレルから雑貨へ横転ノベーション

そんな話をしています^ ^

参考:カンブリア宮殿 物価高の強い味方!スリーコインズ 2025/10/16 テレビ東京 https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202510/18189_202510162306.html