【土曜版 #53】世界的オペラ指揮者。戦地のウクライナでタクトを振った理由（ゲスト：吉田裕史さん）

News Connect 土曜版、今回のゲストは世界的指揮者の吉田裕史さん。イタリアのボローニャを拠点に、これまで数々の日本人初の演目を指揮、またポストに就任してきた、国際的に評価されているオペラ指揮者です。2023年には、戦時下のウクライナ・オデーサで現地のオーケストラとともに公演を実施、また今年3月には、そのオーケストラの日本公演も実現させました。そんな吉田さんに、当時の裏話と、日本人のアイデンティティを活かした音楽づくりについて伺いました。

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吉田裕史／指揮者

イタリア・ボローニャ在住。1968年北海道北見市常呂町生まれ、千葉県船橋市育ち。東京音楽大学指揮科、同研究コース修了。1999年文化庁派遣芸術家在外研究員として渡欧、バイエルン国立歌劇場などで研鑽を積む。2007年ローマ歌劇場カラカラ野外劇場にて、日本人初のオペラ指揮者としてイタリア・デビュー。2010年プッチーニ・フェスティバルで日本人で初めてプッチーニ作品を指揮。2014年ボローニャ歌劇場フィルハーモニー芸術監督に就任、250年の歴史を持つイタリアのセリエAクラスの歌劇場を母体とするオーケストラの芸術監督就任はアジア人初。ボローニャ歌劇場首席客演指揮者を経て、現在はモデナ・パヴァロッティ歌劇場フィルハーモニー音楽監督、ウクライナ国立オデーサ歌劇場首席客演指揮者。2024年、文部科学大臣表彰。著書に『魂の音楽よ、日本に届け』。

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