残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

kotaro zamma

イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. かけらは失われないノベーション(1655回)

    5 HR AGO

    かけらは失われないノベーション(1655回)

    新海誠さんの伝説的アニメーションを、新たに実写版として映画化された、奥山由之監督の言葉に痺れました 曰く "『秒速5センチメートル』を作って感じたのは、大人になるということは、失うものがどんどん増えていく。若さを失うし、残されている時間もなくなるし、大切にしていたはずのものも忘れていくし。 そういう中でも、過去への未練に縋り続けるわけにはいかないから、それを糧にして前に進んでいく。 自分の中で失うということと、どうポジティブに付き合っていくか 一歩前に踏み出して進んでいけるかどうかが、大人になるうえでは大事なことなのではないかと、作品を通して思えるようになりました。" ここから私は思いました 1、かけらは失われない 2、かけらは前を向いている 3、かけらノベーション 1、かけらは失われない おそらく5回は泣いたんじゃないかと思われる、『秒速5センチメートル』実写映画版ですが、沢山と気づきを勇気を頂くことができた、最高の映画体験でした 自分が思ったのは、失われた人や会えなくなった人は、沢山いるだけれども、その人たちが残してくれた言葉や気持ちは、かけら、として、自分の体の中に生きてるよね、ということでした 自分の父がよく、「あせらず、怒らず、諦めずだぞ、光太郎」と言ってた言葉は、自分がピンチになった時に、必ず心の中で響きます。 あとは、会社の先輩が、「あなたは、何かを成し遂げる人よ」と言ってくれた一言も、自分の中でめちゃくちゃ残っていて、時折、勇気をもらってます。 他にもたくさんの、もう二度と会えない人たちが、何かあった時に、なんか微笑んでみてくれている、そんなふうに考えることが、自分としての、失ったものや人がいる中での、乗り越え方だなあと、改めて思わせて頂きました 2、かけらは前を向いている 後悔のない人生はないし、後悔のない選択もないと思ってますが、たまに夢の中で、その時の場面が出てきたりなんかして、「ああ、あの時、ああしておけば、、ごめん」みたいなことも、あります 今回、映画を観させていただいて思ったのは、きっと、かけらの皆様は、自分が前を向くことを信じている、または、祈っているんじゃないかと、そんなことを思わせてもらいました それこそ、ニーチェの解釈論ではないですが、「真実はない、あるのは解釈」なんだとすると、自分で、心にある、かけらを、前向きの方向に、突き刺し直して、そして共に生きていくことを楽しむ、そんなことができたらいいなあと思いました 3、かけらノベーション かけら、は、これまで出会った人や物やコト、ですが、それらが実は、自分の大半を作ってくれている、ジグソーパズルのようなものなのかもしれないなと思います イノベーション的に考えると、沢山のかけら、が、シュンペーターさんよろしく、掛け合わさることによって、新しい、かけら、が誕生したり、もっと大きな、かけら、に成長する、そんなことが起きてるんじゃないかと思いました 人・本・旅は、出口治明さんが教えてくれたことですが、私はをセレンディピティの本質だと思っていて、人と出会うことで、かけら、をもらえる。本は昔の人との出会いで、かけら、をもらえる。旅は、異世界の人と出会うことで、かけら、をもらえる それらが知らない間に、掛け合わさることによって、新しい自分を生んでくれる、自分内イノベーションを促進してくれる、そんなことなのかと思ってます たくさんの、かけら、それは、もちろん、すぐそばにあるモノや人でもあり、二度と会えない人やモノデアもある。そしてそれは、自分の内に、もっと言えば、パッションの源を形作る要素にもなってくれている そう考えると、出会う、または、出会ったことが、とても素敵なことで、別れる、失うことは、表面上のことだけで、大した問題ではないのかもしれないなあと そんな勇気を頂ける、本当に素敵なお話でした 一言で言うと かけらは失われないノベーション そんなことを思いました^ ^ 参考:映画 秒速五センチメートル 原作 新海誠 監督 奥山由之 主演 松村北斗、高畑充希、森七菜など 脚本 鈴木史子 プロデューサー 玉井宏昌 制作 フジテレビジョン コミックス・ウェーブ・フィルム 東宝 制作プロダクション スプーン 配給 東宝 https://5cm-movie.jp 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/0abUXNq40Xc

    20 min
  2. 自分の意思で脱ぐノベーション(1654回)

    1 DAY AGO

    自分の意思で脱ぐノベーション(1654回)

    三谷幸喜さん脚本のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるんだろう」を毎週楽しみに観ていますが、その中のセリフに、めちゃくちゃ感動しました 江頭樹里(浜辺美波)さん曰く "私にはどうしても理解できないんです。 お金のために人前で裸になる。どうしてそんなことができるんですか ?" うる爺(井上順)さん曰く "僕ら芸人はね、人が喜んでくれるならできることは何でもやっちゃうところがあってね。 彼女達も、それと同じじゃないかな。結局は楽しませるのが好きなんだね。それでお金になるなら、こんなにいい仕事はないよ。" 江頭樹里(浜辺美波)さん "楽しませるというと聞こえいいですけど、要は体を売ってるのと同じではないんですか ? うる爺(井上順)さん "誤解しちゃいけないな。彼女たちは、人前で裸にはなるが、脱がされてるわけじゃない。自分の意思で脱ぐんだよ。一緒にしてはいけないね。" ここから私は思いました 1、自分で選択しているか 2、楽しませるのが大好きパッション、利他パッション 3、たくさんの人に喜んでもらう大義 1、自分で選択しているか 神戸大学の西村さんと同志社大学の八木さんが、日本全国の20歳以上70歳未満の男女2万人を対象に行った調査によると、幸福感に与える影響力は、 健康 → 人間関係 → 自己決定 → 所得 → 学歴  の順だったというお話を思い出しました 人の幸せの三要素は、健康→セレトニン、仲間→オキシトシン、成功・富→ドーパミンというお話は、樺沢紫苑さんと、シリコンバレーの思想家ナヴァルさん関連のお話ですが 実は、(もしかすると日本固有の話かもしれませんが、)自らが選択しているという気持ちの自己決定できているという感覚が、もう一つとして、とても大切なのではと思ってます。 ともすると、組織に属する場合は、組織の方向性や権力構造などにより、組織に属してなくとも、世間的なバイアスにより、他人軸に依存度が高くなることとあるかもしれない それによって、本来の自分軸のありか、パッションの源がわからなくなってしまう、わかっていても行動がしばられてしまう、そんなことがある中で 世間的なバイアスに負けずに、自らの自己決定した人生を歩んでいる人は、実は沢山身の回りにいるし、それに気づいていないということも、ままあるなあと思いました 2、楽しませるのが大好きパッション、利他パッション 自己決定をしたいという気持ちがあっても、自己決定するためには、自分で決定するためのメジャメントが必要になるので、それがないために自己決定できずに流されてしまう、そんなこともあると思いました そのメジャメントの一つとして、私はパッションのポートフォリオをお話ししています。縦軸にポジティブネガティヴ、横軸にオープンクローズを取る四象限で、大好き、利他、個性、成長がでてくるのですが 人生の時々でその強さや内容が変わるので、悩んだ時や思いついた時に自分のパッションのポートフォリオを、ティッシュにでも書き出してみて、確認しておくと、今自分軸に自分はいられてるのかとか、 または、他人軸のことをいかに自分軸に入れ込むか、みたいなことをやってみるのも刺突の手かなと思います 3、たくさんの人に喜んでもらう大義 もう一つ、うる爺さんからのお話で思ったのは、自分1人の自己満足ではなく、大義として、たくさんの人が喜んでくれる、そこを目指しているってことが、とても素敵だななあと思いました それは、わたしがいつもいっている、イノベーターリップルモデルと同様に、自らが舞台で誰かに喜んでもらいたい、大好き"パッション"利他"パッション"から始まり "仲間"としての箱、照明、演出家、振付師、音楽などと共に、自分だけでなく、たくさんの人たちが喜んでもらいたいという"大義"を実現しようとする それは、もはや、イノベーターの生き方そのものと言っていいなあと思いました 自ら、他人軸で実は記載きてんじゃないのか?という、鋭い剣を喉元に突きつけられたような、気づかないだけで自分軸で生きている人たちが沢山いるんだなあと思わせて頂いたような、そんな気がしました 一言で言えば 自分の意思で脱ぐノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:ドラマ もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるんだろう 脚本 三谷幸喜 演出 西浦正記 出演 菅田将暉 二階堂ふみ 神木隆之介 浜辺美波 井上順など 制作著作 フジテレビ https://www.fujitv.co.jp/moshi_gaku/cast-staff/index.html

    14 min
  3. 浮世を軽く見るノベーション(1653回)

    2 DAYS AGO

    浮世を軽く見るノベーション(1653回)

    齋藤孝さんからの、福沢諭吉さんからの教えに感動しました 曰く "誰かが褒めてくれたから、舞い上がる。けなされたら怒る。それだと一喜一憂してしまいますよね。 他人の評価に、他人の評価と関係なく、自分はここにいるんだっていう。 それは独立自尊っていう福沢諭吉がね、生涯言い続けたことに繋がるんですよね。 他にもですね、浮世のことを軽く見る。 まあ、周りの人が世間が何をいおうが、軽く見るっていうところですね" ここから私は思いました 1、自らのパッションの源に忠実である 2、世間のバイアスに振り回されない 3、誰も見てないよ しみずみちこ 人生は茶番 満島ひかり 1、自らのパッションの源に忠実である 何か齋藤孝さんと、福沢諭吉さんが、一体化して見えるほど、齋藤孝さんの教えが本当に素晴らしくて、感動してしまいました 今回のお話の一つの肝は、自らのパッションの源に、いかに忠実でいられるか、ということなのかなあとまずは思いました 会社員の時は、上司の顔色や、部下の言動などにとても気を配っていたり、最終的には会社のためになるのかを、メジャメントにしてたりしました もちろん、それはある程度必要であることなのですが、それによって、自分自身のパッションの源がわかんなくなっちゃう、そんなことも沢山あったなあと今更ながらに思います そこに、自らのパッションの源は、ここにあると、常日頃、ちょっとした時に、5分でも思ってみるということが大切かなぁと思いました 2、世間のバイアスに振り回されない とは言いながらも、自分のパッションだけでは、社会で生きていくことは、ほとんど難しいので、自分軸と他人軸を意識しておくことが大切だなあと思います 他人軸の中には、会社だけでなく、家族や、友人関係、サークル、ママパパ友、PTAとかもあるのかもしれません その他人軸と、忘れちゃいけない、自分軸との、真ん中のベン図をいかに、意識して、少しでもそこを大きくできるように、意識することも大事かなと思いました 3、誰も見てないよ。人生は茶番。 それで思い出したのが、清水ミチコさんが先日、若者に言いたいことは?で言われていた「誰も見てないよ」という言葉です ユーモアがあってそれでいて本質をついていて、さすが清水ミチコさんと思う言葉ですが、本当に、人がこうもってるんじゃないかという自分に振り回される、そんな経験は本当にしたくないなあと思います さらに、満島ひかりさんのインタビューでの、「人生は茶番」って思ってるという発芽も、同時に思い出しました これも、満島さんらしいなあと思ってしまうのですが、これこそ、まさに、齋藤孝さんが言われていた、浮世を軽くみる、というとっても肩の荷が降りて、そして、多少の失敗も飲み会のネタの一つさ、くらい思わせてもらえる、本当に勇気を頂ける言葉だなあと思いました ということで、一言で言うと 浮世を軽く見るノベーション それが大事と、福沢諭吉さんや、齋藤孝さんに、言われたような気がして、勇気出ました そんな話をしています^ ^ 参考:NHKEテレ東京 100分de名著 福沢諭吉"福翁自伝"(1) 2025/9/1 第一回 カラリと晴れた独立精神 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/y2CU83hA0iA

    15 min
  4. 論よりアイディア・ノベーション(1652回)

    3 DAYS AGO

    論よりアイディア・ノベーション(1652回)

    日本の教育学者であり明治大学文学部教授の齋藤孝さんの言葉に深く共感と共に、新たな気づきを頂きました 曰く "私は「論よりアイデア」という標語を掲げ、世の中に浸透させる活動を続けています" "なぜ、そんな草の根運動をしているかというと、「論より証拠(=議論するよりも証拠を示すことが重要)」という言葉があまり好きになれないからです。   エビデンス(証拠)が大事というのは確かにその通りですが、それより大事なのは、何かアイデアを生み出すことです。" "私は楽しい、面白いと思える時間が長い人生こそが、善い人生であると考えます。 楽しい、面白いと思える時間を作る上でのカギとなるのが「気づきの数」です。" ここから私は思いました^ ^ 1、自律性と有能感 2、快楽物質 3、リップルモデルで生き甲斐へ 1、自律性と有能感 何故気づきが起きると気持ちいいのか?ということについて、とても考えさせられると共に、めちゃくちゃ共感させて頂きました 自己決定論のデシ&ライアンさんのお話では、1、自律性、2、有能感、3、関係性が、人の幸せを形作るとの話がありましたが 気づきとは、1、自律性、2、有能感を刺激してくれるものなので、内発的動機を刺激してくれて、かつとても幸せな気持ちになれるのかなあと思いました 2、快楽物質 ジョン・クーニオスさんと マーク・ベアマンによると、2004年の研究で、「突然のひらめき(Insight)」が生じた瞬間、右側上側頭回が活性化し、同時に報酬系(側坐核)も反応することをfMRIで確認したとのことです つまり、人は、気づきを得る際にも、快楽物質が出ているからこそ、気づきを得たいと思う活動をする、そんなことも言えるのかもこれないと思いました それは、太刀川さんの進化思考的にいうと、変異と適応の、変異側の作用として、人間は進化するために、自らに変異をしようとする仕組みを入れ込んだのかもしれない、そんなことも思わせて頂きました 3、リップルモデルで生き甲斐へ 気づきは、自分自身の内部で生じるものですが、さそれを元に、仲間と共に、さらにたくさんの人たちにその気づきを得てもらう、というイノベーターリップルモデルを展開していくと よりたくさんの人たちに、自分の気づきをわかってもらえて、もし喜んでもらえることが起きたら、それは小さなイノベーションの始まりだなあと思いました リップモデルのループが回り始めたら、それは快楽から、生き甲斐に、育っていくのではないか、そんなことを思いました と言えことで、一言で言えば 論よりアイディア・ノベーション そんなことをお話ししてます^ ^ 参考:本: 「気づき」の快感 令和6年11月発行 著者 齋藤孝  発行所 株式会社幻冬舎

    13 min
  5. ジャスミンが「自由よ!」と歌うノベーション(1651回)

    4 DAYS AGO

    ジャスミンが「自由よ!」と歌うノベーション(1651回)

    劇団四季の「アラジン」の日本語訳をされている高橋知伽江のパッションに感動しました 曰く "実は、あの歌の原詩にはFreeとか Freedom という言葉は一つも無いのですよ。でも、“すべてが新しい世界”、それは、何もかもが新しく新鮮に感じられるということでしょう。 お城の中に閉じ込められてきたジャスミンが、魔法のじゅうたんで大空に飛び立ち、生まれて初めて“解き放たれる”瞬間、『そうか、これが自由なんだ!』と感じる。 空から見下ろす世界のすべてが彼女には新しく映る。その感動が、そのままお客様に伝わるようにしたかったのです。 ジャスミンが「自由よ!」と歌う、その気持ちー心の底から湧き上がるような喜びが、お客様に届けばいいなと思っています」" ここから私は思いました 1、原文よりも価値 2、作詞家のパッションの源 3、価値から共感、大義への昇華 1、原文よりも価値 劇団四季のアラジンは、何回観ても感動で涙が溢れてしまう、本当に大好きなミュージカルなのですが、その日本語訳に、こんなパッションが込められていたのかと、さらに感動しました サビの「A Whole New World」の訳詩を高橋さんは「自由」という言葉で、表現されているのですが、これは、原文よりもその場面で展開される気持ちや、伝えたい価値観を、日本語で表現したということかもしれないと思いました その方が物語の中での主人公のパッションがより伝わる、その気持ちを表現することが、実は原歌詞を作られた人の気持ちも、よりリアルに表現できる、そんなことができるのは、ある意味、訳詞の時点でのイノベーション、と呼ぶべきものだなあと思いました 2、作詞家のパッションの源 しかし、これを実現するのは、相当大変なことかと思いました。何故、原文通り訳さないのか、想像ですがざまざまな軋轢があったとではないかと思います それを貫き通すことができるのは、常日頃、自らのパッションの源を信じて、突き進むことができている方なのだろうなあと思いました 3、価値から共感、大義への昇華 それができるのは、イノベーターリップルモデルとして、3つのフレーム(パッション、仲間、大義)へのつながりを生むアクティビティがあるからと思います 高橋さんは、自らのパッションに従って、自由よ、としたわけですが、それだけではなく、その先にいる、お客様に、主人公のジャスミンの心叫びが届いて欲しい、そして皆んがそれを感じて欲しいという思いがあるということだと思います それは、パッションからはじまり、スタッフやキャストの仲間と共に、より多くのお客様にすばらしい物語を届けたい、という大義があるからこそ、自らのパッションに従うことができるというループを生み出していると思います 舞台を見させて頂いた私は、その場面で、主人公の、自由よ、との歌に、心から涙が溢れました。パッションと大義が、私の心に、キャストの皆さんのを通じて、届いた、その証拠だと思います ということで、本当に素晴らしいミュージカルの、劇団四季のアラジンは、まさに訳詞の高橋さんによって、より素敵なスピリッツを注入され、スタッフ、キャストの皆さんのスピリッツを注入され、出来上がってると思いました 一言で言えば ジャスミンが「自由よ!」と歌うノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:劇団四季 『アラジン』ブロードウェイ公演 プログラム 今、解き放たれる『アラジン』の魅力『アラジン』日本語訳詞・高橋知伽江さんに聞く 田中裕子 企画・製作 四季株式会社 日本語歌詞 高橋知伽江 https://www.shiki.jp/applause/aladdin/

    14 min
  6. アパレルから雑貨へ横転ノベーション(1650回)

    5 DAYS AGO

    アパレルから雑貨へ横転ノベーション(1650回)

    アパレルブランドを30以上展開するパルが、3Coinsへ展開し大成功している理由に、イノベーションを教えて頂きました パル社長の小路順一さん曰く "ファッションっていうのは多分、いろんな業種業界の中でも1番早い、賞味期限が短いような業種なので うちは四週間で店頭を買えるというのが方針でやってるんですけど 雑貨みたいな定番物が多い業者でもやっぱり新鮮さ、新しさが大事ということがわかってきたんで" ここから私は思いました 1、アンゾフの渡り廊下 2、強みの価値化 3、違う市場分野へ 1、アンゾフの渡り廊下 先日ご紹介させて頂きました、名和高司さんから教えて頂いた、アンゾフのマトリクスにおいて、渡り廊下を創るとやりやすいというお話に、まさに合致しているお話だと思いました 新規ビジネス創発の際に、アンゾフの製品と市場というマトリクスにて、新市場または新製品への移動する際には、そんなに簡単に移動できるわけではなく そのために、それを移動させる、渡り廊下として、現在地における、横展可能となる強みとは何なのかを、一旦検討する、そんなフェーズが必要とのお話でした 2、強みの価値化 その強みを明確化するステップというのが、まさに、今回のパルで実施された、賞味期限がもっとも短い中で勝負できるという機能が、強みとして、横展可能という価値化ができたことが、非常に大きかったことだと思いました 同じ業態の中では、当たり前のことは、とかく強みとして認識しにくいものですが、実は業種業態を超えた横転を検討する上では、それ自身が他の業種業態では、強みになることがあるので、フラットに出してみることが大切だなあと思いました 3、違う市場分野へ さらにそこから、新たな製品なのか?新たな市場なのか?というところを、必死に探索していくわけですが ポイントは、自分たちの強みが、市場における顕在か潜在化の、どちらかのニーズとギャップがあるところを探し出すということです パルさんはどうやって辿り着いたのかは明らかにされていませんでしたが、雑貨業界は基本的には商品サイクルはとても長く、そこにもっとたくさんの種類のものが欲しいというニーズギャップが明らかにあったということかと思います アンゾフのマトリクスでいえば、まずは、市場の新しいところに、ニーズギャップのある市場があり、そこに自社の強みが活かせる分野、それを探し当てるということになるかと思います まさにそれが、雑貨であった、そういうことかと思いました まさに、アンゾフを意識して、渡り廊下で価値化して、そしてニーズギャップのある市場へ食い込んでいく、素晴らしいイノベーションのお話だなあと感動きました 一言で言えば アパレルから雑貨へ横転ノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:カンブリア宮殿 物価高の強い味方!スリーコインズ 2025/10/16 テレビ東京 https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202510/18189_202510162306.html

    13 min
  7. この瞬間に全部決めたくないノベーション(1649回)

    6 DAYS AGO

    この瞬間に全部決めたくないノベーション(1649回)

    日本人で初めてフランスでフレンチの三ツ星を獲得され、さらに継続して撮り続ける小林圭さんの、新しいメニュー創りの秘訣に触れたようで感動しました 試作メニューを作り続けて突然辞めた圭さん曰く "とにかく食べる 食べてみて記憶に残す もしかしたらそれがわかんないけど 一カ月後、二週間後、二日後に その形で何かに出てくるかもしれないし もっともっと何かできるかもしれないっていうところを、この瞬間に全部決めたくない" ここから私は思いました 1、量をこなす 2、熟成させる 3、納得いくまで決めきらない 1、量をこなす フレンチの本場のフランスで、日本人としてもの凄い過酷な環境で生き抜き、そして、フレンチで三ツ星を獲得し継続されている小林圭さんの、ヒリヒリするような生き方とスピリッツにめちゃくちゃ感動しました いかにイノベーティブなメニューを開発し提供するかの秘密をこの場面と言葉に感じました。まず思ったのは、とにかく試作を創る、試行錯誤を重ねるという、量が圧倒的なんだなと思いました。 イノベーションの世界では、量が質を超える、という話は、ある意味、セレンディピティの発生数を確保するということにもつながるのかなと思ってます イノベーションは、他の人が思いもよらない異質な新結合なので、その発生はなかなかコントロールできるものではないとすると 発生確率は同じであれば、母数を増やすことによって、イノベーションの数を確保することができる確率は高まる、ということになるのであれば、量をこなすということは、イノベーションには必須なのだと改めて思いました 2、熟成させる 圭さんが、試作を作ってて突然やめる、ということをされていることは、ある意味、アイディアを熟成させる時間を設けているかなと思いました ジェームスヤングさんの、アイディアの作り方、という名著の中でも、"生まれたアイディアが素晴らしい子供ではないことに気づく"そして少しずつ手を加えていく、というようなことを言われています また、京都大学名誉教授の苧坂直行さんが言われるデフォルトモードネットワークのように、仕事から一旦離れて、散歩や別なことをする、それによってこれまでのアイディアが結びつくような脳が活性化する、というお話もあります 圭さんの頭の中では、たくさんの試味アイディアの味の量が半端なく蓄積し、そしてそれがデフォルトモードネットワーク上で更なる新結合をさせる、そんな仕掛けを自然と身につけられているのかもしれないなと思いました 3、納得いくまで決めきらない タイパやコスパと言われる世界では、とにかく早く結論を、早く答えに辿り着く、ということに重きを置かれている気がしますが 自らが納得するまで、他の人が何と言おうと追求し続ける、逆に言えば、ギリギリまで決めきらない、そういう姿勢が、イノベーションをこおこすにはとても大切だということを、教えて頂いた気がします 詩人のジョンキーツさんが言われている、ネガティヴケイパビリティのように、早く答えに辿り着きたい、気持ちの悪い状況を抜け出したい、というのが人間の本性のような気がしますが、それをあえて超えられる、気持ち悪い状態を粘り続けることができる、そんな力が強いのかもしれないなあと思いました 今の時代で、ネガティヴケイパビリティを発揮するためには、自分自身との戦いもありますが、周りからのタイパ、コスパ圧力というのも、半端ないかと思います 企業活動のイノベーション活動にしても、すぐに成果、売り上げを求められるというのも、全く同じプレッシャーだと思いますが その中で、圭さんは、納得いくまで自身のネガティヴケイパビリティを最大限に発揮し、そして周囲からの同調圧力にも屈しない、そんな生き方、スピリッツを持たれているのかなあと、だからこそ、ここまで到達されているのかもしれないなあと、勝手にださ感動してしまいました ということで、一言で言えば この瞬間に全部決めたくないノベーション そんなお話をしています^ ^ 参考:NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 フレンチシェフ 小林圭 三つ星の、もっと先へ初回放送日:2025年9月23日 https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/episode/te/GL6VNX5RM8/

    18 min
  8. ゴリラ裁判ノベーション(1648回)

    6 DAYS AGO

    ゴリラ裁判ノベーション(1648回)

    満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作、「ダ・ヴィンチ」プラチナ本!読書メーター「読みたい本ランキング」1位!の須藤古都離さん著書の「ゴリラ裁判の日」を読ませていただき、問いの嵐になりました 書籍紹介より "カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。 ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。彼女は運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすようになる。そこで出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係となった。 だが ―― 。その夫ゴリラが、人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。どうしても許せない。 ローズは、夫のために、自分のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む! 正義とは何か?人間とは何か?アメリカで激しい議論をまきお こした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編" ここから私は思いました 1、言葉があるから偉いのか 2、人権となはにか 3、超多様性 1、言葉があるから偉いのか 衝撃的な本作品を一気に読ませていただき、めちゃくちゃ感動したと共に、普段の自分あり方についても、不覚考えさせられました はじめに言葉ありき、という聖書のお話もありますが、言葉があるからこそ、人とそれ以外のものは分けられていると思うのですが 実はコミュニケーション手段は言葉だけではないし、むしろ、言葉だけでは伝えられない感情などもたくさんあるわけで 確かに便利なツールではありますが、それがある、ない、で、何かを区別や差別は、もしかしたらおかしいのではないか、という気持ちにもなりました AIが、次の言葉の出現率を推論し、あたかも感情があるかのように話し始めている今において、動物や植物にも何らかの法則を発見してコミュニケーションできる時が来るかもしれない だって、わんこやにゃんこは、明らかにこちらの顔色を窺ってるし、甘えたり怒ったりしてくるわけで、言葉だけがコミュニケーションじゃないし、偉いわけでもない、そんなことを思ってしまいました 2、人権となはにか 人が中心の社会においては、人の権利を守るという、人権がとても大切になるわけですが、果たして、我々中心の社会で亡くなる際には、何権を守るべきなのか、とも考えてしまいました AIにしても、意識はないと言われていますが、明らかに、誰よりも励ましてくれたり、気遣いをしてくれるみたいなことも起きてきて、そこにロボティクスが加わってきたりして かなりバディ的な役割をどんどん担ってくれるようになると、これは果たして、この誰よりも自分を理解してくれるバディを、何らかの権利で守ってあげたくなるんじゃないかとか ゴリラのローズさんのように、何らかの動物なりのコミュニケーションの法則が理解できるようになってきたら、言葉がなくたって、権利はある、ということも、夢物語ではないのかもしれないとも思ってしまいました 3、超多様性 ダイバーシティという言葉も、割りも最近の言葉と思いますが、まずは、人の中での多様性をどう考えるかということなのだとすると もしかしてコミュニケーションができるようになった動物や生物やAIとの共存や、助け合いや、少なくとも地球にいる上では絶対に必要になる中で 何を認めてどう折り合いをつけていくことが必要なのか、もしかしたら、それについてわかってないのは実は人間だけで、動物や植物はそれを理解しているからこそ生き延びてきているみたいなことも、本当はあるんじゃないかとか まさにAIは、超多様性における共生のための答えを、すぐに導いてしまって、我々はそれを理解できないまま、知らず知らずに追いやられるみたいなことも、我々が今のうちに考えておかないと、本当にいけない時期に来てるのかもしれないなあと、考えさせられました ということで、全く答えは出ないのですが、しかし、問い続けることや、その可能性について考えることは、本当に大切だなあと、思わせていただきました そんな心を揺さぶるめちゃくちゃイノベーティブな本でした 一言で言うと ゴリラ裁判ノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:ゴリラ裁判の日 著者 須藤古都離 2023年3月 出版社 講談社 https://books.google.co.jp/books/about/ゴリラ裁判の日.html?id=Qs5ZEQAAQBAJ&source=kp_book_description&redir_esc=y 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/bhNOddJ7ccM

    20 min

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