伝統音楽デジタルライブラリー:「箏」 洗足学園音楽大学
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日本の楽器の中でも最も親しまれている存在。なお、略字として「筝」や同じく「こと」と読む「琴」の字も箏に対して使われることがある。
中国から伝来したもので、13弦が標準。これとは別に7弦の琴(キン)や6弦の和琴(やまとごと/ワゴン)がある。
一般に13本の弦は同じ太さのものを使用し、箏柱(ことじ)と呼ばれる可動式のブリッジを立てて曲ごとに調弦し、右手の三本の指に爪をはめて演奏する。 雅楽の中では管絃の一部として合奏用に用いていたが、その後、寺院歌謡の伴奏などを経て、江戸時代に盛んに独奏が行われるようになった。
近世の箏曲の創始者として八橋検校が有名で、生田流、山田流などの流派が存在する。三味線や尺八(かつては胡弓も)との合奏も盛んに行われている。 明治以降次々と新曲も生まれ、大正時代以降は、低音用の十七絃や、音域を拡げた二十絃、二十五絃、三十絃などの箏も考案されている。
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演奏:1.千鳥の曲
調弦は古今調子。 幕末の作品であるが、明治にかけて全国的に広まり、現在まで愛好されている。 前弾、前歌、手事、後歌の構成。 一般には尺八との合奏でも演奏されるが、胡弓との合奏が原曲。