OH! CINEMA PARADISE J-WAVE
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XXCLUBの大島育宙5本目のPodcast。
映画の“古きをたずねて、新しきを知る”Podcastプログラム。
「今見るべき最新映画と、その映画に合わせて見ておくべき過去の映画」を毎回2本レコメンドしていきます。
ハッシュタグは「#オーシネマ」
メッセージはこちらから↓
https://forms.gle/P2DF9sa3HAjcJrs3A
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#11 「蛇の道」は見比べて楽しめ!
今回まず取り上げるのは、
6月14日公開の黒沢清監督最新作「蛇の道」
1998年公開の同名映画を、
フランスに舞台を移してセルフリメイクしたサスペンス
柴咲コウさん、西島秀俊さん、青木崇高さんの演技はもちろんですが、
今回注目するのは、黒沢清監督の作家性。
そこを理解しないで黒澤映画を見てしまったがために、
戸惑ってしまう、という方も実際多いので、
⚪︎半透明のカーテン
⚪︎廃墟
⚪︎車
⚪︎テレビの画面
⚪︎AとBという空間の行き来
というキーワードと共に、その世界観を解説していきます。
そして比較するのはもちろん、
1998年公開、オリジナル版の「蛇の道」
黒澤監督がなぜこの作品をリメイクしたのかを紐解いていきます。
この2作品を見比べてこそ見えてくる、黒沢清的なものとは何か?
「蛇の道」をもう観た人も、まだ観ていない人も、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。 -
#10 今年ベストか!? 「あんのこと」と入江悠
今回まず取り上げるのは、
6月7日公開の入江悠監督最新作「あんのこと」
ズバリ、現状今年ベスト級の傑作きました!
まずは役者
なんといってもニューヒロイン河合優実さん
そして佐藤二朗さん、稲垣吾郎さんの演技。
次に内容。
実際の出来事を舞台にしているので、
どっしりはくるのですが、果たして彼女は幸せになれるのか?
という一方向に向かっている推進力と、
入江監督の手腕もあり、しっかりエンタメとして楽しめます。
最後に監督
社会と人を描き続けてきた入江監督の、
圧倒的なバランスと完成度は
オリジナル作品としての代表作と言って間違い無いでしょう。
そしてそんな3拍子揃った「あんのこと」と並べて語るもう一つの作品は、
同じく入江悠監督の「聖地X」
数ある入江作品の中でなぜ「聖地X」なのか、
それは聴いてのお楽しみ。
「あんのこと」をもう観た人も、まだ観ていない人も、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。 -
#9「胸騒ぎ」と現代社会におけるコミニケーション
今回まず取り上げるのは、
イタリア旅行に出かけたデンマーク人の家族が出会ったオランダ人家族。
その家族に招待され彼らの家を訪れたところ、些細な誤解や違和感から、
徐々に居心地の悪さを感じ始めるのだが、、、、という、
デンマークとオランダの合作によるヒューマンホラー映画、「胸騒ぎ」
ホラーと言いつつ幽霊もお化けも出ない、
9割がた、ただただ嫌なシーンが続くという、
「ホラー映画」というよりは「嫌な映画」といえてしまえそうなこの作品。
オランダ人家族によって、デンマーク人の家族が巻き込まれていく
嫌なシチュエーションの数々は、見方を変えれば非常に現代社会における、
「ヤバい人」とのコミニケーションの教訓や勉強になるのでは???
という視点で今作を解説していきます。
そしてそんな「ヤバい人」とのコミニケーションという視点で選ぶもう一つの作品は、
1999年公開、森田芳光監督による、あの作品。
「胸騒ぎ」をもう観た人も、まだ観ていない人も、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。 -
#8 「碁盤斬り」と白石和彌監督と新しい地図と
今回まず取り上げるのは、
白石和彌監督による現在公開中の映画、「碁盤斬り」
新しい地図としての活動開始後、
様々な作品に出演している草彅剛さんが、
まさかの!??、白石和彌監督作品に出演。
草彅剛さんの演技についてはもちろん、
映画の展開、中でも現代のウォッシュされたモラルではない、
江戸時代のままの義理人情というモラルを突きつけてくるという、
今作における「白石作品らしさ」について深掘りしていきます。
そしてさらに白石作品を深掘りするために紹介するもう一つの作品は、
同じく新しい地図のメンバーである、あの方が主演の、あの映画。
「碁盤斬り」をもう観た人も、まだ観ていない人も、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。 -
#7 「悪は存在しない」と「Perfect Days」
今回まず取り上げるのは、
濱口竜介監督による現在公開中の映画、「悪は存在しない」
シンガーソングライターの石橋英子さんの音楽から、
イマジネーションを膨らませたという特殊な成り立ちのこの映画。
内容は「語れば語るほど語るに落ちる?」というようなこともあり、
多くの人が語りたがる濱口作品の中では、
比較的語ることを避けている人が多い気もするのですが、、、、
それをあえて言語化していく回になります。
そして「悪は存在しない」と並べて取り上げるもう一つの映画は
ヴィム・ヴェンダース監督による「Perfect Days」
さて、なぜこの2作品なのか?
巧と平山というキャラクターがキーワード???
それは聞いてのお楽しみ。
「悪は存在しない」を見た方も、まだ見ていない方も、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。 -
#6 「ミッシング」を通して考える、吉田恵輔監督
今回まず取り上げるのは、5月17日に公開される、
吉田恵輔監督の最新作、「ミッシング」。
吉田監督といえば、
見たことがある人の、見たことがない顔を引き出すキャスティングと演出、
嘘、ばかしあい、など、人間の本当にしょうがない部分を描く
嫌な気持ちになるシーン
真似したくなるパンチライン連発のセリフ、
そして嘘くさいくらいの性善説に落ち着くラスト。
などが挙げられますが、そんな吉田監督ならでは手腕が、
今回、主演の石原さとみさんや中村倫也さんによって、どう更新されていくのか?
多作な監督の過去作の中から、
2010年の「さんかく」と比較しながら考えていきます。
「ミッシング」を楽しみにしているあなたも、知らなかったあなたも、
吉田恵輔監督を知っているあなたも、まだ知らないというあなたも、
お好きな時間にお好きな場所で是非。
番組の感想は #オーシネマ をつけてポストしてください。