12分

ウォーロード/男たちの誓‪い‬ 勝手にシネマ!

    • 個人ジャーナル

<第15回>ウォーロード/男たちの誓い

監督:ピーター・チャン
主演 ジェット・リー アンディ・ラウ 金城武 他
公開:2009年

~あらすじ~
19世紀、清朝末期の中国。政治の腐敗が引き起こした太平天国の乱を抑えるために、朝廷は身分を問わず兵士を集める。その結果、山賊、匪賊、ありとあらゆる人間が正規軍に参加することとなった。そんな中、清の将軍パン・チンユンは太平軍との戦闘で1600名の部下を失う。失意のうちに彷徨っていた彼は、リィエンと運命的な出会いを果たし、一夜を共にする。町でチャン・ウーヤンと出会ったパンは、彼の村に案内され、800人の盗賊のリーダー、ツァオ・アルフと知り合う。彼の妻が、前夜の女リィエンだった。その事実にショックを受けるパン。その晩、村は悪名高い将軍ホー・クイの軍から略奪を受け、屈辱にまみれる。太平軍との戦闘でホー・クイの裏切りに遭ったパン、アルフ、ウーヤンの3人は、ここに“死ぬときは3人一緒に”と、義兄弟の契り=投名状を交わし、正規軍に参加する。

cinema15

<観賞後記>
「ジェット・リー×アンディ・ラウ×金城武、3大スター夢の共演!
 魂を揺さぶる男たちのドラマが始まる!」
というキャッチフレーズ。

3人が義兄弟の契りをむすぶストーリー。
舞台は太平天国の乱で揺れる清朝末期。
乱の制圧に派遣されたパン将軍は、
仲間であるクイ将軍の部隊に裏切られ、
部下をすべて死なせてしまう。
一人生き残ったパン将軍は、
盗賊の頭アルフと盗賊ウーヤンと出会う。
ウーヤンはパンを盗賊に引き入れようとするが、
アルフはパンが官軍の人間であったことから、
仲間には入れられないという。
しかし、そんな盗賊の村に清の軍がやってくる。
盗賊のアルフたちは屈辱的な扱いを受ける。
そんなアルフにパンは軍に入らないかと持ちかける。
パンを信用出来ないアルフは、
運命を共にすることを誓うため
「投命状」の誓いを立てる事を条件にする。

と、こんな展開なのだが、
パン将軍とアルフが分かり合うまでが、
意外と早く展開してしまうために、
後半になっての二人の思いが、
効きづらくなっているのが、ちょっと残念。
もう少し前半を丁寧に描いて、
戦闘シーンを短めにしても良かったのではないか?
個人的にはそう感じました。

大義のための犠牲は必要なのか?
結局は使う側と使われる側と分かれるのか?
そんなテーマは、
現代も全く変わらない。
国と国との紛争、
またグローバル化した企業間、
また企業内での抗争。
いつまでたっても、人は学べないのか。
難しい問題です。

男臭い映画です。

オススメ度 ☆☆☆☆☆☆(68点)
(D)

<第15回>ウォーロード/男たちの誓い

監督:ピーター・チャン
主演 ジェット・リー アンディ・ラウ 金城武 他
公開:2009年

~あらすじ~
19世紀、清朝末期の中国。政治の腐敗が引き起こした太平天国の乱を抑えるために、朝廷は身分を問わず兵士を集める。その結果、山賊、匪賊、ありとあらゆる人間が正規軍に参加することとなった。そんな中、清の将軍パン・チンユンは太平軍との戦闘で1600名の部下を失う。失意のうちに彷徨っていた彼は、リィエンと運命的な出会いを果たし、一夜を共にする。町でチャン・ウーヤンと出会ったパンは、彼の村に案内され、800人の盗賊のリーダー、ツァオ・アルフと知り合う。彼の妻が、前夜の女リィエンだった。その事実にショックを受けるパン。その晩、村は悪名高い将軍ホー・クイの軍から略奪を受け、屈辱にまみれる。太平軍との戦闘でホー・クイの裏切りに遭ったパン、アルフ、ウーヤンの3人は、ここに“死ぬときは3人一緒に”と、義兄弟の契り=投名状を交わし、正規軍に参加する。

cinema15

<観賞後記>
「ジェット・リー×アンディ・ラウ×金城武、3大スター夢の共演!
 魂を揺さぶる男たちのドラマが始まる!」
というキャッチフレーズ。

3人が義兄弟の契りをむすぶストーリー。
舞台は太平天国の乱で揺れる清朝末期。
乱の制圧に派遣されたパン将軍は、
仲間であるクイ将軍の部隊に裏切られ、
部下をすべて死なせてしまう。
一人生き残ったパン将軍は、
盗賊の頭アルフと盗賊ウーヤンと出会う。
ウーヤンはパンを盗賊に引き入れようとするが、
アルフはパンが官軍の人間であったことから、
仲間には入れられないという。
しかし、そんな盗賊の村に清の軍がやってくる。
盗賊のアルフたちは屈辱的な扱いを受ける。
そんなアルフにパンは軍に入らないかと持ちかける。
パンを信用出来ないアルフは、
運命を共にすることを誓うため
「投命状」の誓いを立てる事を条件にする。

と、こんな展開なのだが、
パン将軍とアルフが分かり合うまでが、
意外と早く展開してしまうために、
後半になっての二人の思いが、
効きづらくなっているのが、ちょっと残念。
もう少し前半を丁寧に描いて、
戦闘シーンを短めにしても良かったのではないか?
個人的にはそう感じました。

大義のための犠牲は必要なのか?
結局は使う側と使われる側と分かれるのか?
そんなテーマは、
現代も全く変わらない。
国と国との紛争、
またグローバル化した企業間、
また企業内での抗争。
いつまでたっても、人は学べないのか。
難しい問題です。

男臭い映画です。

オススメ度 ☆☆☆☆☆☆(68点)
(D)

12分