3エピソード

かつて、心理臨床の事例研究法については、科学的な学問としての要件である客観性にかけるとの批判があった。それゆえ、心理臨床の先達は、事例研究の普遍性を示すことに非常の苦労をされてきた。このような事例研究の地道な積み重ねによて、心理臨床は今日の深化を得ることができたと言っても過言ではないだろう。そこには、人間の糸や操作を超えた事象が現れ出たのであって、それこそがわれわれに豊かな「知」をもたらした。これらの事象との出会い、この「臨床の知」に対する真摯な態度こそ、われわれが培ってきたものである。本講義では、更に歩みを進めて、事例研究によって明らかになた心理臨床のこの「出会い」においては、「科学性」についての新たな視点ともなる「知」が現れ出たことをお示ししたい。

伊藤良子(教育学研究科教授)「心理臨床と科学性」 Kyoto University

    • Podcast
    • 4.2、5件の評価

かつて、心理臨床の事例研究法については、科学的な学問としての要件である客観性にかけるとの批判があった。それゆえ、心理臨床の先達は、事例研究の普遍性を示すことに非常の苦労をされてきた。このような事例研究の地道な積み重ねによて、心理臨床は今日の深化を得ることができたと言っても過言ではないだろう。そこには、人間の糸や操作を超えた事象が現れ出たのであって、それこそがわれわれに豊かな「知」をもたらした。これらの事象との出会い、この「臨床の知」に対する真摯な態度こそ、われわれが培ってきたものである。本講義では、更に歩みを進めて、事例研究によって明らかになた心理臨床のこの「出会い」においては、「科学性」についての新たな視点ともなる「知」が現れ出たことをお示ししたい。

カスタマーレビュー

4.2/5
5件の評価

5件の評価

Shimarisu416

これは

いいですp(^_^)q

他のリスナーはこちらのサブスクリプションにも登録しています

Kyoto Universityのその他の作品