経済学999

Daisuke Moriwaki

経済学999は経済学を軸にビジネスや行政の第一線で活躍している人たちと世に出ない苦労話や思いなどを語らう音声コンテンツです。 ホスト:サイバーエージェント 森脇大輔 @dmoriwaki 不定期更新

  1. 2024/06/06

    引き裂かれる役をやりたい(株式会社マネーフォワード グループ執行役員CoPA兼Fintech研究所長 瀧俊雄さん)

    瀧さんに再度ご出演いただき前回聞けなかったマネーフォワードのデータを使った研究論文の経緯、オルタナデータの活用やEBPMのあるべき姿、デジタル行財政改革に対する思い、今後のキャリア展望などについて語っていただきました。 聞き手:今井誠さん(エコノミクスデザイン)、森脇大輔(サイバーエージェント) 10万円給付金の研究へのデータ提供の経緯(1:40~) ▼マネーフォワードでPh.D.取った人が10人出たらかっこいい▼家計調査の弱点を補えるデータ▼社内での優先順位▼海外では会計ソフトと政府が連携▼定額給付金のターゲットを巡る対立▼銀行データを使った先行研究▼銀行データではできないこと▼世帯によって違う給付金の効果が明らかに▼限界消費性向の推定▼政策転換の示唆▼省庁関係者への説明▼ネガティブな反応も▼ダメだったら辞めればいい▼政府のエンドースの必要性▼ヘッジファンド中心のオルタナデータ市場▼家計簿データの代表性の問題▼日銀の研究への協力▼データ利活用における社内ガバナンス体制▼緊急事態における企業データの開放▼データ活用の条件▼方向性のないデータ同士をぶつけてもカオスが生まれるだけ▼目的を定めてコンソーシアムを組むべき▼Howの議論だけでなくWhatの議論を▼データ利活用の「税金」▼リクルーティングには有効▼守りだけでないデータ管理の責任▼データの価値を示すのも企業責任の一端 EBPMの現在地と今後(29:00~) ▼客観的な言葉になってきた「EBPM」▼まずは一回使って次のタイミングではデータが取れるようにする▼あまりにひどい政策への目端がきくように▼家計が黒字でも統合政府が赤字の状況▼家計管理くらいのレベルで財政を管理して納得感を▼システム経費の捉え方を変える▼政府支出のROIに時間削減も含めるべき▼アメリカSECのレポートの衝撃▼霞が関のインセンティブ構造の問題▼各省庁にデータ分析のリソースを▼吉川洋教授のデータサイエンス重視の姿勢▼徴税、統計、貨幣が腐ると国家の体をなさなくなる▼統計を行政業務の近くに▼統計業務を評価をする仕組みに▼仕事には必ず数字はついてまわる▼ 今後のキャリアについて(41:30~) ▼仕事に恵まれた▼下駄を履いてる状況▼デジ行財の「財」の部分に想い▼日本にとってタフな選択が待っている▼社会分断をさせずに子どもを産みたい社会に▼理論的には引き裂かれる役をやりたい▼バックトゥーザフューチャーPt.2▼政府はもっとトレードオフを▼池尾先生の「日本経済の隘路」から20年▼家計簿の統合政府版を作る▼予測市場の活用▼Fintechは未来予測のツール ◆参考資料◆ 特別定額給付金が家計消費に与える影響に関する研究論文(プレスリリース、論文) 銀行データを用いた研究(論文) 日銀における研究(論文1、論文2) デジタル行財政改革会議への提出資料(リンク) プロトタイプ研究所「提言4」(リンク) 池尾和人「銀行はなぜ変われないのか: 日本経済の隘路」(Amazon)

    48分
  2. 2024/05/09

    マネーフォワード創業秘話Part.2(株式会社マネーフォワード グループ執行役員CoPA兼Fintech研究所長 瀧俊雄さん)

    引き続き瀧さんにお話を伺っています。 後半ではマネーフォワード創業時の仕事や最近の政府委員等の活動についてお伺いしました。 ノーベル経済学賞受賞者の起業とIPO▼投資が低迷していた確定拠出年金に着目▼人生を賭けてもやってもいいビジネスの発見▼ピーター・ティールに相談▼50人中たった一人反対した辻さん▼マニアックだったFintech▼ロボアドの手前▼日本国内でピッチ▼ソーシャル要素を検討▼起業まで1年潜伏活動▼南壮一郎さんのアドバイス▼アイデアは実現していないと価値がない▼研究者としての限界▼好きと得意は違う▼逃避としての起業▼もっとも戦線を割くべきはユーザー行動の理解▼毎晩SQLでユーザーを分析▼黒い画面の数字が喋り始める▼オンラインサービスの苦情はかたちを変えた叱咤激励▼BtoCサービスにおける謎の肯定感への危機感▼ユーザー分析をもとにCOO権限でサービスを改善▼人口減少社会における競争法▼インフラサービスが直面する課題▼API化による銀行業の変革▼ナラティブが好きすぎる日本人▼マネーフォワード創業期と相似形の現代日本▼プロトタイプ研究所の活動▼幼少期壊したかった日本社会の持続可能性を模索する立場に 瀧さんがレギュラー出演されているpodcast mf.fm - エムエフエフエム mffm - エムエフエフエム | Podcast on Spotify 併せて読むと面白さが2倍! Amazon.co.jp: 失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと eBook FinTech入門 | 辻 庸介, 瀧 俊雄 |本 | 通販 | Amazon 瀧さんが有識者構成委員を務められている官邸会議 デジタル行財政改革会議 落合弁護士と一緒に運営されている研究所 プロトタイプ政策研究所

    21分
  3. 2024/04/18

    量は質を凌駕する(Sansan株式会社研究開発部 西田貴紀さん)

    引き続きSansanの西田貴紀さんにお話を伺っています。 1 on 1で西場さんに教えを請う▼量は質を凌駕する▼3日で100個アイデアを書き出す▼フィードバックを集める、人に聞きに行く▼ヒアリングの勘所がわかるようになってきた▼ヒアリングを鵜呑みにせずに定量化する▼今人力でリソースをかけているところを置き換えに行く▼とにかく困っているところを探す▼研究開発部の評価▼自分たちの分析技術から、だけではなく課題から意識するように▼マーケットインの考え方▼個人のキャリアに応じた仕事の仕方▼V2MOM▼採用戦略▼データ活用の知見と事業課題両方できる人、ユーザーに目を向ける人が足りない▼事業貢献に重点をおいた研究開発組織▼それぞれの人の強みを活かせるプロジェクトをつくる▼できるだけシングルタスク▼チケット48時間ルール、1、2チケットルール▼定期的にルールを整備する▼部門と共通のOKRを持つ▼部門側の依頼をそのまま受けてしまうとうまくいかないことも▼現場同士で共通OKRを持つ▼営業目標を共有することも▼Howは委ねる▼中長期の目標は期限を書く▼to doリストにしない▼コミットするOKRと野心的なOKRのバランス Measure What Matters https://www.amazon.co.jp/Measure-What-Matters-%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%AE%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E3%81%8CGoogle%E3%81%AB%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%9F%E6%88%90%E5%8A%9F%E6%89%8B%E6%B3%95-%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/4532322405

    25分

番組について

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