40分

『忠厚伝』✴︎燃えよ!知性の剣も ―和算とLOVEとアメリカと― ✴︎日本史別天地✴︎合情記シリーズ第4弾✴‪︎‬ 日本史別天地

    • ドラマ

『忠厚伝』合情記
脚本:みなとかおる
《出演者》
松平忠厚(二十一歳)     アライジン
松平忠礼(二十三歳)     森山高至
カリー・サンプソン(十九歳) 三輪和音
アレックス(二十三歳)    林和夫
松平忠固(回想)       
吉田朱鷺蔵(四十一歳)    氏家信樹
門倉伝次郎(五十二歳)    大矢敏幸 
おみつ (十八歳)      三輪和音
弥左衛門(四十歳)      氏家信樹
白人の男 ジョン       ひと:みちゃん
酒場の女 メアリー      三輪和音
ナレーション         三輪和音


日本史別天地
https://www.devision-division.com
編集:三輪和音
音楽協力:メカエルビス

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燃えよ!知性の剣も
―和算とLOVEとアメリカと―

江戸時代の日本で和算が世界レベルに発達したことをご存じの方も多いと思いますが、
明治初期にアメリカに留学して、その才能を発揮し、かの地で土木工学の優れた業績を残した松平忠厚(ただあつ)という人物を知っている人は少ないでしょう。
また、最後の上田藩主であった彼の兄の
忠礼(ただなり)も一緒に留学し、苦労の末にラトガース大学を卒業した数少ない日本人の一人だということも知られていません。
幕末の混沌とした時代に上田藩主で老中でもあった松平忠固の子息として生まれ、武家の教育を受け、アメリカで異なる文明、文化と出会い、知性の剣を振るったプリンスの物語をお送りします。




第4作は、幕末の混沌とした時代に上田藩主の子息として育てられ、明治初期に父の松平忠固の遺志に従い、新しい知識を学ぶためにアメリカへ留学した若き兄弟、忠礼(ただなり)と忠厚(ただあつ)の物語です。
鎖国を国是とした日本で開国をめぐり徳川斉昭、井伊直弼と対峙し、実質的に開国へと導いた忠固同様、この兄弟も今まで歴史の表舞台に出ることはありませんでした。しかし、レベルの高い和算の才能を生かし、優れた業績を残した二人はもっと知られてよいと思います。異なる文化の中で苦闘する若き兄弟の物語を今回は立場の異なる男女の関係、人種間の軋轢も描き、大きな歴史の流れの中で国と国の関係にも思いをはせるように描いてみました。

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【あらすじ】
明治に年号が変わる慶応四年(一八六八年)には、まだ甲州街道沿いの村をも巻き込む混乱が続いていたが、新政府が発足した明治初期、アメリカ人宣教師たちの勧めもあり、岩倉具視や勝海舟の子息などが続々とアメリカへ留学をしていた。そのような時、明治五年(一八七二年)亡き父、松平忠固の遺訓に従い、忠礼、忠厚の兄弟は私費でラトガース大学への留学を果たす。グラマースクールで英語の習得に打ち込む二人だが、秀才型の兄と天才型の弟は次第に溝を深めていく。和算と測量の知識に優れ、モニトルと呼ばれるクラス代表に選ばれるほど人望のある忠厚はグラマースクールを予定よりも短期間で切り上げ、他大学へ移り土木工学の研究に打ち込む。兄はラトガース大学の理学部に進み、留年をしながら卒業までこぎつける。兄の忠礼は、父の意思に従い上田藩主を継いだが、兄弟の側室の身分の違いによりお家騒動が起き、また、大政奉還後に自らが下した判断にも苦しむ。やがて忠礼は卒業が決まり、日本への帰国の準備

『忠厚伝』合情記
脚本:みなとかおる
《出演者》
松平忠厚(二十一歳)     アライジン
松平忠礼(二十三歳)     森山高至
カリー・サンプソン(十九歳) 三輪和音
アレックス(二十三歳)    林和夫
松平忠固(回想)       
吉田朱鷺蔵(四十一歳)    氏家信樹
門倉伝次郎(五十二歳)    大矢敏幸 
おみつ (十八歳)      三輪和音
弥左衛門(四十歳)      氏家信樹
白人の男 ジョン       ひと:みちゃん
酒場の女 メアリー      三輪和音
ナレーション         三輪和音


日本史別天地
https://www.devision-division.com
編集:三輪和音
音楽協力:メカエルビス

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燃えよ!知性の剣も
―和算とLOVEとアメリカと―

江戸時代の日本で和算が世界レベルに発達したことをご存じの方も多いと思いますが、
明治初期にアメリカに留学して、その才能を発揮し、かの地で土木工学の優れた業績を残した松平忠厚(ただあつ)という人物を知っている人は少ないでしょう。
また、最後の上田藩主であった彼の兄の
忠礼(ただなり)も一緒に留学し、苦労の末にラトガース大学を卒業した数少ない日本人の一人だということも知られていません。
幕末の混沌とした時代に上田藩主で老中でもあった松平忠固の子息として生まれ、武家の教育を受け、アメリカで異なる文明、文化と出会い、知性の剣を振るったプリンスの物語をお送りします。




第4作は、幕末の混沌とした時代に上田藩主の子息として育てられ、明治初期に父の松平忠固の遺志に従い、新しい知識を学ぶためにアメリカへ留学した若き兄弟、忠礼(ただなり)と忠厚(ただあつ)の物語です。
鎖国を国是とした日本で開国をめぐり徳川斉昭、井伊直弼と対峙し、実質的に開国へと導いた忠固同様、この兄弟も今まで歴史の表舞台に出ることはありませんでした。しかし、レベルの高い和算の才能を生かし、優れた業績を残した二人はもっと知られてよいと思います。異なる文化の中で苦闘する若き兄弟の物語を今回は立場の異なる男女の関係、人種間の軋轢も描き、大きな歴史の流れの中で国と国の関係にも思いをはせるように描いてみました。

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【あらすじ】
明治に年号が変わる慶応四年(一八六八年)には、まだ甲州街道沿いの村をも巻き込む混乱が続いていたが、新政府が発足した明治初期、アメリカ人宣教師たちの勧めもあり、岩倉具視や勝海舟の子息などが続々とアメリカへ留学をしていた。そのような時、明治五年(一八七二年)亡き父、松平忠固の遺訓に従い、忠礼、忠厚の兄弟は私費でラトガース大学への留学を果たす。グラマースクールで英語の習得に打ち込む二人だが、秀才型の兄と天才型の弟は次第に溝を深めていく。和算と測量の知識に優れ、モニトルと呼ばれるクラス代表に選ばれるほど人望のある忠厚はグラマースクールを予定よりも短期間で切り上げ、他大学へ移り土木工学の研究に打ち込む。兄はラトガース大学の理学部に進み、留年をしながら卒業までこぎつける。兄の忠礼は、父の意思に従い上田藩主を継いだが、兄弟の側室の身分の違いによりお家騒動が起き、また、大政奉還後に自らが下した判断にも苦しむ。やがて忠礼は卒業が決まり、日本への帰国の準備

40分