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愛憎入り混じる親子のしがらみ描く ヨアキム・トリアー監督「センチメンタル・バリュー」公開決定

「愛憎入り混じる親子のしがらみ描く ヨアキム・トリアー監督「センチメンタル・バリュー」公開決定」   第78回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、ヨアキム・トリアー監督最新作「センチメンタル・バリュー」が、2026年2月20日より劇場公開されることが決まった。 「センチメンタル・バリュー」は、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみをテーマとした作品。オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演を娘に依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スターのレイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく。