落丁ラジ‪オ‬ Rakcho

山尾悠子『飛ぶ孔雀』文庫化記念展示／「薔薇色の脚」中川多理
中川多理人形展「Till Dawn――暁に」

ギャラリーパラボリカ・ビスの最後の展示に行ってきました。
山尾悠子「夢の棲む街」のフェミニズム要素のこと。
澁澤龍彦『高丘親王航海記』とブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』を同時に見たことで感じた、美しさの多様性のこと。
改めて中川多理の人形たちの存在感と、パラボリカ・ビスの空間そのものへの名残惜しさのこと。

言及している作品のスライドショーは以下のリンク先で見られます。
山尾悠子『飛ぶ孔雀』文庫化記念展示／「薔薇色の脚」中川多理
中川多理人形展「Till Dawn――暁に」

興味を持った方は第8話も合わせてどうぞ
山尾悠子＋中川多理『翼と宝冠』展　少女をやらなかった姉と少女を手放さない妹

『ウルフウォーカー』
対立を乗り越えて絆を深める女の子の話ではあるのだけど……。
一見幸せなラストに、姉妹がショックを受けた理由は？
『ウルフウォーカー』オフィシャルサイト
https://child-film.com/wolfwalkers/

『もののけ姫』



ジブリ映画に対し、いつしか女性として居心地の悪さを覚えていた姉妹。
でも改めて観たら、「周縁」の人々の生き辛さが誠実に描かれていました。
強い女性を見たい姉妹が語るのはもちろんあのキャラです。

『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』

子供時代に大好きだった若草物語。
でも、女性は結婚するか死ぬしかないのが辛かった。
そんな姉妹を救ってくれる、現代的なフェミニズム映画になっていました。

『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』オフィシャルサイト
https://www.storyofmylife.jp/

『マシュー・ボーン IN CINEMA／ロミオとジュリエット』

ダンスで女性が華の役割を持ってしまうのが嫌だったこと、マシュー・ボーン版『白鳥の湖』で身体に出会い直したことなどの話です。
「ラブごと現代的に再解釈！？嬉しいな」

『マシュー・ボーン IN CINEMA／ロミオとジュリエット』公式サイト
http://mb-romeo-juliet.com/

『マシュー・ボーン IN CINEMA ／ 白鳥の湖』オフィシャルサイト
http://matthewbournecinema.com/

姉妹はまたしても「友達」にこだわり始めました。「友達のいない女の子が描かれた漫画には真実がある」と言っています。漫画『赤白つるばみ』と『かげきしょうじょ‼︎』の共感ポイントと推しポイントを語る回です。