長内那由多のMovie Note Nayuta Osanai
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映画・海外ドラマライターの長内那由多が最近見た映画やTVシリーズについてお喋りする不定期配信、ひとり遊びのポッドキャストです。
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5月の注目作『恋するプリテンダー』『バティモン5 望まれざる者』
今回はひと足早く5月劇場公開の注目作2本をネタバレなしで紹介。世界中で特大級のヒットを記録した『Anyone but You』が邦題『恋するプリテンダー』となって5/10に日本上陸。ラブコメ映画久々の大当たりに期待してみると…まったく新しくない?ポリティカル・コレクトネス以前、90年代まではハリウッド製ラブコメが世界の共通言語、文化だった?( 12:00 頃より)ラジ・リ監督の最新作『バティモン5 望まれざる者』が5/24より公開。ラジ・リは現代フランス映画最重要監督の1人?“郊外団地スペクタクル映画”というジャンルを確立?2010年代に急速に変化したヨーロッパの景色とは?
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#恋するプリテンダー #グレンパウエル #シドニースウィーニー #バティモン5 #ラジリ #映画 #洋画
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ドキュメンタリー映画3選『マリウポリの20日間』『美と殺戮のすべて』他
今年のアカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作『マリウポリの20日間』が4月26日より劇場公開。ロシア軍の迫る中、マリウポリで決死の取材を試みたAP通信記者たち。悲惨な戦場の現実を伝えるドキュメンタリーである一方、手に汗握る後半部の構成力に舌を巻く。映画とは何か?オスカー受賞時「この映画を撮りたくなかった」とスピーチした監督チェルノフの言葉が頭を過る。( 9:54 頃より)2022年のヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作がようやく日本公開。ローラ・ポイトラス監督の『美と殺戮のすべて』は「生き延びることがアートだった」と語る写真家ナン・ゴールディンの生涯を追いながら、個人と社会、アートと政治の関係性を浮かび上がらせていく。オピオイド危機についてはNetflixのTVシリーズ『ペイン・キラー』が詳しいのでこちらもどうぞ。( 21:12 頃より)今年のアカデミー賞では短編ドキュメンタリー賞にノミネートされていた『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』は愛らしい1本。人に歴史あり。ドキュメンタリーは私たちにまだ見ぬ世界を教え、人間への洞察を深めてくれるのだ。
#映画 #洋画 #アカデミー賞 #マリウポリの20日間 #美と殺戮のすべて #ナンゴールディン
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【おしらせ】
共同通信社より「ピークTV米ドラマの黄金期」と題して近年の傑作TVシリーズを紹介する短期連載を行っています。4/21時点で西日本新聞、岩手日報にて掲載されています。お近くの方はぜひ御覧ください。
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家で映画を観るのもいいぞ『ロードハウス』『ミュージック』他
映画館に行く時間が取れないため、自宅で新作配信映画を観る長内。WOWOWで日本初公開の映画『こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語』を。ヒット曲の替え歌で一世を風靡したアル・ヤンコビックの自伝映画もパロディになっている?( 9:00 頃より)Prime Videoで配信中の『ロードハウス 孤独の街』は89年のパトリック・スウェイジ主演作をダグ・リーマン監督、ジェイク・ギレンホール主演でリメイク。丁度よい湯加減の“普通のハリウッド映画”にゴキゲン!( 16:52 頃より)同じくPrime Videoで配信中の『ミュージック 僕だけに聴こえる音』は拾い物の好編。共感覚を描いたミュージカル青春ラブコメディ。埋もれさせておくのはもったいない。
【おしらせ】
リアルサウンドに『オッペンハイマー』のレビューを寄稿しています。ぜひ御一読下さい。
https://realsound.jp/movie/2024/04/post-1625183.html
#映画 #洋画 #PrimeVideo #ダニエル・ラドクリフ #ジェイク・ギレンホール #ミュージカル
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人が出逢うということ『パストライブス』他
実はロマンス映画が大好きな長内。楽しみにしていた『パストライブス 再会』がついに公開。でも思っていたのとちょっと違った?見た人の数だけ感情移入できるポイントが違う映画?past lives=前世というタイトルは何を指しているのか?自身の人生と恋愛観も引き寄せずにはいられない映画。いつしか番組は恋愛談義となり、とめどないまま長内の生涯のお気に入りである『ビフォア・サンセット』や、昨年のフェイバリット『別れる決心』など、大好きなロマンス映画のトークへ。今回はまったりとお聞きください。
#パストライブス #映画 #洋画 #恋愛
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『オッペンハイマー』天才科学者は核分裂の夢を見るか?
クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』がついに公開。3時間を怒涛の勢いで駆け抜けるストーリーテリングはオッペンハイマーの思考スピード?人類が愚行を重ね、転落する早さ?観客を脱落寸前まで振り回し、しがみつかせるため?ノーラン映画にはコントロールできないが、使わずにはいられない力が度々登場している?俳優がノーラン演出を超えた瞬間に傑作が誕生する?フローレンス・ピュー演じるジーン・タトロックは『インセプション』のマリオン・コティヤール枠?日本では奇しくも同時期公開の『DUNE PART2』との共通点も多々ある本作、大きな違いは脇役のキャスティングに有り?なぜヒロシマ、ナガサキの惨状が描かれないのか?『オッペンハイマー』は“政治的プラカード”を拒否している?これは主観の映画であり、最後の公開地が日本であることで“完成”している?
#オッペンハイマー #クリストファーノーラン #洋画 #映画
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『マスターズ・オブ・ザ・エアー』の低空飛行、他2本
ビッグネームが揃った『マスターズ・オブ・ザ・エアー』。AppleTV+の勝負作はなかなか高高度に到達しない?ミリタリー描写に萌えるが、戦時下に戦争モノを製作する意味、政治性とは?( 15:43 頃より)4月27日より公開される『システム・クラッシャー』は、良品発掘を続ける配給会社クレプスキュールフィルムの最新作。9歳の主演ヘレナ・ツェンゲルの天才的演技は衝撃。言葉による定義化は問題を解決できるのか? (22:50頃より)日本では配信スルーとなった『神さま聞いてる?これが私の生きる道?!』は快作『スウィート17モンスター』の監督ケリー・フレモン・クレイグの新作。等身大の11歳像と並び、レイチェル・マクアダムス扮する母親が最高。母娘揃って観るのも良いかも。
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#洋画 #映画 #海外ドラマ #AppleTV+ #試写
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