9本のエピソード

 響きとは室内(正確には地面や障害物、建築物がある限り屋外でも…)において必ず起こる現象です。普段あまり意識していませんが実は私たちはあらゆる音(自分の発する声も)をこの響きも含めて耳にしているのです。残響とは字の通り室内で発せられた音が響きとなって残る現象です。この現象は音楽演奏にとって非常に重要なものとなってきます。そもそも民族音楽や私たちの馴染みのある邦楽(能楽など)は屋外で演奏されてきました。そういう音楽的観点から見ると、残響とはあまり縁がなかったのでしょうか?現在のいわゆる音楽専門ホールは実はヨーロッパを中心とする教会音楽から始まったようです。中世ヨーロッパにおいて、教会内ではパイプオルガンの演奏や、合唱などが行われていました。そこで耳にしているいる演奏音などはその楽器から出る音プラス残響音なのです。教会の形状次第で様々な残響が起こります。より美しい響きを求めて時代と共に人々はその残響を考慮に入れて教会を建築するようになります。そこから派生したのが音楽専門ホールになる訳です。時代によって音楽の流れがある様に、それに合わせる様にその演奏にあった残響が出るように専門ホールが建築されていきました。最適な残響時間は現代においては科学的分析の元で検証されてきました。普段音楽専門ホールで行われているオーケストラのコンサートなどではこういった残響が考慮されているわけです。もちろんこれは聴く側だけでなく、演奏者も同様に残響を意識しているわけです。たとえば、同じオーケストラ編成で同じ曲を演奏したとしても、どこのホールで演奏するかで残響が変わってくるわけです。また、音とはあらゆるものに反射するわけですからそのホールに来ている観客にも反射します。正確にはホールにどれくらい観客が入っているか?ということでも残響は変化してきます。そういった点は普段私たちはあまり意識していませんが、今後は心地良い音楽を鑑賞する際はそういった響きも意識しながら演奏などを聴くとまた違った楽しみ方が出来るのではないしょうか?

音楽と科‪学‬ SCIENCE CHANNEL

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 響きとは室内(正確には地面や障害物、建築物がある限り屋外でも…)において必ず起こる現象です。普段あまり意識していませんが実は私たちはあらゆる音(自分の発する声も)をこの響きも含めて耳にしているのです。残響とは字の通り室内で発せられた音が響きとなって残る現象です。この現象は音楽演奏にとって非常に重要なものとなってきます。そもそも民族音楽や私たちの馴染みのある邦楽(能楽など)は屋外で演奏されてきました。そういう音楽的観点から見ると、残響とはあまり縁がなかったのでしょうか?現在のいわゆる音楽専門ホールは実はヨーロッパを中心とする教会音楽から始まったようです。中世ヨーロッパにおいて、教会内ではパイプオルガンの演奏や、合唱などが行われていました。そこで耳にしているいる演奏音などはその楽器から出る音プラス残響音なのです。教会の形状次第で様々な残響が起こります。より美しい響きを求めて時代と共に人々はその残響を考慮に入れて教会を建築するようになります。そこから派生したのが音楽専門ホールになる訳です。時代によって音楽の流れがある様に、それに合わせる様にその演奏にあった残響が出るように専門ホールが建築されていきました。最適な残響時間は現代においては科学的分析の元で検証されてきました。普段音楽専門ホールで行われているオーケストラのコンサートなどではこういった残響が考慮されているわけです。もちろんこれは聴く側だけでなく、演奏者も同様に残響を意識しているわけです。たとえば、同じオーケストラ編成で同じ曲を演奏したとしても、どこのホールで演奏するかで残響が変わってくるわけです。また、音とはあらゆるものに反射するわけですからそのホールに来ている観客にも反射します。正確にはホールにどれくらい観客が入っているか?ということでも残響は変化してきます。そういった点は普段私たちはあまり意識していませんが、今後は心地良い音楽を鑑賞する際はそういった響きも意識しながら演奏などを聴くとまた違った楽しみ方が出来るのではないしょうか?

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    音楽と科学  (1)音楽専門ホールにおける残響音とは?

    音楽と科学  (1)音楽専門ホールにおける残響音とは?

    2001年 29分 音楽と科学

     響きとは室内(正確には地面や障害物、建築物がある限り屋外でも…)において必ず起こる現象です。普段あまり意識していませんが実は私たちはあらゆる音(自分の発する声も)をこの響きも含めて耳にしているのです。残響とは字の通り室内で発せられた音が響きとなって残る現象です。この現象は音楽演奏にとって非常に重要なものとなってきます。そもそも民族音楽や私たちの馴染みのある邦楽(能楽など)は屋外で演奏されてきました。そういう音楽的観点から見ると、残響とはあまり縁がなかったのでしょうか?現在のいわゆる音楽専門ホールは実はヨ

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    花房千恵美 (司会)   溝口武俊 (コメンテーター) 武蔵野音楽大学教授

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    音楽と科学  (2)音楽の癒しと生理的な現象は?

    音楽と科学  (2)音楽の癒しと生理的な現象は?

    2001年 29分 音楽と科学

     音楽によって癒されるとはどういうことかを科学的に検証します。?「癒し音楽」は脳波にどんな影響を与すか。→α波(リラックスした時に出る脳波が増加した)?オシロスコープ(体温測定器)で手の温度を測ると癒し音楽を聞くと体温が上昇し、リラックスしていくのがよく分かる。

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    貫 行子 バイオミュージック研究所、所長  花房 千恵美 個人  バイオミュージック研究所、所長

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    音楽と科学  (3)倍音ってなあに?

    音楽と科学  (3)倍音ってなあに?

    2001年 29分 音楽と科学

     倍音という言葉は普段私たちにはあまり馴染みのないものですが、実は私たちが耳にしているあらゆる音にはこの倍音というものが含まれているのです。そういう意味においてはもっとも馴染みのあるものと言えるかもしれません倍音を説明する上でまず、音とは何か?という事が問題になってきます。音とは空気やその他の物体の振動なのです。その振動の速さを人間は音の高さとして感知するのです。振動の速さは振動数として普通、Hz(ヘルツ)で表します。 倍音とは私たちが感知した音の他に、実はもっと高い音域にごく小さく含まれる音の事なのです

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    花房千恵美(司会)   田代ユリ(ゲスト) ピアノ、オルガン、作編曲

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    音楽と科学  (4)日本の楽器の特徴を西洋と比べると?

    音楽と科学  (4)日本の楽器の特徴を西洋と比べると?

    2001年 29分 音楽と科学

     数ある楽器の中で、日本の代表的な楽器、尺八・三味線・琴、西洋の代表的な楽器、フルート・ギター・三味線をとりあげ、実際に演奏しながら、或らゆる角度から分析する。[尺八  vs フルート ] …高音、低音に幅広くエネルギーが含まれている。雑音も表現方法として利用               … エネルギーの幅は狭いが、音が接続している。雑音が殆どない。[三味線 vs ギター ] …バチを使ってアタック音が強い、フレットがないため、中間音が出る。              …爪で演奏するためアタック音が弱

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    森重 行敏 コメンテイター  花房 千恵美 リポーター  岡 久美子 浜松市楽器博物館  浜松市楽器博物館   現代邦楽研究所 スタジオ  コメンテイター

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    音楽と科学  (5)絶対音感ってどうなってるの?

    音楽と科学  (5)絶対音感ってどうなってるの?

    2001年 29分 音楽と科学

     今回の「音楽と科学」では今、情操教育のひとつとして注目されている「絶対音感」について考えていきます。「絶対音感」とは何か、その習得方法、メカニズムを一音会ミュージックスクールの江口寿子先生、榊原彩子先生に解説をしていただきます。また、絶対音感教育を受けている生徒さんたちのレッスン風景も紹介していきます。さらに東京学芸大学講師の中野孝紀に「絶対音感」と「相対音感」との違い、「絶対音感」と音楽との関係について、絶対音感能力のメリット、デメリットを含め解説していただきます。

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    花房千恵美(司会) フリー  中野孝紀(コメンテーター) 東京学芸大学講師  江口寿子 一音会ミュージックスクール  榊原彩子 一音会ミュージックスクール  フリー

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    音楽と科学  (6)楽器の音色(ねいろ)はなぜ違うの?

    音楽と科学  (6)楽器の音色(ねいろ)はなぜ違うの?

    2001年 29分 音楽と科学

      番組では楽器の音色の違いについて科学的に検証していきます。?楽器は金管楽器、木管楽器、弦楽器に分けられ一般的によく知られているトランペット、クラリネット、バイオリンの音がでる空気の原理を紹介。それぞれの楽器の音の特徴も科学的に紹介。?トランペット、クラリネット、バイオリンの音色をスペクトラムアナライザー、オシロスコープを使い波形でそれぞれの違いを検証。

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    花房 千恵美 個人  小倉 輝彰 尾原勝吉記念オーケストラ 指揮者  近藤 剛志 尚美学園専門学校 講師  茂木 公史 大阪シンフォニカー交響楽団 アシスタントコンサートマスター  内山 厚志 フリークラリネット奏者  森重 修実 群馬交響楽団第一トランペット奏者  個人

    • 29分

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