経営者のしくじりを価値に変える value 481(バリュフォー)

【ep.85-2】経営者と現場社員の認識のズレ - 難しい採用の現実

今回のゲストは、株式会社エイシン 代表取締役 鈴木利典 社長です。

鈴木 社長は主に警備業などを行っています。

今回のエピソードでは、経営者と現場社員との認識のズレと、難しい採用の現実について探求します。鈴木さんは、経営者としての視点から、現場社員とのコミュニケーションや雇用に関する挑戦を共有します。

警備業界において、経営者と現場社員との認識のズレが存在します。一般的には50代の社員は週5日でがっつり働くイメージがありますが、実際には親の年金で生計を立てていたり、週3日の勤務で十分だと感じて辞めるケースが増えています。鈴木さんは、社員たちの働く意欲に疑問を持ちつつも、研修やサポートを提供しても辞めてしまう現実に直面しています。

警備組合の集まりでも、天候が悪いと中止されることに喜びを感じる社員たちがいる一方で、給料が少ないことに不満を抱く声も上がります。鈴木さんは、組合会社を通じて他の経営者とも情報交換をしましたが、同様の問題が広く共有されていることに気付きます。

採用においても、鈴木さんは明らかにダメな人材以外は採用する方針を持っていますが、面接で受け答えが不適切な人や、認知症の方、人とのコミュニケーションが難しい人、履歴書が書けない人、電話ができないため彼女が代わりに電話する人など、さまざまな難しいケースに直面しています。鈴木さんは、年間に数十名の面接を行っていますが、少しでも良いところを見つけようと努力しています。

このエピソードは、経営者としての現実と採用の難しさを通じて、仕事と人材に関する課題について考えさせられるものです。現場社員の認識と経営者の期待が合わない場面に直面することがあり、採用においても厳しい選択を迫られています。

さて、今回はどんなしくじり体験、「バリュフォー」が聞けるのか楽しみです。

おたのしみに!

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株式会社エイシン 代表取締役 鈴木利典

私立東海大学法学部法律学科卒業 

土地家屋調査士、行政書士事務所や県の施設事務所勤務など経て、

ビルメンテナンス会社で警備責任者になり、2017年に独立開業した。

(会社URL) https//eishin-shizuoka.com/