第2回 SPARC Japan セミナー2014 「大学におけるOAポリシー : 日本版OAポリシーのモデル構築に向け National Institute of Informatics
-
- ポッドキャスト
国や助成機関,大学等におけるオープンアクセス(OA)ポリシーの策定が増加を続けている(2014年7月現在,ROARMAPにおける登録数は350超)。各ポリシーの方針やその対象は多様だが,研究成果のOA化を推進する上で重要な役割を果たしている。日本では機関レベルのポリシー策定例はまだ多くないものの,政策レベルでのOA議論は高まりつつあり,学術情報流通をめぐる変化や課題に大学全体としてどのように取り組んでいくのかが問われている。今回のセミナーでは,国内外におけるポリシー策定の先行事例やOAの現況を参照しながら,今後日本のOAを推進していく上で,大学におけるOAポリシー策定が持つ意義・効果について議論し,今後のあり方を考える。
-
-
- video
How scholarly communication goals affect the design of open access policies
学術情報流通制度が目指す4つの目標は,持続可能性,オープン化,自由裁量,効率化であるが,それらの目標は大学や公的,私的助成団体など研究支援機関による様々なポリシーによって,どのように実現され,また妨げられているのか。これらの目標を念頭に入れて,ポリシー策定の際に陥りやすい落とし穴や,全ての目標達成を可能にするポリシー策定について話し合ってみたい。
-
- video
JAIST学術研究成果リポジトリにおける論文公開の取り組み
北陸先端科学技術大学院大学では2007年5月のリポジトリ公開から約7年が経過した。学術雑誌論文の収集・公開についての取組みを中心に,これまで実施してきた論文収集強化の方法,業績データベースとの連携等の事例及びその効果について報告する。
-
- video
オープンアクセス方針の現状
現在までに策定されているオープンアクセスに関連する各種ポリシーを概観することで,その現状把握を行い,以降の講演を理解する上で必要な基本的情報・枠組みの提供を行う。
-
- video
パネルディスカッション:大学におけるオープンアクセスポリシーの策定は機関リポジトリを活性化するか?
西薗 由依(鹿児島大学附属図書館/DRF)、三根 慎二、Stuart M. Shieber、林 和宏、寺田 美樹、Anders Karlsson、Antoine E. Bocquet
-
- video
リエージュ大学から学ぶOAポリシー策定方針
リエージュ大学のOAポリシーは,リエージュモデルと呼ばれ, ほぼ100%の論文についてリポジトリ登録を実現している。この講演では,そのポリシー策定の経緯,概念,運用について, 調査・インタビューを行った結果を報告するとともに,名古屋工業大学とも比較しながら,OAポリシーの在り方を検討する。