Light My Way(見えない世界からの再出発)

ライト・マイ・ウェイ

人生の途中で視覚に障害を持つことになった還暦のおっちゃんと二児の子育てママが、現実を受けとめ、自分の人生を歩き直す。 この番組は、大阪の盲学校で出会った“おとなの学生”たちの日常を通して、「見えにくくなっても、人生は”おもろい!”」という現実を伝えます。 不安を抱えながらも、学び、出合い、体験、を通じて前に進む日々。 これは「人生の再出発」の物語です。

エピソード

  1. 1日前

    障害者の「甘え」と「鈍感力」

    今回のLight My Wayでは、「甘えと鈍感力」をテーマにお話しします。 年齢を重ねたり、身体の状態が変わったりすると、これまで当たり前にできていたことが少しずつ難しくなります。 おのは最近、視力の低下によって駅や街中で方向が分からなくなる場面が増えてきました。以前なら自分一人で解決できたことが、今では誰かの助けを必要とすることがあります。 そんな中で感じるようになったのは、「本当に困っている時、人は助けてくれる」ということでした。 しかし、人に助けを求めることは簡単ではありません。「迷惑をかけたくない」「できるだけ自分でやりたい」。そんな気持ちは、多くの人が持っているのではないでしょうか。 番組では、駅で介助を断られた車椅子利用者のニュースや、LCCでの搭乗拒否問題など、社会的な議論を呼んだ出来事も取り上げます。 そこには、「助ける側」と「助けられる側」という単純な構図では語れない現実があります。人手不足や現場の事情。そして、自立したいという本人の思い。それぞれに理由があり、それぞれに葛藤があります。 さらに、おのが実際に会った当事者の印象を通じて、ニュースだけでは見えてこない人間の複雑さについても考えていきます。 誰かに頼ることは甘えなのでしょうか。それとも生きるために必要な力なのでしょうか。 答えは一つではありません。 けれど、自分だけで頑張ろうとしすぎないこと。そして、少し鈍感なくらいに人の善意を受け取ることも、ときには大切なのかもしれません。 そんなことを静かに考える時間になればと思います。 Navigatorおのやすなりしらかわじゅんこ Production COMIMAScript Ono Yasunari 公式 note マガジンhttps://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式 Xhttps://x.com/sinkuyusi29879

    18分
  2. 6月9日

    席の譲り方でわかる「恥の文化」と「罪の文化」

    今回のLight My Wayでは、「見えているようで、見えていないもの」をテーマにお話しします。 私たちは毎日たくさんの人とすれ違っています。しかし、本当に相手のことを見ているのでしょうか。 視覚障害のあるしらかわさんは、ヘルプマークをつけるようになってから、周囲の反応が少し変わったと感じています。一方で、知られていないマークは、そこにあっても気づかれないことがあります。 また、おのは白杖を持つようになって、日本人気質について考えるようになりました。電車の中で席を譲ろうとしてくれる人はいます。しかし、その多くは声をかけず、静かに席を立ちます。優しさはあるのに、その優しさが届かないことに無頓着です。 話はやがて、日本人特有の行動心理へと広がります。なぜ日本人は助けたい気持ちがあっても、直接声をかけることをためらうのでしょうか。 ルース・ベネディクトの『菊と刀』で語られる「恥の文化」という考え方を手がかりに、日本と海外の違いについても考えます。海外では自然に声をかけられる場面が、日本では静かな配慮として表れることがあります。 そして気づくのです。 見えていないのは、目だけではないということを。 人は知らないものを見ることができません。しかし、知った瞬間から景色は変わります。ヘルプマークも白杖も、その存在を知ることで初めて見えるものになるのかもしれません。 日常の中にある小さな気づきを、一緒に探してみませんか。 Navigator おのやすなり しらかわじゅんこ Production COMIMA Script Ono Yasunari 公式 note マガジン https://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式 X https://x.com/sinkuyusi29879 今回のLight My Wayでは、「甘えと鈍感力」をテーマにお話しします。 年齢を重ねたり、身体の状態が変わったりすると、これまで当たり前にできていたことが少しずつ難しくなります。 おのは最近、視力の低下によって駅や街中で方向が分からなくなる場面が増えてきました。以前なら自分一人で解決できたことが、今では誰かの助けを必要とすることがあります。 そんな中で感じるようになったのは、「本当に困っている時、人は助けてくれる」ということでした。 しかし、人に助けを求めることは簡単ではありません。「迷惑をかけたくない」「できるだけ自分でやりたい」。そんな気持ちは、多くの人が持っているのではないでしょうか。 番組では、駅で介助を断られた車椅子利用者のニュースや、LCCでの搭乗拒否問題など、社会的な議論を呼んだ出来事も取り上げます。 そこには、「助ける側」と「助けられる側」という単純な構図では語れない現実があります。人手不足や現場の事情。そして、自立したいという本人の思い。それぞれに理由があり、それぞれに葛藤があります。 さらに、おのが実際に会った当事者の印象を通じて、ニュースだけでは見えてこない人間の複雑さについても考えていきます。 誰かに頼ることは甘えなのでしょうか。それとも生きるために必要な力なのでしょうか。 答えは一つではありません。 けれど、自分だけで頑張ろうとしすぎないこと。そして、少し鈍感なくらいに人の善意を受け取ることも、ときには大切なのかもしれません。 そんなことを静かに考える時間になればと思います。 Navigator おのやすなり しらかわじゅんこ Production COMIMA Script Ono Yasunari 公式 note マガジンhttps://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式 Xhttps://x.com/sinkuyusi29879

    23分
  3. 6月2日

    パターナリズムとインフォームドコンセント

    今回は、「医師に任せる」ということと、「自分で決める」ということの間で、多くの人が感じている戸惑いが、とても静かに描かれている回ですね。病気や治療の話でありながら、“人と人との距離感”について考えさせられる内容でした。 「先生にお任せします。」病院で、自然にそう言ったことがある人は多いかもしれません。 今回の『Light My Way』では、“パターナリズム”と“インフォームド・コンセント”という、少し難しいテーマについて、おのやすなりさんと、しらかわじゅんこさんが語ります。 昔の医療では、患者本人に病名を伝えないことも珍しくありませんでした。一方で今は、十分な説明を受けた上で、患者自身が治療を選ぶ時代になっています。 けれど実際には、説明を受けても理解しきれなかったり、不安で頭に入らなかったりすることもあります。限られた診察時間。専門用語。そして、“自分の身体のことを自分で決める”ことの難しさ。 番組では、しらかわさん自身のセカンドオピニオンの体験や、おのさんが25年以上通院している緑内障治療の話も語られます。 長年お世話になっている主治医。感謝している。でも、どこか“工場長”のように感じていた――。 その言葉には、医師への不満ではなく、長く治療を続ける中で生まれる、少し複雑な距離感がにじみます。 医療は、治療だけでは終わらない。説明だけでも足りない。そこには、人と人との関係がある。 静かに語られる言葉の中に、病気になった時、誰もが一度は感じる不安や迷いが映し出されていきます。 答えを出すためではなく、少し立ち止まって考えるための時間。そんな回になっています。 NavigatorおのやすなりしらかわじゅんこProduction COMIMAScript Ono Yasunari 公式noteマガジンhttps://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式Xhttps://x.com/sinkuyusi29879

    20分
  4. 5月26日

    障害者スポーツ大会は”ガチ”でした

    競技場の風や、足音まで伝わってくる、とても良い回ですね。「初めての1500メートル」という挑戦を通して、“見えないからこそ感じる世界”が自然に描かれていました。番組の空気感を壊さないよう、静かなドキュメント感を意識してまとめました。 「61歳で、人生初の1500メートルに出場する。」今回の『Light My Way』は、そんな少し意外で、でも静かに胸に残る体験のお話です。 大阪の視覚支援学校に通う、おのやすなりさんと、しらかわじゅんこさん。今回は、学校の仲間たちと参加した障害者陸上大会について語ります。 50メートル走で思わず転倒してしまった話。放課後のグラウンドで続けた練習。そして、視覚障害を持つ仲間が伴走者として隣を走ってくれた時間。 年齢も立場も違う二人が、同じトラックを走る。その風景には、「支える」「支えられる」という言葉だけでは表せない、不思議な温かさがあります。 さらに本番では、パラリンピックにも出場したレジェンド選手と同じ組に。見えないからこそ伝わってきた、足音。追い抜かれる瞬間の風。おのさんは、その空気そのものから“本物のアスリート”を感じたと言います。 この番組は、何かを大きく語る番組ではありません。けれど、誰かと一緒に走ること。年齢を重ねてから新しい挑戦をすること。そして、「できない」と思っていたことの先にある景色を、静かに教えてくれます。 競技場の音や息づかいまで浮かんでくるような、やさしい時間。よければ、耳を傾けてみてください。 NavigatorおのやすなりしらかわじゅんこProduction COMIMAScript Ono Yasunari 公式noteマガジンhttps://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式Xhttps://x.com/sinkuyusi29879

    20分
  5. 5月19日

    セカンドオピニオンと日本人気質

    「違う答え」が欲しかった。 今回の「Light My Way」は、“セカンドオピニオン”をテーマにした回です。 けれど 人が不安の中で、どうやって希望を探そうとするのか。 そんな時間が静かに語られていきます。 しらかわじゅんこさんが抱えているのは、自己免疫の異常が視神経に向かう、非常に珍しい病気です。 少しずつ視力が低下していく中で、駅の表示が読みにくくなる。 子どもの表情が、少し見えづらくなる。 そんな日常の小さな変化から、“世界が変わり始めている感じ”が現実になっていったと言います。 大学病院で「難しい」と告げられ、奈病んだあげく希望したセカンドオピニオン。 別の先生の話を聞くことに、期待もあった。 でも同時に、怖さもあったそうです。 「先生の機嫌を損ねないだろうか」 「見捨てられないだろうか」 そんな感情は、日本人らしい遠慮なのかもしれません。 それでも人は、“違う答え”を探してしまう。 「まだ方法があります」 「まだ可能性があります」 そんな言葉を求めてしまう。 頭では難しいと理解していても、感情は希望を探し続ける。 その姿は、弱さというより、「生きようとしている感覚」に近いのだと思います。 結果が変わったわけではない。 不安が消えたわけでもない。 それでも、「聞いていいんだ」と思えた。 そして、「自分がどう生きたいか」を考える時間になった。 今回の放送には、そんな静かな言葉が残っています。 Navigator おのやすなり しらかわじゅんこ Production COMIMA Script Ono Yasunari 公式noteマガジン https://note.com/spaonocyann/m/mc60523b19892 公式X https://x.com/sinkuyusi29879

    28分
  6. 5月12日

    重度障がい者医療費補助制度を受けるということ

    重度障害医療費助成制度は、医療費を軽くする仕組みでありながら、それ以上に「自分は支えられている」と実感させるきっかけになる――この回は、その静かな気づきを丁寧にたどります。 制度は明確な基準で動きます。対象となれば、診察や検査、薬の負担は大きく軽くなります。けれどその裏側には、「その状態であるからこそ受けられる」という現実があります。支援は“得をすること”ではなく、今の自分の状態と引き換えにあるものです。だからこそ、単純に喜べない気持ちや、どこか引っかかる感覚が残ります。 番組では、実際に制度を受けている立場と、まだ対象ではない立場、それぞれの思いが語られます。医療費の負担が軽くなる安心感。一方で、制度の線の外側にいる不安や葛藤。さらに、「もし対象になるとしたら、それは状態が悪くなることでもある」という複雑な心の動きも浮かび上がります。 制度は仕組みであり、人の感情までは測れません。それでも、その中で「ありがたい」と感じる気持ちが、自分を支えていることに気づく。そんな静かな余韻が残る回です。 Navigator おのやすなり しらかわじゅんこ Production COMIMA Script Ono Yasunari

    23分
  7. 4月28日

    プロの”あんま師”とぼくたちの違い

    結論から言うと、 今回のテーマは「わかってきたのに、わからなくなる」という感覚です。 1年間、あんまの実習を重ねてきた二人。 知識も増え、できることも増えたはずなのに、 なぜか自信は減っていく。 その理由は、頭で理解したことが、 手の感覚としてまだ結びついていないからです。 たとえば、体の構造はわかる。 どこをどう触ればいいかも、理屈では説明できる。 でも、目の前の人に「気持ちよかった」と言ってもらえるか。 あるいは、体の変化を感じてもらえるか。 そこには、まだ距離がある。 現場を見れば、さらに迷いは深くなります。 資格がなくても、指名が絶えない施術者がいる。 なぜその人は選ばれるのか。 その違いは何なのか。 二人は、そんな問いを静かに重ねていきます。 そして見えてきたのは、 「知識はスタートラインにすぎない」という気づきでした。 相手の状態を感じ取り、 その人に合わせて手を動かす。 そこまでたどり着いて、はじめて“プロ”と呼べるのかもしれない。 まだ途中です。 答えは出ていません。 けれど、その迷いの中に、 確かな一歩があるように感じています。 Navigator おのやすなり しらかわじゅんこ Production COMIMA Script Ono Yasunari

    23分
  8. 3月31日

    なぜポッドキャストを始めようと思ったのか

    このポッドキャストは、視覚支援学校に通う私たちが、視覚障害と向き合う日常や学びを通して感じたことを発信する番組です。 もともと私たちは、視覚に不安を抱える中で孤独を感じていました。しかし同じ境遇の人たちと出会うことで、「一人ではない」と実感し、その気づきや世界観の変化を誰かに伝えたいと思うようになりました。 視覚支援学校という環境では、「障害があることが特別ではない」という価値観に触れます。そして、世の中の誰もが何かしらの課題や困難を抱えているという視点に気づかされました。 だからこそ、この番組では👉 「人は決して一人ではない」というメッセージを届けたいと考えています。 また、学校では学びきれない情報や社会とのつながりを、自ら発信することで広げていきたいという思いもあります。発信を通して、多様な人とつながり、自分たちにできる社会貢献の形も探っていきます。 その手段として選んだのがポッドキャストです。視覚に頼らず、「声」で直接思いや感情を届けられることが、この媒体の大きな魅力です。 「見えない世界から見えてきた“つながり”と“気づき”を、声で届ける番組」 孤独だと思っていたけど、そうじゃなかった 障害は特別なものではなく、多様性の一つ 誰もが何かしらの課題を抱えている だから「一人じゃない」 発信することで社会とつながれる

    16分

評価とレビュー

5
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3件の評価

番組について

人生の途中で視覚に障害を持つことになった還暦のおっちゃんと二児の子育てママが、現実を受けとめ、自分の人生を歩き直す。 この番組は、大阪の盲学校で出会った“おとなの学生”たちの日常を通して、「見えにくくなっても、人生は”おもろい!”」という現実を伝えます。 不安を抱えながらも、学び、出合い、体験、を通じて前に進む日々。 これは「人生の再出発」の物語です。

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