4 min

#25 タンビコムシク‪イ‬ NFA Bird Podcast 日本語版

    • Natural Sciences

ちっちゃいけど、存在感あり。

>>タンビコムシクイの声を聞いてみる
自動再生されない場合はここをクリック!

#25 タンビコムシクイ.mp3




タンビコムシクイ
Grey-backed Camaroptera
(Camaroptera brevicaudata)

写真提供:Fran Trabalonさん(無断コピーはお控えください)
Fran Trabalonさんのきれいな写真たちとかっこいいサイトを見てみる↓
http://frantrabalon.blogspot.com/





タンビコムシクイは
ウガンダのどこで見られるの?

タンビコムシクイはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南中央部に広く分布しています。
ウガンダでは国土全体に分布していているので、森があるところなら、
下の方のブッシュでコソコソしていることでしょう。





番組のスクリプトを読むには”もっと読む”をクリックしてください。



#25 タンビコムシクイ
Grey-backed Camaroptera
(Camaroptera brevicaudata)

こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、タンビコムシクイです。

タンビコムシクイはヒタキ科コムシクイ属の鳥です。
アフリカのサハラ砂漠より南側に広く分布していて、ウガンダも全体が生息域になっています。
嘴が黒っぽく、頭から背中にかけて灰色、翼がうぐいす色、お腹は白という、はっきり言って地味な鳥です。
体も小さくて、あたまから嘴から尾までが10cm〜11cmと、日本で最小の鳥と言われるミソサザイとかキクイタダキとかと同じぐらいか、やや小さいぐらいです。
森の下の方の、茂みでコソコソするのが好きな鳥で、鳴き声を聞くことがあっても探そうと思うとなかなか難しい鳥です。

地味でちっちゃい外見とは裏腹に、自己主張が結構強そうな鳥なんです。
運良く見つけられたことがあるんですが、そのときは、背筋ピンと伸びてて姿勢良く立ってたんですね。
小さいくせに、なんかこう胸張って勇ましい感じです。
おまけに頻繁に尾羽を垂直に立ててたり下ろしたりしてまして、目玉の親爺がエクササイズやってるみたいに見えました。

自己主張の強さは姿勢だけじゃなくて、声も大きいんです。
どんなふうに鳴くかというと、石と石をぶつけ合ってカチカチ鳴らすような音だったり、時計のアラームのように鳴いたりします。英語ではGrey backed Camaropteraというのですが、鳴き方が羊のメーメー鳴くのに似ているので、別名「メーメー虫食い」と呼ばれていたりするんですよ。
今日もまたもったいぶってしまいましたが、では、ここで鳴き声のパターンを聴いてみてください。

どうですか?
後半のはたしかにメーメーって聞こえなくもないですね。

さて、きょうは最後に鳥ってどうやって声を出しているのかというお話をします。

わたしたち哺乳類は声帯といって、喉にある筋肉のひだに空気を通して、それをふるわせて声を出していますが、鳥はこの声帯を持っていません。
かわりに、鳴く管と書いて鳴管と呼ばれるものを持っていて、そこで音を出しているんです。

この鳴管は、喉よりも奥の、気管支が肺の手前でちょうど二つに分岐するところについています。
ここで作られた音は長い気管支を通ることによって、より響くようになって、大きな音が出せるようになるというわけなんです。
また、鳥は、「気のう」と呼ばれる空気を肺に入れるポンプの役目をする

ちっちゃいけど、存在感あり。

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#25 タンビコムシクイ.mp3




タンビコムシクイ
Grey-backed Camaroptera
(Camaroptera brevicaudata)

写真提供:Fran Trabalonさん(無断コピーはお控えください)
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http://frantrabalon.blogspot.com/





タンビコムシクイは
ウガンダのどこで見られるの?

タンビコムシクイはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南中央部に広く分布しています。
ウガンダでは国土全体に分布していているので、森があるところなら、
下の方のブッシュでコソコソしていることでしょう。





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#25 タンビコムシクイ
Grey-backed Camaroptera
(Camaroptera brevicaudata)

こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。
今日ご紹介するウガンダの鳥は、タンビコムシクイです。

タンビコムシクイはヒタキ科コムシクイ属の鳥です。
アフリカのサハラ砂漠より南側に広く分布していて、ウガンダも全体が生息域になっています。
嘴が黒っぽく、頭から背中にかけて灰色、翼がうぐいす色、お腹は白という、はっきり言って地味な鳥です。
体も小さくて、あたまから嘴から尾までが10cm〜11cmと、日本で最小の鳥と言われるミソサザイとかキクイタダキとかと同じぐらいか、やや小さいぐらいです。
森の下の方の、茂みでコソコソするのが好きな鳥で、鳴き声を聞くことがあっても探そうと思うとなかなか難しい鳥です。

地味でちっちゃい外見とは裏腹に、自己主張が結構強そうな鳥なんです。
運良く見つけられたことがあるんですが、そのときは、背筋ピンと伸びてて姿勢良く立ってたんですね。
小さいくせに、なんかこう胸張って勇ましい感じです。
おまけに頻繁に尾羽を垂直に立ててたり下ろしたりしてまして、目玉の親爺がエクササイズやってるみたいに見えました。

自己主張の強さは姿勢だけじゃなくて、声も大きいんです。
どんなふうに鳴くかというと、石と石をぶつけ合ってカチカチ鳴らすような音だったり、時計のアラームのように鳴いたりします。英語ではGrey backed Camaropteraというのですが、鳴き方が羊のメーメー鳴くのに似ているので、別名「メーメー虫食い」と呼ばれていたりするんですよ。
今日もまたもったいぶってしまいましたが、では、ここで鳴き声のパターンを聴いてみてください。

どうですか?
後半のはたしかにメーメーって聞こえなくもないですね。

さて、きょうは最後に鳥ってどうやって声を出しているのかというお話をします。

わたしたち哺乳類は声帯といって、喉にある筋肉のひだに空気を通して、それをふるわせて声を出していますが、鳥はこの声帯を持っていません。
かわりに、鳴く管と書いて鳴管と呼ばれるものを持っていて、そこで音を出しているんです。

この鳴管は、喉よりも奥の、気管支が肺の手前でちょうど二つに分岐するところについています。
ここで作られた音は長い気管支を通ることによって、より響くようになって、大きな音が出せるようになるというわけなんです。
また、鳥は、「気のう」と呼ばれる空気を肺に入れるポンプの役目をする

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