れきしのじか‪ん‬ れきしのじかん

平安時代中期、関東地方で独立政権を打ち立てようとした英雄・平将門。「弱きを助け、強きを挫く」という美学を貫くために戦い、その死後には怨霊となって人々から畏れられながらも、慕われてきた。太く短く生き抜いた「反逆のアウトロー」、平将門の人生に迫ります。

最後の源氏将軍である源実朝。幕府内の激しい権力争いに翻弄されながらも、北条氏の手によって鎌倉殿の地位につけられた実朝。武芸ではなく文芸の道を選び、「和歌と蹴鞠を生業とする文弱の徒」との批判を受けることもあった「悟り系」将軍の、奇妙な人生に迫ります。

父頼朝の急逝により、思いがけず「鎌倉殿」の地位についた 2 代将軍源頼家。弱冠 18 際にて関東武士団の棟
梁となった頼家は、父親へのコンプレックスから北条氏と対立。御家人の権力闘争に巻き込まれる形で、後見人
を失うのみならず最愛の妻や子を一族の手によって殺害されるという憂き目を見る。将軍の座を去った後は、幽
閉先の伊豆修善寺にて北条一族の放った刺客により不遇の最期を遂げた。北条氏の手で「鎌倉殿」に祭り上げら
れ、北条氏の手で人生のフィナーレを迎えた、2 代将軍源頼家の悲劇的な生き様に迫ります。

武家の棟梁として全盛期を迎えた平家一族の打倒を大義名分に掲げて、兵を挙げた頼朝。平家を滅ぼし、東国に武家政権を打ち立てた源氏のプリンスの後半生に、迫ります。

東国の御家人を率いて鎌倉幕府を打ち立て、武士の時代を切り開いたことで知られる源頼朝。「いい国」をつくった功績だけで語られがちだが、実は「御家人の・御家人による・御家人のための政治」を掲げて関東武士のまとめるバランス感覚を持つ一方で、目的のためなら手段を選ばない冷酷さを合わせ持つ、天性のリアリズム政治家でもあった。新時代の革命家・源頼朝の、波瀾万丈な前半生にゆるりと迫ります。

大坂の陣にて、天下人徳川家康を窮地に追い詰め「日本一の兵」と称された戦国武将、真田幸村。誰よりも武士らしく勇敢に闘い、潔く散っていったその姿は、400年の時を超えて現代を生きる我々の心を魅了してやまない。戦国時代の終わりを鮮やかに彩った英雄、真田幸村の紆余曲折の人生に迫る。