渡辺謙、山崎努ら先輩たちからのバトンパス「教えから選択したものが血となり、形になる」

プロ棋士界に彗星の如く現れた天才棋士・上条桂介は、何ゆえ“ある殺人”の容疑者になったのか－－。映画『孤狼の血』『朽ちないサクラ』などの原作者としても知られる柚月裕子による同名小説を映画化した『盤上の向日葵』で、主人公・桂介の運命を大きく変える伝説の真剣師・東明重慶を、渡辺謙がカリスマ性たっぷりに演じている。真剣師とは、賭け将棋で生計を立てる者のこと。“将棋指しとしては一流だが、人間としては最低”な東明を演じた渡辺が、その業の深い人物像について、そして初共演となる坂口と対峙し、感じたことについて語った。