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タイの音声SNSに注目 (前編‪)‬ "Stay Home, Stay Gold"

    • Personliga dagböcker

ポイント

・ タイに関する情報の発信に興味がある人向け
・ 日本とタイで流行った『Clubhouse』特徴は?日本とタイの違いは?

・ 日本で2020年から注目され始めている音声SNS

・ 日本とタイで利用されているSNSランキングの違い



こんばんは。2021年6月8日 初めてのプレミアム音声コンテンツです。今回はタイで『音声SNS』に注目』というお話をします。タイに関する情報の発信に興味があって、まだあまり他の人が使ってない、次の新しいSNSを探している人のヒントになればと思います。



今年1月末から2月にかけて、Clubhouseという『音声SNS』が、日本とタイで流行しました。僕も試してみたのですが、目を使う必要がなく別の作業をしながら聞けるっていうところがすごく便利で、今主流の動画によるコンテンツや文字を読む情報が多い時代に、使うのは耳だけという、使い勝手のいい、情報ツールだなという印象を受けました。

ただClubhouseは一方的な情報・発信というよりも、情報・交換や人脈づくりに強いという一面があって、話をする相手がいることで初めて良さを活かしきれるという特徴があります。先月の5月からAndroidユーザーの利用も始まりましたが、このSNSを最大限に活用するための条件となる「参加者のスケジュールやタイミングを合わせる」という難しさが影響してか、かつての利用者数ほどには戻れていないようです。



一方で日本だと『音声SNS』は昨年からすでに伸びる分野として注目されています。色んな分野の有識者の音声コンテンツが聴ける『VOICY』とか、誰でもスマホから収録ができてすぐに配信ができる『Stand.fm』という音声・配信アプリも人気です。SNSではないですが、オーディオブックと呼ばれる本の朗読アプリも沢山あって、移動時間を活用して書籍などの朗読を聞いている人もいます。日本人の生活スタイルと音声情報ツールの相性は非常に良いと思えます。



それに比べると、タイの音声情報ツールは依然としてオンラインラジオの利用者が最も多く、続いてポッドキャストが人気です。コンテンツはニュースや生活情報についての番組が人気ですが、個人でも配信できて時間を気にせずにいつでも聞けるポッドキャストの普及によって、ビジネスパーソンや学生を中心に語学などをテーマにした学習番組が数多く配信されています。

またタイのポッドキャストとClubhouseの利用者が同じ層であるという印象を受けます。ただ日本とは違って、タイのClubhouseでは政治とか、株や暗号通貨のような投資関連のルームが根強く続いています。

これはご存知のかたも多いと思いますが、Clubhouseがタイで一気に広まった背景として、反体制の立場にいる有名な政治家が登場したり大学の教授が海外からトークルームを開いて、何千人ともなる人がリアルタイムで普段タイ国内ではタブーとされる話を聞くことが出来ていたこともその一因となっています。

最近でも、コロナの治療を専門にしているお医者さんが有志の仲間と、ワクチン接種についての質問ができるルームを開いていたりもして、日本では実現が難しそうな使い方も見られました。こういった政治や社会活動への利用方法を見ると、音声によるSNSのポテンシャルや、パワーを感じます。こういった理由から僕はタイでの「音声」情報ツールにも

ポイント

・ タイに関する情報の発信に興味がある人向け
・ 日本とタイで流行った『Clubhouse』特徴は?日本とタイの違いは?

・ 日本で2020年から注目され始めている音声SNS

・ 日本とタイで利用されているSNSランキングの違い



こんばんは。2021年6月8日 初めてのプレミアム音声コンテンツです。今回はタイで『音声SNS』に注目』というお話をします。タイに関する情報の発信に興味があって、まだあまり他の人が使ってない、次の新しいSNSを探している人のヒントになればと思います。



今年1月末から2月にかけて、Clubhouseという『音声SNS』が、日本とタイで流行しました。僕も試してみたのですが、目を使う必要がなく別の作業をしながら聞けるっていうところがすごく便利で、今主流の動画によるコンテンツや文字を読む情報が多い時代に、使うのは耳だけという、使い勝手のいい、情報ツールだなという印象を受けました。

ただClubhouseは一方的な情報・発信というよりも、情報・交換や人脈づくりに強いという一面があって、話をする相手がいることで初めて良さを活かしきれるという特徴があります。先月の5月からAndroidユーザーの利用も始まりましたが、このSNSを最大限に活用するための条件となる「参加者のスケジュールやタイミングを合わせる」という難しさが影響してか、かつての利用者数ほどには戻れていないようです。



一方で日本だと『音声SNS』は昨年からすでに伸びる分野として注目されています。色んな分野の有識者の音声コンテンツが聴ける『VOICY』とか、誰でもスマホから収録ができてすぐに配信ができる『Stand.fm』という音声・配信アプリも人気です。SNSではないですが、オーディオブックと呼ばれる本の朗読アプリも沢山あって、移動時間を活用して書籍などの朗読を聞いている人もいます。日本人の生活スタイルと音声情報ツールの相性は非常に良いと思えます。



それに比べると、タイの音声情報ツールは依然としてオンラインラジオの利用者が最も多く、続いてポッドキャストが人気です。コンテンツはニュースや生活情報についての番組が人気ですが、個人でも配信できて時間を気にせずにいつでも聞けるポッドキャストの普及によって、ビジネスパーソンや学生を中心に語学などをテーマにした学習番組が数多く配信されています。

またタイのポッドキャストとClubhouseの利用者が同じ層であるという印象を受けます。ただ日本とは違って、タイのClubhouseでは政治とか、株や暗号通貨のような投資関連のルームが根強く続いています。

これはご存知のかたも多いと思いますが、Clubhouseがタイで一気に広まった背景として、反体制の立場にいる有名な政治家が登場したり大学の教授が海外からトークルームを開いて、何千人ともなる人がリアルタイムで普段タイ国内ではタブーとされる話を聞くことが出来ていたこともその一因となっています。

最近でも、コロナの治療を専門にしているお医者さんが有志の仲間と、ワクチン接種についての質問ができるルームを開いていたりもして、日本では実現が難しそうな使い方も見られました。こういった政治や社会活動への利用方法を見ると、音声によるSNSのポテンシャルや、パワーを感じます。こういった理由から僕はタイでの「音声」情報ツールにも

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