「こしあん荘のお台所日記」オリジナルラジオ小説 Maho
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リスナーの皆さまへ 2024/2/13
いつも「こしあん荘のお台所日記」を聴いてくださり、ありがとうございます。最後の投稿をしてから2年経ってしまいました。その間に息子を出産し、ライフスタイルがガラッと変わったこともあり、当面の間はnoteにて物語を綴ってゆこうと思います。よければ、ちらっと覗いてくださると嬉しいです。
*noteにて、「読むお台所日記」公開中!
note ID→ odaidokoro
懐かしいオレンジ色に染まる、夕焼け町のアパート「こしあん荘」
4部屋の住人さんは、変哲も無く、趣味も仕事も違うけれど、一つだけ、みなさんが愛して止まないのは
美味しいものを作ること、そして食べること。
今日も、耳をすますと聴こえてくる、オリジナルラジオ小説です。
春風に恋をみた春も、遥かなる大空に立ち尽くした夏も、寂しさで眠れない秋も、温かな涙をこぼした冬も、それはあなたの物語。
あなたのお台所に流れる今日は、どんな物語を語ってくれるのでしょう。
感想やあたたかいメッセージ、お待ちしております!↓
odaidokoronikki@gmail.com
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#こしあん荘のお台所日記
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#29 102号室 昆布の佃煮
大学卒業に必要な単位をギリギリで掠め取った朔。 学年末試験で問われた「文化とは何か」という問い。教科書をパチンと閉じて、朔は自らの経験に向き合う。ニューヨークで出逢った、先住民の血をひく女性。アザラシの油とポテトフライ。異国の地を駆け抜けた大学生活の全てをぶつけ、朔は新たな門出に立つ。
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#28 202号室 ホットミルク
11歳の和花は、3年前に離婚したパパとママの夢を見て寂しくなってしまう。そんな孫娘に、祖母の八重子は語りかける。「寂しい気持ちを大切に抱きしめて、生きていけばいい」
ホットミルク越しに、今宵のちょっぴり切ない夜を越えよう。
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#27 101号室 から揚げ
中学3年生の凛は、高校の推薦入試に落ちてしまう。人生の大きな壁に立ち向かう娘と、母の香織は唐揚げを揚げる。遠くで見ると怖いものも、近づいてみると姿を変えるかもしれない。
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#26 201号室 かぼちゃの煮物
冬の入り口に立った北国の夕暮れ。美琴は、商店街に不思議な古本屋さんを見つける。ちょっと冒険してみたこんな宵は、ホクホクのかぼちゃとビール、そして古本で乾杯しよう。
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#25 102号室 玉子丼
だらだらと1日を浪費してしまうことが、大学生の朔にもある。だが、忙しく回る世界から取り残されても、玉子丼は湯気をたてて待っている。そう気付かせてくれたのは、くだらない家族LINEだった。
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#24 202号室 フライドポテト
「時が経つほど、美しい」新品のマニキュアに胸を踊らせる10歳の和花。祖母の八重子は、夫とのあたたかい思い出に心を馳せる。心も軽いこんな日は、ファンキーなポテトフライを揚げよう。
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