『バンコク週報』 タイのビジネスニュース、自動車産業、環境関連記事など バンコク週報
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バンコク週報では読者様にとりより一層の有用な情報をお届けすべく、タイ経済の今後をみすえ、「自動車産業」および「サステナビリティー」に関する記事の比重を今後高めてまいります。「総合紙」から「准・専門紙」への転換を図ることに加え、読者様との距離を縮め読者様とともに紙面を作り上げていく「読者参加型の編集体制」を整えてまいります。
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タイ人の読者時間は1日2時間 50歳以上には文字を拡大できる電子書籍が人気
タイ出版社・書籍販売店協会(PUBAT)はこのほど、タイ人の読者時間は1日平均113分で、50歳以上の人の多くが表示文字を大きくできるため電子書籍を好むとの調査結果を発表した。この調査は国立チュラロンコン大学心理学部の協力のもとに今年1~2月に実施され、タイ全国の2550人が回答した。読書内容は、12~19歳では教科書と学習書が全体の72%を占めた。20~29歳、30~39歳、40~49歳は自己啓発本が最も多く、その割合はそれぞれ52%、57%、51%だった。
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タイ漁業局が徳を積む行為である放魚に懸念を示す 「生態系に悪影響を与えかねない」
仏教徒が人口の大部分を占めるタイでは、雀や魚を放つことが仏教の徳を積む行為「タムブン」とされているが、漁業局はこのほど、放魚について、「もともとそこに棲息していない外来種の魚を河川に放流することで生態系に悪影響を与えかねない」と警告した。今年のソンクラン祭でも国内のあちこちでタムブンとして人々が放魚する姿が見受けられたが、漁業局のバンチャー局長は、「河川や運河に淡水魚を放すことは仏教徒にとっては善行と考えられているが、外来種の魚の侵入を許して自然のバランスを崩すことにつながりかねない」と指摘する。
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今年は価格競争激化でEV販売が減速か 韓国ヒョンデが総販売台数見通しを下方修正
韓国の自動車メーカー、ヒョンデのタイ現地法人、ヒョンデ・モビリティ・タイランド社によれば、同社は今年、タイで13万台ほどの電気自動車(EV)が売れると見込んでいたが、価格競争が激化しており、これがEV販売の減速につながるものと予想しているという。同社のワンロップ社長は、「価格競争によりEVの販売価格が不安定になっている。このため消費者は買い時を見極めるのが難しく、なかなか購入を決断できない。結局、今後どれほど価格が下がるか予想できないため消費者は静観するしかない状態」と話す。
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ソンクラン連休の6日間 交通事故死243人 最多はチェンライ県 85%がバイク絡み
タイ当局の発表によれば、4月11日とソンクラン連休(12~16日)を合わせた6日間にタイ国内では1811件の交通事故が発生し、243人が死亡、1837人が重軽傷を負った。ソンクラン祭や年末年始の大型連休は、帰省や行楽で大勢の人が車で移動するため交通事故が多発し、大勢の死傷者が出ている。今年のソンクラン祭の期間に起きた交通事故のうちオートバイ絡みは84・9%にのぼった。都県別では、北部チェンライ県が事故件数71件、死亡者数15人とともに最多だった。負傷者数では北部プレー県が68人で最多。また、77都県中9県が交通死亡事故ゼロだった。
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事前調整難航する内閣改造 セーター首相が兼任ポストを財務相から国防相に変更か
最近たびたび噂になっている内閣改造であるが、消息筋によれば、主に中核与党・タイ貢献党所属閣僚の入れ替えになるとみられている。また、事前調整が難航しているとされるものの、来週には話がまとまる見通し。このほかにも与党2党・タイ威信党に所属する閣僚も入れ替わる可能性があるという。セーター首相は財務相を兼務しているが、タイ貢献党の目玉政策である電子マネー1万バーツ給付計画を同党が思いのままに推進できるよう首相顧問のピチャイ氏が財務相に就任し、セーター首相が国防相を兼務する可能性も囁かれている。 タイ貢献党はさらに、与党・タイ団結立国党(UTN)所属のクリサダ副財務相をタイ貢献党所属のパオプーム財務相秘書官に交代させるべくUTNと交渉中とのことだ。
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スクムビット通り 50代の日本人男性がホテル7階から転落死 警察は自殺との見方
ソンクラン(タイ旧正月)連休中の4月13日夜から14日未明にかけてバンコクで外国人が2人死亡した。警察によれば、1人は運河で溺死し、もう1人はホテルの上階からの転落死とみられる。最初の外国人の男性は水鉄砲を運河に落としたらしく、それを取り戻そうとしてプラトゥナーム桟橋からセンセープ運河に入って水死。13日午後7時半ごろに連絡を受けたダイバーが現場に急行して運河に潜って遺体を発見、回収した。近くにいた人によれば、男性は水鉄砲を誤って運河に落としたあと、自ら運河に飛び込んだとのことだ。 また、14日午前1時ごろに通報を受けたルンピニ署の署員がクロントイ区スクンビット・ソイ2のホテルに駆けつけてみると、日本人男性(54)がホテル前に駐車したあった東部サケオ県ナンバーの乗用車近くに倒れて死んでいた。男性は上は黒のシャツ、下はジーンズで、靴は履いていなかった。車のルーフやボンネットには凹みや血痕があり、男性がホテルの上階から車の上に転落した模様。男性は非常階段を上がり7階の非常口から転落しており、警察では自殺とみている。