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矢島友幸の傍目八目 ~小さな会社の社長さんに伝えたい、人事・労務のプチヒント!~ 矢島友幸
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矢島友幸の傍目八目(おかめはちもく) ~小さな会社の社長さんに伝えたい、人事・労務のプチヒント!~ は、中小企業の社長さんに会社を良くするヒントを伝えする番組です。
特に難しいとされる人事・労務について、労務担当の経験が豊富な社会保険労務士 矢島友幸が、会社の外にいるからこそ見える意外な解決策や経営者が気付かない見方をお伝えします。
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第24回 社員教育について⑤社員教員用のツール「セルフチェックシート」と「人事考課表」
・セルフチェックシート
・人事考課表
・研修計画表
・A3用紙 (おまけ)
今回のお話でのキーワードはこんな感じでしょうか(^^)
これまで、
「経営者の求めるものと従業員の目指すものを一致させる」
「具体的な項目を挙げる」
などのお話をしてきました。
しかし、いざ「実際に社員教育を始めるぞ!」となった時、具体的に何をどうしたら良いのか?
どう始めたら良いのか?
誰が担当するのか?
こんな感じでなかなか始められない企業さんからご相談をいただく事があります。
そんな時は、冒頭にキーワードとして挙げましたものを社員教育用ツールとして、社員教育の進め方をご紹介しています。
今回は、このようにご紹介してきました具体的な方法をお伝えしていきます。
前回までお話しました内容と重なる部分もありますので、思い出しながら聞いてみてください。
私は、社員教育は、やっぱり企業さんが伸びていかれる中で絶対に必要なことだと思っています。
伸びる企業さんは絶対に社員教育をやってらっしゃいます。
勿論、企業の成長には社員教育だけが要因だとは申しません。
しかし、それでも伸びる企業さんは社員教育に対して前向きに取り組んでいらっしゃいます。
是非社員教育に取り組んでいただき、社員も企業も伸びる中小企業が増える事を期待しています。 -
第23回 社員教育について④社員教育は初めの一歩から
今月は「社員教育」についてお伝えしています。
これまで、
・中小企業でも社員教育は必要。
・目指す社員像を明確にし、経営者が求めるものと社員が目指すものを一致させる事が大事。
・実施例として、キャリアステージに合った内容のセフルチェックシートを活用する。
と、こんな感じで話を進めてまいりました。
何度も言いますが。
社員教育の必要性を口にしながら、経済的な理由、時間、労力の問題から諦めてらっしゃる経営者の方に大変多くお会いしています。
なので、その大変な状況も十分理解しています。
やはりそれでも、社員教育は必要だと思います。
大手企業さんと同じである必要はありません。
もっと簡単なものでいいのです。
十分効果はありますから。
色々と求めるものや思い描くものがあると思います。
高いレベルの教育を実施されるのも良いと思います。
しかし、ハードルを高くして出来ないのでは何もなりません。
まずは、経営者の方が求めるものと従業員の方の目指すものを一致させ、
前回ご紹介しました、セルフチェックシートなどを活用して教育を実施する。
こんな感じで、初めの一歩から始められてはいかがでしょうか? -
第22回 社員教育について③キャリアステージとセルフチェックシート
経営者が求めるものと、社員が目指す目標を一致させる。
この事が社員教育にはとても大事な事だ、というお話を前回いたしました。
今回は、具体的にどうすれば良いのかを、これまで私どもが企業さんと関わらせて頂き、実際に行った事を事例に挙げてお伝えします。
まず私がお薦めしているのが「セルフチェックシート」です。
人事で使われる考課表を想像して頂ければわかりやすいかもしれませんね。
そこには経営者が求める事を具体的な項目で示します。
誰もが判断できる内容でなければいけません。
そしてその項目群は、社員それぞれのキャリアステージに合ったものである事が大切です。
入社したての社員と、入社3年目の社員では出来る事が違います。
という事は、段階によって経営者が求める事も違ってきます。
社員は、経営者が求めるものが何かを具体的に知る事ができます。
そして、その社員のキャリアステージに必要とされる項目を目標に、一つ一つクリアしていくわけです。
すると、社員はキャリアアップしていきます。
経営者としても、求める社員がどんどん育っていってくれる。
一方、社員ひとりひとりは、明確に示された目標をクリアしていく。
クリアしたらまた次のステージで新たな目標をクリアする。
このようにしてどんどん伸びていく。
どうでしょう?
ちょっと想像してみると、会社もどんどん伸びそうな気がしてきませんか?
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このセルフチェックシートですが、実際にどのようなものかご興味の方がいらっしゃいましたら、当事務所までお問い合わせください。
過去に実際に使用したものをお見せ可能な範囲で参考資料としてご用意いたします。
お問い合わせは、当サイトのお問い合わせページよりお願いいたします。 -
第21回 社員教育について②目指す社員像を具体的にし共有する
前回は、大企業での社員教育も例にとりあげながら「中小企業であっても社員教育を考えなければいけないじゃないですか?」というお話をざっくりとしました。
中小企業さんでは、
「教育をする時間が無い」
「費用が掛けられない」
といった理由から、
「即戦力が欲しい」
となるわけですが・・・。
確かに、中小企業の経営者さんがお忙しいのはよーく理解しています。
その事をとてもよく理解しているうえで、それでもやっぱり「中小企業にも社員教育が必要だ」と言いたいのです。
しかしこれは、大企業と同じ事をする、と言っているわけではありません。
中小企業には中小企業の社員教育が必要だ、という事です。
その社員教育で一番大事だと思っているのが、
目指す社員像を具体的にし、それを社員の方々に伝え、経営者と従業員が互いに共有し合う
という事です。
そしてこれこそが社員教育の核だと。
経営者が求めるものと、社員が目指す目標を一致させる。
とても大事な事だと思います。
何度も言いますが、経営者の方がお忙しい事は私もよく分かっております。
しかし、やらなければ何も変わらないですよね。 -
第20回 社員教育について①中小企業の社員教育
突然ですが、中小企業の経営者の皆さんに質問です。
あなたの会社では社員教育をされていますか?
または、社員教育は必要だとお考えですか?
全ての、とは申しませんが、これまでお話を伺った中小企業の経営者の方は
「社員はですね教育をすれば育つんですよ。」
「まあ時間を掛けてじっくり育てていけば社員は成長しますよ。」
と言われます。
そしてこの言葉にはまだ続きがあります。
「でもね矢島さん・・・、
そんなにお金をかけられないですよ、うちの会社。
そんなに時間をかけられないんですよ。
即戦力が欲しいんですよね。
社員教育なんてね、必要性は分かるんですけど、まぁ~やれないですよね。。。」
いかがでしょうか?
この言葉を読みながら「そうそう!」と心の中でつぶやいた方もいらしゃるのではないでしょうか?
でもちょっと待ってください。
本当にその社員教育に対する考えは正しいのでしょうか?
お金も時間も掛けてじっくりと教育すれば社員は育つのでしょうか?
今回は大手企業さんに伺った内容も紹介しながら中小企業の社員教育についてお伝えします。 -
第19回 就業規則⑥「休職」
10月、11月の2ヶ月に渡り就業規則についてお伝えしています。
就業規則4回目から相対的必要記載事項の具体的項目についてお話をしていますが、今回のテーマは「休職」についてです。
休職という制度。
これは、労働者の方が業務に関係しない病気や怪我を理由に長期間仕事をお休みされる場合に、会社が休職命令などを出し就労を免除するものです。
企業様によっては休職中の労働者の方にお給料を払っていらっしゃるところもあります。
金額や期間などはそれぞれの企業様により異なりますが。
(法的には休職中の賃金を支払わなくても問題はありません。)
しかし、社会保険、健康保険や厚生年金は通常通り発生します。
新人や臨時(長期間)の代替要員を雇った場合は、その方の分の賃金は勿論、社会保険料も発生する事になります。
このような場合、収益性の高いような企業様であれば可能かもしれませんが、財政基盤が脆弱な中小企業の場合はどうでしょう?
ご負担が大きく、なかなか難しいのではないでしょうか?
就業規則の「休職」という規定。
簡単に考えて入れてしまう前に、しっかりとお考えいただきたいと思います。