「阿波鳴門」順禮場の段は、明和5年(1768年)に上演された、近松半二作「傾城阿波の鳴門」全10段の8段めを新内に移したものです。阿波藩の藩主玉木家の宝刀「国次」が何者かに盗まれてしまい、その刀を取り戻すために、十郎兵衛は銀十郎と名前を変え、妻お弓と盗賊として暮らしています。二人には祖母に預けた娘がいますが会うことは叶いません。そこに順礼姿の娘が現れます。名乗れぬ母親の心情を描いたお話です。
参考文献:[新内稽古本]阿波鳴門巡礼場の段 下:近八郎右衛門, 1886 [DOI]10.11.501/856660
参考:松山米太郎 校『浄瑠璃名作集』中巻,有朋堂書店,大正15. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1018117
資訊
- 節目
- 頻率每週更新
- 發佈時間2024年5月5日 上午3:00 [UTC]
- 長度11 分鐘
- 季數1
- 集數75
- 年齡分級兒少適宜
