🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸484:「腹を決める」「腹を立てる」など、“腹を”を使った日本語表現5つ!〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle

【台本/Script】

みなさんは「腹を決める」や「腹を立てる」という言葉を聞いたことがありますか?「腹」はていねいな言い方ではないので、普通は「おなか」と言いますが、今日ご紹介する言葉では「腹を」と、そのまま言ってくださいね。「腹を決める」「腹を立てる」は、どんな意味なのでしょうか?ぜひ、最後まで聞いてください。

こんにちは。今日は10月27日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

まず1つ目は「腹を決める」です。これは「こわいけど、やると決める」という意味です。覚悟をもって決めることです。たとえば、仕事を辞めるかどうか、ずっと悩んでいた人が「今日、腹を決めました」と言うと、それは「もうやめると決めました」という意味になります。先のことが不安だけど、それでもやる。これが「腹を決める」です。

次は「腹を立てる」です。これは「怒る」という意味です。たとえば、「店の人の態度がわるかったので、腹を立てた」というと、その人にイライラして、怒っている様子を表します。すごく怒っているわけではなく、静かに怒っている様子です。

3つ目は「腹を探(さぐ)る」です。これは「相手の気持ちや考えを知ろうとする」という意味です。「探る」とは、調べるという意味です。たとえば「先輩が何を考えているのか分からないので、少し腹を探ってみよう」と言います。これは、相手に直接聞かずに、少しずつ質問したりして気持ちを知ろうとすることです。

4つ目は「腹を割る」です。これは、「本当の気持ちを隠さずに、正直に話すこと」です。たとえば、何を考えているのか分からない友達に、「今日こそ、腹を割って話そう」と言います。本当の気持ちを話して、より良い関係になろうという気持ちです。

最後は「腹を抱える」です。これは、「とてもおかしくて、たくさん笑うこと」です。「抱える」とは、右腕と左腕でおなかを持つような樣子です。たとえば、テレビの番組を見て、「腹を抱えて笑った」と言うと、おなかが痛くなるくらい大笑いしたという意味です。

今日は、「腹を決める」「腹を立てる」「腹を探る」「腹を割る」「腹を抱える」をご紹介しました。気持ちを伝えるときに、こうした言葉を使うと、会話がもっと自然になりますね。ぜひ会話の中で使ってみてください。

では、ここで問題です!

「友だちにひどいことを言われて、怒りました。」このときに合う表現はどれですか?

1. 腹を割りました

2. 腹を立てました

3. 腹を抱えました

もう一度、問題を言います。答えは「2. 腹を立てました」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

【X】

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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉

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