アワノトモキの「読書の時間」

ep47-5 『新・仕事のお守り』×エリック・ホッファー/「弱いものが世界を切り開く?」を真面目に考える

どうもホシノです。今週もミシマ社の『新・仕事のお守り』を枕に、そこに出てくる『エリック・ホッファー自伝』の話へ。幼少期に視力を失い、のちに回復。そんな劇的な人生から出てくる「新しい世界を切り開くのは、いつだって弱い側だ」という視点を拾い上げて、いまの仕事感・商い感と接続して語りました。強者が望む「強者の世界」ではなく、居場所を変える痛みを引き受けた人が動かす変化って? そんな問いからのスタートです。

もうひとつのキーワードは、動きながら考える。ホッファーが長く肉体労働を続けた背景も参照しつつ、「机で唸るより、体を動かしてる日のほうが発想が出るよね」という、身も蓋もない実感をあえて肯定。「良いものを売る+ちゃんと伝える」という前回の商売観とも自然につながって、弱さ前提でも前へ進むための小さな設計を話しています。