今回はベトナム人の両親を持つYumiと、中華系の学校で小中を過ごしたNodokaと一緒にお互いの国の音楽事情について話しました。
前半はベトナムの音楽について。色んなジャンルの音楽の流行が時代とともに変化しながらも、ベトナム人に長く親しまれているのがビナハウスなのですが、私からするとかなりチャラめな曲が多いイメージで、、原曲をRemixするスタイルが定着していて"ハウス"と言うよりEDMの方が近いかも、、?
そんなビナハウスの要素を上手に楽曲に取り入れてくれたアーティス、Polo&PanのDorothyとRed AxesのHanoiをピックアップ。 フランス出身の彼らが作る楽曲は、どれも浮遊感のある夢見心地になるサウンドが多く、フランスのエレガントさと遊び心が満載で中毒性が高いのでまだPolo&Panを聴いたことがない方はアルバム"Caravelle"を是非チェックみてください!
Red AxesのDori SadovnikとNiv Arziがベトナムに訪れた際に現地のバンドや学生達と共に作り上げたアルバム、"Trips#2: Vietnam"のHanoiという曲を紹介しました。原曲は日本で言う民謡のようなベトナムで古くから聴かれている曲に現地を思い浮かべるような要素を沢山詰め込んだ作品で、レーベル "!K7"からリリースされているTripシリーズはRed Axesファンの中でも好きな人が多いのではないでしょうか。
サイゴン出身の女性ラッパーSuboi。宇多田ヒカルのシングルに参加したり、88rising、VOGUE JAPANなど日本でも目にする彼女の活動ぶりはベトナムのヒップホップの女王と呼ばれるほどで、ベトナムの現代のヒップホップシーンを創り上げたうちの一人でもありこれからも注目していきたいアーティストです。
後半は中国の音楽とヒップホップ禁止令について話しました。ご紹介するアーティスはThe Shanghai Restoration Project、9m88。
1930年代の上海のジャズバンドにインスピレーションを受け、2006年に結成したThe Shanghai Restoration Project。新感覚のエキゾチックサウンドと紹介されるその楽曲はジャズやヒップホップ、エレクトロニカなど中国の伝統楽器を取り入れたりとまさに新感覚そのもので、初めて聴いた時はかなり衝撃的でした。
若者から絶大な人気を得ている9m88はソウルやR&B、ジャズ、ヒップホップなどから影響を受けたサウンドは心地のいいグルーヴで、竹内まりやのPlastic Loveのカバーをリリースしたことでも話題を呼びました。彼女の今年リリースしたニューシングルも要チェックです!
ヒップホップの売り上げが世界中で急激に伸びた中、ヒップホップ禁止令を出した中国。ブラックリストにのるラッパーの名前、過激的な表現を禁じられたラッパー達はどうヒップホップのカルチャーを維持していくのか、、。
プレイリストも是非合わせて聴いてみて下さい♪
https://open.spotify.com/playlist/3pizNkEKMATdIn7eZLn9f2?si=sPPncblIRLW7NS1lmPV8oA
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- Published25 December 2020 at 15:32 UTC
- Length23 min
- Episode3
- RatingClean