15 episodes

哲学書・思想書の古典をピックアップしてユーモアを交えつつ語る回、もしくは漫画などを思想的に分析してみる回で構成されております。 出演 マザー・テラサワ しまだだーよ 聴き逃しの過去分についてはhttp://www.motherterasawa01.com/よりご聴取下さいませ。

思想のユーモア/ユーモアの思‪想‬ マザー・テラサワ(哲学芸人) しまだだーよ(アシスタント)

    • Comedy

哲学書・思想書の古典をピックアップしてユーモアを交えつつ語る回、もしくは漫画などを思想的に分析してみる回で構成されております。 出演 マザー・テラサワ しまだだーよ 聴き逃しの過去分についてはhttp://www.motherterasawa01.com/よりご聴取下さいませ。

    緊急頂上対談 ゲスト;エル上田さん(エル・カブキ)

    緊急頂上対談 ゲスト;エル上田さん(エル・カブキ)

    緊急頂上対談 エル上田氏 20201206.mp3


    2020年12月6日収録。今回はエル上田さんにお招きいただいたトークライブ「芸人とコロナと給付金」(12月6日秋葉原ZERO-G開催)終演後のアフタートークを緊急配信致します。トークライブ自体の振り返り、そして語り切れなかった部分などにも言及しております。

    なお、トークライブ自体はツイキャスプレミアムでアーカイブ視聴がございます。ぜひそちらもご聴取下さいませ!

    https://twitcasting.tv/c:19850126/shopcart/42021

    • 42 min
    和辻哲郎『風土 人間学的考察』④

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』④

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』20160724④.mp3


    2016年7月24日定例読書会録音。和辻哲郎『風土』の最終回でございます。今回は前回言及されたヨーロッパの「牧場」的風土から派生するヨーロッパ自体の抽象性を嗜好する思想の功罪、そして中国の風土とそれから派生する中国社会の精神性、そして最後に日本の多様で移ろいやすい風土から生じるつかみどころが無く時に激情的となる精神性などに関して言及をしています。今回の話の中でアニマル浜口の「気合」について少し触れてますが、この点も風土論から考えるとなかなか日本独特の特徴なのではないかと思えてきます。

    しかし同時に、「風土」論がある種の文化決定論として社会の多様性自体に対し盲目的態度に陥ってしまう考え方であるというのを留意しないといけません。また、文明を語るということは近代ヨーロッパが積極的に行ってきたことですが、近代化した日本もまた思想において独自の立場を構築する事が喫緊の課題であったことも事実です。そうした複雑な背景の中で和辻は風土論に言及した訳です。風土論の陥穽を指摘するのは当然必要ですが、その責任を和辻個人に全て負わせることも違うだろうと私は考えています。

    そして最後に少し言及したサイードの『オリエンタリズム』も、今回の話と並べながら考えたい本です。機会があればこちらでもご紹介したいと思います。

    • 25 min
    和辻哲郎『風土 人間学的考察』③

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』③

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』20160724③.mp3


    2016年7月24日定例読書会録音。久しく更新がされていませんでしたが、和辻哲郎の『風土 人間学的考察』の第三回目をアップいたします。

    今回は和辻の述べる「風土」概念の中の「砂漠」(想定しているのは中東地域)、および「牧場」(こちらはヨーロッパ地域)について解説します。和辻の風土論は環境決定論的な傾向があり話が具体的で分かりやすいです。大きな括りとして『「〇〇人」はこうだ』という説得としては何となく納得してしまう部分があると同時に、多聞にオリエンタリズム的な偏見にも満ちているということは記録を聴き直して改めて実感します。今回は和辻の偏見にも注意しながら聴取いただければと思います。

    • 31 min
    和辻哲郎『風土 人間学的考察』②

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』②

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』20160724②.mp3


    2016年7月24日定例読書会録音。和辻哲郎『風土 人間学的考察』の二回目です。今回は和辻が風土に着目した動機がハイデガーの『存在と時間』を読んだ事だったことにまず触れています。時間だけではなく空間もまた人間存在を規定する要素になるのではないかということから、和辻は風土を「モンスーン」「砂漠」「牧場(私達が良く知っている牧場とはまた異なったニュアンスがありますがその点は次回以降に触れます)」3カテゴリーに分類し、人間は出自に基づきそれらいずれかのカテゴリーの特性を纏った存在になると主張する訳です。この回の後半では「モンスーン」、アジア的な人間存在がどういうものであるのかの考察が進められます。

    • 22 min
    和辻哲郎『風土 人間学的考察』①

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』①

    和辻哲郎『風土 人間学的考察』20160724①.mp3


    2019年7月24日定例読書会録音。今回から和辻哲郎の『風土 人間学的考察』をご紹介致します。

    土地土地の習慣や人の精神性に言及するとき「風土」という概念を用いることがありますが、前提となっているのはこの本で書かれていることだと思われます。環境によって人間の精神の在り方が規定されるという考え方は魅力的であると同時に、その極端な環境決定論的な発想には異論が多いこともまた事実です。いずれにしても「風土」という時の無意識的に依拠している思想というのを直視する姿勢が、哲学的に真正な態度ではないかと思う訳です。

    初回は和辻哲郎の紹介、そして「風土」という言葉を成り立たせる根本思想についてお話ししていきます。

    • 25 min
    町屋良平『1R1分34秒』④

    町屋良平『1R1分34秒』④

    町屋良平『1R1分34秒』④20190407.mp3


    2019年4月7日定例読書会録音。町屋良平『1R1分34秒』の最終回でございます。私見ですが、この小説の軸になっているのは「自己閉塞と閉塞した自己同士の邂逅」ではないかと思います。現代人が自己本位であるということは云われて久しいですが、その中でも社会関係を構築して他者と生きざるを得ないのもまた一つの側面です。ボクサーである主人公と、彼のトレーナーのウメキチとの関係もそう描写されています。人間関係は必ずしも仲が良い/悪いということでは捉えられず、衝突を繰り返しながら互いの価値観のすり合わせを日々少しずつ確認することを通じて繋がりを形成していくことではないかということを改めて考えさせられます。

    そういう意図があるせいか、この作品は登場人物の関係全体が俯瞰できないですし個々の心情を細部まで捉えることが出来ません。しかしだからこそ、主人公と同じ目線でもって「人間そのものを読むことの困難」を追体験出来る構成にもなっています。

    そして読了後は映画kids returnを見終えた時と同じような感覚を抱きました。「この主人公は今後どうなるのか?」その解釈のパターンは読み手の数だけあるでしょうし、読み手のその時の精神状態で作品全体の印象もまた変わってくるように思われてきます。

    • 27 min

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