87 episódios

音楽情報サイト『リアルサウンド』によるオリジナルPodcast番組『TALK LIKE BEATS』は、同サイトの連載企画『リズムから考えるJ−POP史』にて多数の記事を執筆、同名書籍を刊行したimdkmと、アーティスト/文筆家として多方面で活動する姫乃たまがMCを担当する音楽トーク番組です。

ミュージシャンやクリエイターなどの旬なゲストを迎え、昨今のヒットチャート解説や“ゲストが今注目している楽曲”のレコメンド、楽曲制作の裏側やルーツミュージックなどのトークを展開します。

TALK LIKE BEATS presented by Real Sound Real Sound

    • Música

音楽情報サイト『リアルサウンド』によるオリジナルPodcast番組『TALK LIKE BEATS』は、同サイトの連載企画『リズムから考えるJ−POP史』にて多数の記事を執筆、同名書籍を刊行したimdkmと、アーティスト/文筆家として多方面で活動する姫乃たまがMCを担当する音楽トーク番組です。

ミュージシャンやクリエイターなどの旬なゲストを迎え、昨今のヒットチャート解説や“ゲストが今注目している楽曲”のレコメンド、楽曲制作の裏側やルーツミュージックなどのトークを展開します。

    #102 Guest:野宮真貴 (後編) ファッション、美容、メイク……音楽にも通ずる“おしゃれ”へのこだわり

    #102 Guest:野宮真貴 (後編) ファッション、美容、メイク……音楽にも通ずる“おしゃれ”へのこだわり

    野宮真貴をゲストの迎えた『TALK LIKE BEATS』、後編のテーマはスバリ“令和時代のおしゃれ”。これまで『赤い口紅があればいい』『おしゃれはほどほどでいい』と2冊のエッセイを刊行している野宮と、“おしゃれ”をキーワードに音楽から生活スタイルまで語り尽くしていく。

    コロナによって外出する頻度が少なくなり、皆がマスクで顔を覆うようになって2年半あまり。野宮も自宅で過ごす日々が続いたことで、普段使いしやすい服を着る機会が増えたという。だが、そうした生活が続いてもステージの上では別。野宮にとってステージで身に纏う衣装とは、「普段着れないものを着る」「人に夢を与えるものじゃないといけない」ものだと強く語る。その原点はピチカート・ファイヴ時代、小西康陽とのやり取りを起点に、今現在も野宮が貫いているポリシーでもあるようだ。

    また、60年代などオールディーズファッションへの傾倒については、自らの好きな音楽、そして母をはじめとした周囲にいた大人な女性への憧れが根本にあるという。

    そしてトークは小西の話に。野宮が小西と初対面した時に感じた印象から、小西の歌詞における“女の子/女性の描写”についてまで、改めてそのリリックの素晴らしさを語り合う場面も。

    さらに野宮の洗顔に対するこだわり、「メイクについてはテキトー」「でもメイクは好き」という相対する回答まで飛び出した後編トークは必聴です。

    <Source>

    『赤い口紅があればいい』(幻冬舎)、『おしゃれはほどほどでいい』(幻冬舎)

    • 39 min
    #101 Guest:野宮真貴 (中編) 今だから知りたい”野宮真貴の”歌”に対する思い 歌うのが”難しすぎた曲”とは?

    #101 Guest:野宮真貴 (中編) 今だから知りたい”野宮真貴の”歌”に対する思い 歌うのが”難しすぎた曲”とは?

    野宮真貴をゲストに迎えた中編のメインテーマは、「歌」。40年以上にもおよぶキャリアの中で、様々な楽曲を歌ってきた野宮が自身の声や歌にまつわるエピソードを語ってくれた。

    まずは、野宮自身の「声」や「歌」への向き合い方について。「ロックは好きだったけど(自分の声質的に)ロックは歌えない」と自らの声に自信が持てなかった中で、ニューウェイブとの出会いで独自のスタイルを築くことに。「淡々と無機質に、正確に歌う」形こそが自分の得意とするボーカル表現であること、小西康陽ら周囲がそうした声を求めていたことが、今に至るスタイルを形成していったという。

    話はピチカート・ファイヴ、特に小西による楽曲の”歌うことの難しさ”に。言葉に寄り添うことを重要視している小西だからこそのこだわりとボーカルディレクションもまた、現在の野宮の歌い方に影響を与えていったというエピソードも。そんな野宮が「(歌入れが難しすぎて)怒ろうかと思った!」と呟いた楽曲とは?

    数々の歌を歌ってきた野宮だが、曲を自作しようと「思ったことはない」ときっぱり。さらに、自らの声やボーカルの特徴をMC陣に逆質問する展開に。

    さらに渋谷系を長く歌ってきた野宮が最新作『New Beautiful』で”新しい曲を歌う”ことを決心した理由、Night Tempoら新世代との交流、そしてフジロックで観た加藤登紀子から受けた影響まで語ってくれた今回の『TALK LIKE BEATS』、必聴です。



    <Source>

    野宮真貴「美しい鏡」(https://open.spotify.com/track/0TCDkxHthjb7qwro7ubYcH?si=c20116fc44864b87)

    ピチカート・ファイヴ「東京は夜の7時」(https://open.spotify.com/track/0JhYO042gz7lBj98SCTM5P?si=dd1b5c0c612f45e4)

    m-flo loves 野宮真貴&CRAZY KEN BAND「Cosmic Night Run」(https://open.spotify.com/track/2UVQ6aMeH88SCkaDo3Cd9X?si=39f47c570dae434e)

    野宮真貴「おないどし」(https://open.spotify.com/track/1OH0KHWd6E6rXO9ecBlxmQ?si=f6bdde23355a46fb)

    野宮真貴「CANDY MOON」(https://open.spotify.com/track/2zqbFeCXeON4VggxeAatGd?si=07bd388399ef4464)

    野宮真貴「東京は夜の七時 (feat. Night Tempo)」(https://open.spotify.com/track/5E7D3qr2nA6qD2CuXubYKE?si=ab4d499e3b254a09)

    • 32 min
    #100 Guest:野宮真貴 (前編) ソロ、ポータブル・ロック、ピチカート・ファイヴ……40年以上に渡るキャリアのターニングポイント

    #100 Guest:野宮真貴 (前編) ソロ、ポータブル・ロック、ピチカート・ファイヴ……40年以上に渡るキャリアのターニングポイント

    『TALK LIKE BEATS』記念すべき100回目の配信に野宮真貴が登場! 前編では、1981年のデビューから40年以上に渡り活躍し続けるなかで、特にターニングポイントとなった瞬間について語ってもらった。

    「ターニングポイントというのが10年ごとにある。それは私にとってキーパーソンとの出会いでもある」と語り始める野宮。当初はバンド活動を通してYAMAHAのコンテストに応募するなど、デビューに向けて精力的に活動するも結果に繋がらない日々を過ごしていたという。そんな野心に満ちていた時期に出会ったのが、ムーンライダースの鈴木慶一。野宮のデビュー作をプロデュースした鈴木慶一だが、そんな2人の出会いの瞬間と思いもよらぬエピソードが飛び出す。

    そうした出会いを経て、デビュー後の1stコンサートにてバックを務めていたのが鈴木智文、中原信雄。この共演をきっかけに1982年に野宮と3人でポータブル・ロックが結成される。鈴木慶一とポータブル・ロック、この2組が揃った流れで小西康陽との対面も果たすのであった。

    ピチカート・ファイヴでの活動に一旦区切りが付いたタイミングで出会った川勝正幸も、野宮にとって重要なキーパーソンの1人。川勝が先行で執筆したライナーノーツに合わせて楽曲を制作するスタイルなど、ソロでも人との出会いを通して新たな音楽を創造していく。

    ソロ、そしてポータブル・ロックでの活動をきっかけに出会った人物たち。野宮真貴の40年以上におよぶ音楽史に触れられる貴重なトークは必聴です。



    <Source>

    野宮真貴『New Beautiful』(https://open.spotify.com/album/4BFKguk68XmcaazFf6GU9S?si=rlPd0hrPS064EKRYo5iS8w)、ポータブル・ロック『PAST & FUTURE ~My Favorite Portable Rock』(https://open.spotify.com/album/6tT5WhvpVGULbRq5u20svN?si=StBH88ZATcyqBD1Qyqzxug)、野宮真貴『ピンクの心+2』(https://open.spotify.com/album/0MmPWVLCmLtsc1krDK0Bbq?si=VqN3GZoCQl-2Pwt1iggnSQ)、野宮真貴『Lady Miss Warp』(https://open.spotify.com/album/4dnOPfoJraCg1zjM4FROvu?si=7AOt-23jSPWYFeoFfflGyw)、野宮真貴『30 〜Greatest Self Covers & More!!!〜』(https://open.spotify.com/album/4SP9oZxY2ZCGgPGM8dfhIH?si=0eLmSjyCS1qVMO3SvTccqQ)

    • 40 min
    #99 Guest:つやちゃん(後編) 2022年の重要なキーワードに? Ethereal(イーサリアル)を中心に考える“ゴス”の再解釈

    #99 Guest:つやちゃん(後編) 2022年の重要なキーワードに? Ethereal(イーサリアル)を中心に考える“ゴス”の再解釈

    つやちゃんをゲストに迎えた後編のテーマは、“ゴス”。ファッション、アート、ネットシーン、そして音楽に至るまで、カルチャー問わず見られる“ゴス”の再解釈と、そこから派生する新たな表現について深く語っていく。

    Grimesがその名を冠したプレイリストを作成したことで話題となったEthereal(イーサリアル)という音楽ジャンル(の一種)。グロテクスさ、ナンセンスな表現、そして女性ボーカルの神聖さなどを共通項に挙げながら、“ゴス”感が独自の発展を遂げたことを熱く語る。シンガポール生まれのアーティスト・yeuleが今年2月にリリースしたアルバム『Glitch Princess』などを参考に、そのアートワークやサウンド傾向を分析することでEtherealがどのようなものであるかを考えていく。

    今“ゴス”が注目されている理由についても、この“世の中のディストピア感”が影響しているのではないかと説くつやちゃん。単に暗いイメージではなく、そこには希望が感じられるような要素があるという。

    また、My Chemical Romanceらが流行した2000年代のビジュアル先行な“ゴス”と違い、今ではタトゥーを入れる若い人が増加している具体例を出し、自らの身体に刻印していくような意味合いで“ゴス”が解釈されているのではないかと考察していく。

    MC2人とつやちゃんが紐解いていくEtherealと“ゴス”の再解釈、2022年を振り返った際に必ずや重要なキーワード/テーマとなるはずだ。



    <Source>

    Etherealプレイリスト(https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DXao0JEaClQq9?si=c6845e3b67704db5)、yeule『Glitch Princess』(https://open.spotify.com/album/4MDhB7WPTVs7YAr1EBOApe?si=E-yfIEGHSpCyQkTOLGWC5g)、つやちゃん『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』(https://www.amazon.co.jp/dp/486647162X/ref=cm_sw_r_tw_dp_ZKSDFMXFDE4ZN0YRMJQF)

    • 32 min
    #98 Guest:つやちゃん(中編) 宇多田ヒカル、中村佳穂、Doul……ラップを昇華した・ラップに影響を受けた作品

    #98 Guest:つやちゃん(中編) 宇多田ヒカル、中村佳穂、Doul……ラップを昇華した・ラップに影響を受けた作品

    文筆家・ライターのつやちゃんをお迎えしての中編は、フィメールラップについて取り上げた前編からさらに視野を広げ、”ラップから派生する作品”、”ラップからの影響を受けた作品”について紹介。つやちゃんが挙げた作品は宇多田ヒカル『BADモード』、中村佳穂『NIA』、Doul『W.O.L.F』の3作。ヒップホップとポップミュージックの境界線にはなにがあるのかについて、語っていく30分間。

    まず、Doul『W.O.L.F』は“音楽を聴き始めたときにDrakeがいた世代”として、歌とラップの境界線が曖昧になった時代のネイティブなアーティストであるが故の表現技法について、実際の楽曲を挙げながら解説していく。imdkmがDoulに感じた“90sロックの文法”とは?

    宇多田ヒカル『BADモード』は、つやちゃんいわく“リズムから考えていた”2010年代の作品を経て、“ポストラップ的になった”作品なのだという。さまざまなトレンドと掛け合わせて語りたくなるが、imdkmは”そこから逸脱したようなすごみ”がアルバムの本質ではないか、と掲げる。姫乃は同作や「気分じゃないの」が“調子の悪い時でも聴ける”理由とは?

    中村佳穂『NIA』は、姫乃の“身体が楽器みたいなひと”という例えに始まり、各々が彼女の持つアーティストとしての魅力や越境性、そして“語りづらさ”について、頭を悩ませながら述べていくことに、この作品の意義を感じる一幕も。

    〈Source〉

    Doul『W.O.L.F』(https://open.spotify.com/album/0r1Yl2QyFlTSsGIcxM26bV?si=Ysfr7FHxQ62uQDi48VUfzQ)、宇多田ヒカル『BADモード』(https://open.spotify.com/album/7Kxd4i6FPfW0ZuP3Q96uij?si=LJEmvEVrQhqG2mL68yoCgw)、中村佳穂『NIA』(https://open.spotify.com/album/25MbiBXGBg5L7TyWJINPU7?si=UCxQnylqTsWjli2j4OS4iA)

    • 40 min
    #97 Guest:つやちゃん(前編) “ヒップホップらしさ”について、valknee&リリスク&XGの楽曲から考える

    #97 Guest:つやちゃん(前編) “ヒップホップらしさ”について、valknee&リリスク&XGの楽曲から考える

    第33回のゲストには、文筆家・ライターのつやちゃんが登場! 『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』を刊行したつやちゃんに、同著のテーマと共通して、「最近リリースされたフィメールラップ作品」について、選曲した3つの楽曲とともに、彼女たちが“いかにヒップホップであるか”を語ってもらいました。

    まずはvalkneeの「Scrapbook」。ヒップホップの作品として中々光が当てられないという葛藤をもとに生み出された作品でありながら、アートワークなども含めいかにボースティングの強い作品でありHyperpop的なアプローチをしているものなのかをつやちゃんが解説。さらにそこから始まる“日本語でラップをすることが定着〜”というありがちな言説をアップデートするimdkm&姫乃&つやちゃんのヒートアップした会話は必聴です。

    続いてつやちゃんが紹介するのはヒップホップアイドルユニットとして活動するlyrical schoolの「The Light」と「Find me!」 。KMが手がけた「The Light」の軽重な楽曲と彼女たちのラップの形や一風変わった「Find me!」 を通じてつやちゃんが伝えたい、ヒップホップのトレンドを発信する“ベタさ”と“スレてなさ”、そして人選の絶妙さという点にも注目です。

    ラストの楽曲「Tippy Toes」を歌うガールズグループXGは、つやちゃんがミニマル+ウィスパーボイスという特徴と重ねてYing Yang Twinsを例えにあげるなど、渋さの目立つ、良い意味で日本らしくない楽曲とラップがポイントです。

    〈Source〉

    valknee「Scrapbook」(https://open.spotify.com/track/7ffb4pcISLct97b8Ix468I?si=0a04ac7f036a46fb)、lyrical school「The Light」(https://open.spotify.com/track/2UkMr5h7ogsr5hWzTeyQEr?si=62c53ee3681e40ed)&「Find me!」 (https://open.spotify.com/track/2dNrPqEJvwOQURA0sKx9uG?si=4959bb10f700485a)、XG「Tippy Toes」(https://open.spotify.com/track/1MKmSbQfJpEVnC3XfGywyF?si=690bdab5e08a4ebf)

    • 38 min

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