カナダにいらっしゃい!

大澤眞知子 Machiko Osawa

広い広いカナダアルバータ大平原のキャビンから日本のみなさんにお届け。30年間日本でクリティカルシンキングを指導した後カナダに移住。カナダ目指してやってくる優秀な日本の若者を応援するための、現実の情報を現地カナダから。「カナダ有名大学に進学する方法」「カナダ高校留学の実態eBook」など、エージェントの大嘘がまかり通っている「カナダの留学」の驚くべき真実も語ります。最近は「迷子になった日本の教育」シリーズ、「日本にいながらBiligual Education」シリーズでユニークな教育方法を提案中。University of British Columbia, Harvard Universityで学んだ”Psychology” “Fundamentals of Neuroscience”などをベースに頑張る日本の若者への応援エピソードも込めて。

  1. SEP 21

    「箱」を探し求める留学 (コラムのPodCast版)

    こんな留学がしたいですという「箱」を探し求める留学  コラムで公開した「こんな留学がしたいですという「箱」を探し求める留学」の、私のつぶやきがたくさんプラスされているバージョンです。 ツッコミが多いですよ。Enjoy. こんな留学相談してませんか? ネットの留学相談コーナーで見かけ、「あ〜〜〜〜こりゃいかん!」と。 日本の留学希望組が夢見る「留学」への相談はこんなのが未だに多いです。 40年前から変わってないですねぇ。 PodCast 留学のご相談を受けた後、まずはカナダクラブ、少なくともOneセッションを受講していただくと、果たしてカナダの高校で生き残れる能力の片鱗でもあるかどうかが見事にわかります。そこから親子面談をして進めて行くようになります。丁寧に丁寧に、カナダのカリキュラムに合わせた指導を行い、「これはいける!」と思ったら、Essay Basicsの特訓に入ることになります。そこからは本人の努力次第。スイスイ進める生徒もいれば、つまづく生徒もいます。何かの節目たびにこちらから詳細のアドバイスを行い、留学に向けて進むのか、大学まで待つべきかなどの相談にのっています。 では、相談何がいけないのかの詳細をお聞き下さい。 この相談です。最初からそこに出来上がっている「箱」を教えて下さいという相談です。 ____________________ 高校3年間留学したいです。 考えている国は、 ・ニュージーランド ・カナダ ・マレーシア ・オーストラリア です。 どの国が1番費用をおさえられるでしょうか。 また、私は将来グローバル系の企業に勤めたいと考えているのですが、どの国に行くのが一番役立つのでしょうか。 「日本」文句なし。まずは自分の国のことをよく知らないとGlobalな考え方など不可能ですよ。 もしわかる方がいれば、教えて頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。________________________ Need help? Sure. Contact Canada Club. カナダクラブ (カナダ大学留学準備講座) 「カナダ高校留学2025年版」eBook カナダ発日本人のための本格的英語学習サイト UX English

    18 min
  2. SEP 6

    カナダ高校留学生物語5 - 頑張る女子留学生が崩れる現実

    未成年が親元を離れ、誰も本気で守ってくれる人のいない外国で、しかも言葉も文化も異なり、気持ちを預けられる友達もいない生活。 これが高校留学の実態です。 そんな中で過ごす日本の高校生たち、特に女生徒。 精神的に崩れてしまうケースが非常に多かったですし、今も頻繁に起こっているようです。 日本の女の子はとてもよく頑張ります。 親も持て余して「ぽいっ」と送られて来るよくある男子生徒とは異なり、真剣に高校留学を考え、一生懸命頑張ろうとやって来ます。 PodCast 日本にいれば、友達もおり、守ってくれる親もおり。 何よりも、慣れ親しんだ日本で、楽しい高校生活をおくれたのではと思います。 なぜですか? なぜカナダに来てしまいましたか? 何人ものこのような留学生に手を差し伸べようとしました。 Robertと一緒に一生懸命助けようとしましたが、手を伸ばしてその子の手を握ろうとしてもまるで幻のように手が消えてしまう、これが実感です。 PodCast 私達が差し伸べる手を握りたくなったら、いつでも待ってるからね。 どんな助けが出来るかはわからないけど、Robertと一緒に一生懸命考えて、あなたの道作りのお手伝いがしたいです。 頑張ったあなたに。 カナダクラブまで連絡下さい。 カナダクラブ (カナダ大学留学準備講座) 「カナダ高校留学2025年版」eBook カナダ発日本人のための本格的英語学習サイト UX English

    12 min
  3. AUG 29

    カナダ高校留学生物語4- インターナショナルスクールからのびっくり

    ある時期、インターナショナルスクールに通っている日本人生徒の親からの相談が多くなりました。インターナショナルスクールと言っても、最近アジアにニョキニョキ出来ている、マレーシアやタイとかに、一体ここはなんだ?というようなレベルのインターナショナルスクールです。相談があった生徒は大体高校留学を希望しており、実に様々なそれまでの学びのルートを聞く機会がありました。 ある男子生徒は幼い頃から日本の学校経験はほとんどなく、マレーシアのインターナショナルスクールに在籍中でした。オンラインの面談を行うと、確かに英語を話すのには慣れており、ま、カナダの日常には困らないかなという印象。 ただ、なにか嫌な感じのするチャラチャラした英語を使うなという印象でした。 アカデミックな能力に関しては、マレーシアのインターナショナルスクールの先生たちからは、中程度の評価。どうやらインストラクションを守るのが不得意で、アサインメントが中途半端のような評価が書かれていました。 このようなインターナショナルスクール生を面接した際によく感じることがあります。それが、やはりこの男子生徒にも面白いほど当てはまっていました。 PodCast 「英語が出来るようになるかも」と、アジアなどの似非インターナショナルスクールには要注意。その学校だけでしか通用しない子供になってしまっているかもと思います。 高校留学は、日本での基礎教育で学力をつけ、日本の常識を学び、日本社会体験を十分行い、いわゆる自然体で能力を伸ばした生徒が、中学で良い成績を取り、そしてここが大切、「カナダの高校で学ぶことに論理的な目的がある場合」のみ、考えてみてもいいというものです。 しかも、その後、カナダのGrade9までが習得していることを日本でも追いかけ、準備し、特にエッセイはGrade9までの基本的なものが高いレベルで書けるようになっていること。 これも必須ですよ。 インターナショナルスクール=カナダですぐ通用する、ではありませんので要注意。 今思い出しても、苦笑するか、後悔する体験でした。 カナダはそんなに簡単な国ではないですよ! ご相談はいつでも、カナダクラブまで! カナダクラブ (カナダ大学留学準備講座) 「カナダ高校留学2025年版」eBook カナダ発日本人のための本格的英語学習サイト UX English

    17 min
  4. AUG 15

    カナダ高校留学生物語3 - 「スムーズな留学は高い能力の特権」

    留学についての相談を受け始めたのが1995年あたりからです。 実際にバンクーバーに家を買い、そこで地元今治から連れて行った生徒たちとのサポートを始めていました。今治とバンクーバーを年間8回ほどエア・カナダで往復するという「時差ボケ」生活が始まった頃です。 今治のオフィスに親子がやってきました。 地元の中学では優等生。話し方を聞いても「この子はあったまいいなぁ〜」と直感しました。 (PodCast) すべてスムーズに進んだ高校留学に聞こえましたか? そう、彼女の頭脳がそうさせたんです。 ホストは、まぁあんなもんです。 あくまでも他人。他人の家でいかにひとりの人間として同居できるか、それをわきまえていることがとても大切なのがホームステイです。 現状はかなり厳しくなってきているようですけどね。 移民家庭が大半を占め、またやってくる日本人高校生の幼さが目立つようになりました。 Aちゃんのような大人の精神力を持った留学生にはめったにお目にかかることがなくなった気がします。 そう、大人の精神力を持ち、知力・学力にもともと優れていること。 よく勘違いしている留学生をみかけますが、知力・学力はもともとないところからは何も出て来ません。 いくら親が大金をはたいても、本人がいくら〘自分は卒業して大学に行く}という不毛な夢を持っていても、もとの能力(残酷ですが)がない限り、高校留学は幻であると考えて下さい。 誰でも構わず送るようになった1990年代後半のエージェント、誰でも構わず受け入れるようになった(通知表が2でも)カナダの学区が、日本から大挙して押し寄せる、留学には全く届かない頭脳を日本から大金と引き換えに受け取るようになりました。 これを「詐欺」と呼びます。 カナダ高校には、日本の中学でトップクラスの成績を取っているなら、いらっしゃい! カナダクラブ (カナダ大学留学準備講座) 「カナダ高校留学2025年版」eBook カナダ発日本人のための本格的英語学習サイト UX English

    14 min
  5. AUG 10

    カナダ高校留学生物語−2「カナダの高校は自由はずなのに!と強制帰国」

    SNSはTeenagerにとっては、Toxicですね。 そこからのデタラメ勝手な情報を、自分の取りたい情報だけを見て「カナダは自由だ!」「カナダに行けば楽しい自由な高校生活が待っている!」「日本の教師にガミガミ言われる筋合いなどない!」「校則もない!髪も自由、何を着るのも自由!」「親もいないし、自分の自由が待っている!」 留学したい! と、ある日親に言い出します。 こんな、正直アホな考えで親に「高校留学させてほしい」とせがむ中学生・高校生の顔が目の前に浮かびます。 数ヶ月で、いや数週間で、中には数日で帰国になった日本の男子生徒の顔が浮かんできます。 PodCast とても嫌な思いで面談を打ち切りました。 お母さんはしきりに「すみませんでした。」を繰り返していましたが、隣の部屋に行ったHくんのどなり声が聞こえて来ました。 「なんで戻れないんだよ!」 これはかなり過激な経験でしたが、1枚剥がすとこのような日本人留学生がかなりカナダにいるのではと、寒気がする気持ちでした。 これが高校留学の裏の顔であることも知っておいて下さい。 次は、Positiveなストーリーをご紹介したいと思います。 Talk to you again! カナダクラブ (カナダ大学留学準備講座) 「カナダ高校留学2025年版」eBook カナダ発日本人のための本格的英語学習サイト UX English

    15 min

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広い広いカナダアルバータ大平原のキャビンから日本のみなさんにお届け。30年間日本でクリティカルシンキングを指導した後カナダに移住。カナダ目指してやってくる優秀な日本の若者を応援するための、現実の情報を現地カナダから。「カナダ有名大学に進学する方法」「カナダ高校留学の実態eBook」など、エージェントの大嘘がまかり通っている「カナダの留学」の驚くべき真実も語ります。最近は「迷子になった日本の教育」シリーズ、「日本にいながらBiligual Education」シリーズでユニークな教育方法を提案中。University of British Columbia, Harvard Universityで学んだ”Psychology” “Fundamentals of Neuroscience”などをベースに頑張る日本の若者への応援エピソードも込めて。

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