57本のエピソード

★隔週水曜・夜10時更新予定★
九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。
高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、
日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。

古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。

Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる
平安時代の女房たちの会話よう・・・?
時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。
「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。

※語注※
局(つぼね):
平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。
几帳(きちょう):
平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。
友がたり:
おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。
 
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。

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つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり‪〜‬ おぎたま

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★隔週水曜・夜10時更新予定★
九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。
高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、
日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。

古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。

Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる
平安時代の女房たちの会話よう・・・?
時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。
「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。

※語注※
局(つぼね):
平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。
几帳(きちょう):
平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。
友がたり:
おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。
 
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
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    光る君へ日記 第17回 「うつろい」

    光る君へ日記 第17回 「うつろい」

    今回は、矢部乙丸(乙丸・矢部太郎さん)の良い働きからスタートしましたね。彼は本当にまひろのことを大切に思い、仕えていることがよくわかります。さすが、「看病してもらいたい人」というアンケートで岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)と同率1位の31%を得票するだけありますね。

    ケンカ別れしてしまったさわさんですが、まさかの「まひろ推し」だったことがわかり、たまはほっと胸をなでおろしたのでした。「筆を執らずにいられない」とまひろはつぶやきましたが・・・まだ一行も書いていませんね。もうすぐ5月ですけど???

    そして、ご覧になりましたか?塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)が公卿たちのボヤキを盗み聞きする際の表情を。若き帝はどれだけたくさんの人が周りにいても、孤独なものなのですね。塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)のお姿が美しいだけに、それが際立って悲しいものなのです。

    なによりもこんなにもあっけなく井浦道隆(藤原道隆・井浦新さん)が逝ってしまうとは・・・。え?あれ?枕草子に生き生きと描かれた中関白家の素敵なエピソードの数々は・・・?あっけないにしてもあんまりではございませんこと?

    さあ、今日もつぼねに集って友がたりをいたしましょう!



    <今回配信の注意>

    ★ 収録環境の問題により この回は音声がいつもより聞き辛くなっております。予めご了承下さい

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。



    <おぎ注> 

    先の太政大臣の三の君:金田斉信(藤原斉信・金田哲さん)の妹。後々、伊周&隆家ととある人物との大喧嘩を引き起こす火種になった。(多分、本作でも出てくる!)

    七日関白(なのかかんぱく):井浦道隆(藤原道隆・井浦新さん)の跡を玉置道兼(藤原道兼・玉置玲央さん)が継ぐのだが、非常に短命政権だったことを揶揄する言葉。おそらく第18回で詳しく登場すると思われます。

    「声、明王の眠りを驚かす」:枕草子第313段「大納言殿参り給ひて」で登場するエピソード。伊周、定子、一条が夜中まで仲良く過ごした後、紛れ込んだ鶏が鳴いたことで柱に寄りかかって転寝していた一条天皇が目を覚ましたのを見て、伊周が得意気に歌う。おぎはこの一節をどや顔で朗じる三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)を妄想して楽しみにしていた。

    薫:源氏物語の登場人物で光源氏の息子(本当は若い正妻・女三宮が若い間男・柏木との間に産んだ子)。源氏物語第3部の宇治十条で登場する。とにかく煮え切らず、暗い感じのする男。

    忘れ路の行く末までは難ければ今日を限りの命ともがな:小倉百人一首第54番 儀同三司の母(=板谷貴子(高階貴子・板谷由夏さん)) →おぎ訳:あ~、幸せ!このまま死んでしまいたいほど幸せ!

    権記(ごんき):藤原行成が書いた業務日誌で、実資の小右記、道長の御堂関白記と並んで「三記(さんき)」と呼ばれる古記録の一つ。行成の人の好さがにじみ出ており、つい応援したくなる。



     <参考>

    「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ 

    ・ダイジェスト映

    • 41分
    #29 どれがおすすめ?源氏物語の現代語訳

    #29 どれがおすすめ?源氏物語の現代語訳

    先日、Xのポストにお尋ねのコメントをいただきました。「おススメの現代語訳は?」というものです。いままでこのつぼねでは源氏物語の話を幾度となくしてきましたが、そろそろ語る頃合いなのかもしれません・・・。

    源氏物語は数多の著名な作家たちが腕を振るって現代語に翻訳してきました。そのそれぞれに魅力があり、色があり、そして時代を映しているのです。

    その中からほんの一部を、ほんの少しだけ紹介しようとつぼねにやってきました。この友がたりはあくまでおぎたまの独断によるものであり、感想に過ぎないのですが、さてさて、あなたの心の琴線には誰の源氏物語が触れるでしょうか・・・?



    <時のしおり>

    (00:00)  ご質問ありがとうございます!

    (02:58)  まずは「あさき〜」より始めよ

    (07:13)  源氏の壁!複雑な人物整理は “漫画”がベスト

    (11:02)  どの〝◯◯源氏〟がお好み?  

    (13:13)  色気があるが難解、谷崎源氏

    (14:05)  円地源氏は艶やかで美しい

    (15:03)  親しみやすい田辺源氏

    (16:37)  瀬戸内源氏&イチオシ“女人源氏物語”

    (18:01)  異色!“源氏が語る”橋本源氏

    (21:08)  令和にピッタリ角田源氏

    (23:49)  読み聞かせによさげ?大塚源氏

    (25:20)  原文に忠実な与謝野源氏

    (30:48)  現代語訳を読む『苦しみ』  

    (35:18)  源氏の現代語訳を自費出版した人 

    (40:13)  いつかは出したい!?おぎ源氏

      



    <おぎ注>

    着物が犬:「あさきゆめみし」のコミックス版第4巻に登場する。紫の上の女房の着物の柄がよく見ると「犬」と見えることから、「この人は絶対、雀の子を逃がした犬君だ!」と高校時代のおぎが気づいて大興奮した。



    超訳:原文にとらわれずに分かりやすく、読みやすいように翻訳すること。英意和訳とも。シドニィ・シェルダン「真夜中は別の顔」などが有名



    大系本の赤と青:岩波書店が出版している古典文学の原文を集めたシリーズ。古典文学を研究する上で、底本としている学者が多数。最初のシリーズである日本古典文学大系が赤色の表紙で、それに続く新日本古典文学大系が青色の表紙だったため、おぎは簡単に「赤と青」と呼んでいる。



    上野栄子さん:一介の主婦だが、家事と介護の傍ら、辞書を引きつつ18年かけて源氏物語を完訳。その後、2008年に80歳で自費出版をした。



    ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!



    <参考文献>

    「あさきゆめみし 新装版」著:大和 和紀 講談社(KC KISS) コミック

    https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000359115

    ※源氏物語全巻をほぼ網羅した漫画。ストーリーや人物関係図だけでなく、平安時代の文化や風俗などを知るにも良い作品。

    谷崎源氏: 「潤一郎訳 源氏物語」谷崎潤一郎訳 中公文庫

    https://www.chuko.co.jp/bunko/1991/07/201825.html

    ※一文が長く、初心者には読みづらいものの、独特の色気があると言われている。

    円地源氏:「円地文子の源氏物語」著:円地文子  集英社文庫 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-9960018385

    ※文章が格調高く艶やかで美しい。たまが愛読。

    田辺源氏:「新源氏物語シリーズ(全5巻)合本版」著:田辺聖子 新潮文庫

    https://ebook.shinchosha.co.jp/book/E057501/

    ※会話を多用してあり、読みやすく親しみやすい。たまも大好き。「あさきゆめみし

    • 45分
    光る君へ日記 第16回 「華の影」

    光る君へ日記 第16回 「華の影」

    先週の予告編で高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)様が「香炉峰の雪はどうであろうか?」と仰せになったその時から、私の心の高まりといったら限りがなかったわけですが、それが今回映像化され、実際にその様子をこの目に見ると、「昔は物を思はざりけり」の心地がいたします。(自分でも何を書いているかわからないですけど)

    塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)のお二人が仲睦まじく、まるで絵巻でも見るようでした。そうそう、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)のイキリっぷりが振り切れてて素晴らしかったですわ。この中二病的な振る舞いが愛しくて好きです。

    そういえば、竜星隆家(藤原隆家・竜星涼さん)の初登場にも心がときめきましたね。ぶっちゃけぶりがその後の活躍を期待させますね。

    あ、あと、上地道綱(藤原道綱・上地雄介さん)の話もしなくちゃ!あの人ったらやっぱり柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の地雷を踏みぬいたわよ!

    ・・・と、そんなことを語ろうと、今夜もつぼねにやってきたのですが、なんと、「私は反省をしています」というたまの言葉から始まった今宵の友がたり。さて、どうなることやら・・・?

    今宵も几帳の向こうでどうぞお聞きあそばせ。

      

    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。



    <おぎ注>

    クラゲの話:枕草子第102段「中納言参り給ひて」より。定子の御前で「すごくいい扇の骨をもらったんだ!」と自慢する隆家に対して、「それって、クラゲの骨じゃない?」と清少納言が切り返したというエピソードがある。

    香炉峰の雪:枕草子第299段「雪のいと高う降りたるを」より。定子が白楽天の詩の一部を引用して清少納言に閉め切っていた格子を開けさせた(ドラマの中では格子ではなく御簾でしたが・・・)。二人の教養の高さや主従の絆を示すエピソードであり、おぎたまは映像化されるのを去年から楽しみにしていた。

    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!



     <参考>

    「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ 

    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます 

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pkKV7Z7yom/

    【をしへて!】佐多芳彦さん ~藤原定子が問うた「香炉峰の雪」ってなに?https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkewP5q2e3/

     【用語集】第16回より 香炉峰/悲田院ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pjyOp7mn3Y/?cid=hkhk-x-0421-14-hikaru 



    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

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    • 47分
    光る君へ日記 第15回 「おごれる者たち」

    光る君へ日記 第15回 「おごれる者たち」

    今回の放送は何といっても、おぎの大好物・イケメン伊周の登場です。「おごれる者たち」のタイトルにふさわしく、あちこちでおごりを振りまいてくれました。なんといっても「大鏡・南院の競射」のオマージュシーンには目を奪われてしまいました。(楽しみにしてたんですよ…!)

     

    そして一条天皇の最終形態・塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)がとうとうご登場あそばしましたね!月夜に高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)と並んで柱に寄りかかり、笛を吹くシーンは本当に美しかったですね。(おたまは何か違うものが見えていたようですが・・・)

     

    益岡雅信(源雅信・益岡徹さん)の旅立ち、ウイカききょう(ききょう・ファーストサマーウイカさん)の初出仕、高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)の寮試合格と今回もいろいろあったのですが、いやはや上地道綱(藤原道綱・上地雄介さん)の所業にはおぎもたまも思うところがありまして。

     

    さあ今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。

     

    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。



    <おぎ注>

    南院の競射:大鏡の有名なワンシーン。自信満々で矢を真ん中に当てる道長に対して、全く当てることができず震え上がる伊周が印象的。



    空蝉:源氏物語で人妻である空蝉ににちょっかいを出そうとした源氏が、間違えて空蝉の義理の娘に手を出すシーンが描かれる。もちろん源氏は道綱と違って人違いでもスマートに事を運んだ。



    石山詣:平安時代に流行したお寺参り。「石山詣に行く」というと、女性でも割とスムーズに外出できたらしい。数日間、寺に籠って大願成就のために読経などを行った。紫式部は石山寺に籠っている間に琵琶湖に映る月を見て源氏物語の着想を得たという伝説が残る。



    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!



     <参考>

    「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ 

    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます 

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p0a18ZzYJ0/

     【光る君へ絵巻】ドラマ美術の世界 ~まひろが参籠に訪れた近江国「石山寺」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4J3BbjP5K/

     【用語集】第15回より 中宮大夫/文章生ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkDApqA8G5/

     



     

    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

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    • 44分
    #28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」

    #28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」

    おぎたまは、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。

    今回の1冊は藤原実資が書き、倉本一宏先生が編集なさった「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」です。

    Xのポストで見かけて即予約。お互いに読み始めたはいいものの、63年に及ぶ長い長い日記を凝縮して1冊にまとめたとはいえ、長い長い1冊。読み終えた時にはまるでフルマラソンを走りぬいたようなそんな感覚がおぎたまを襲いました。



    ※ご注意ください※

    この回では「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」について熱く語りますので

    、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。

     

    <時のしおり>

    (00:00) 春の読書はこれ一択

    (02:17) 藤原実資✖倉本一宏の最強タッグ!

    (07:07) 『小右記』とはなんぞや

    (10:50) ビギナーズは〝おいしいトコ取り〟

    (12:42) 枕草子との一致に歓喜!

    (17:16) 行間を妄想する楽しみ

    (20:13) 日記から透けて見える実資VS伊周

    (24:42) 「日記=情報」こそ貴族の宝

    (29:56) 占い師的に気になる教通からの質問

    (33:12) 実資の人柄を妄想

    (35:45) 解釈一致!「光る君へ」秋山実資

    (38:24) ビギナーズ版・小右記は読み得!の一冊



    <おぎ注>



    藤原実資:平安時代の貴族。63年にも渡り業務日誌である「小右記」を書き続けた。藤原道長の「この世をば…」の和歌を書き残したのもこのお方。大河ドラマ「光る君へ」では秋山竜次さんが演じている。



    倉本一宏先生:日本の歴史学者で、大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当なさった。国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。現在は「フリーの歴者学者」を名乗っておられる。



    三記:藤原実資の「小右記」、藤原行成の「権記」、藤原道長の「御堂関白記」の3つの貴族の業務日誌を称して言う。1000年後の現代でも当時の政治や行政を知るための超一級の史料である。さすが。



    枕草子第161段「故殿の御服のころ」:清少納言の同僚が陰陽寮の楼閣に登って大騒ぎになったことが残されている。



    伊周:一条天皇の皇后である定子の兄。漢籍や和歌などに優れた才能を持ってはいたが、若くして政治の重役に就いたため、高慢な態度が貴族の反感を買った。



    道頼:道隆の庶子で、伊周の異母兄。祖父である兼家の養子となった。実資との関係は良好だったらしい。



    教通:道長と倫子の次男。公任の娘が正室。



    ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!



    <参考リンク>

    #14 今こそ友がたりたい!一条天皇

    https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e278roh/a-aa5gkln



    <参考文献>

    「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」著 藤原 実資 編 倉本一宏

    カドブン<ビギナーズ・クラシックス 日本の古典>

    https://kadobun.jp/special/beginners/nihon.html

    「現代語訳 小右記」 全16巻 倉本一宏編 吉川弘文館

    枕草子 第161段 「故殿の御服のころ」 岩波文庫



    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

    ※内容は諸説あります。

    X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE

    ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com

    • 42分
    光る君へ日記 第14回 「星落ちてなお」

    光る君へ日記 第14回 「星落ちてなお」

     「見つめあいすぎ!早くしなきゃ!」とたまが心配していた前回のラストシーンは、「道長のスルー」という結果につながりましたね。当たり前といえば当たり前でしょうけど、やっぱりこれには道長の株もダダ下がり。また、それを迎えた黒木倫子(源倫子・黒木華さん)も何か思うところがあるようです。

     そして今回、とうとう、段田兼家(藤原兼家・段田安則さん)が逝ってしまわれました。最後に赤く染まる月を見て、段田兼家は何を思ったのでしょうか?(ちなみに、たまは兼家が横たわっていたあの構図がどうにも気になるようですけど・・・)

     井浦道隆(藤原道隆/井浦新さん)、玉置道兼(藤原道兼/玉置玲央さん)、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)、上地道綱(藤原道綱/上地雄介さん)の4兄弟は、まるで扇の要を失ったかのようにバラバラにそれぞれの道を歩んでいきます。

     久しぶりにご登場のウイカききょう(ききょう・清少納言/ファーストサマー・ウイカさん)の振り切れっぷりに惚れ惚れしたり、三浦伊周(藤原伊周/三浦翔平さん)の美しさにも目を奪われ、気が付けばもう次回の予告編・・・。

     さあ今宵もいつものつぼねに集って、友がたりをいたしましょう。

     

    <今回配信の注意>

    ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

    ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。



    <紹介>

    道隆宅で行われた和歌の会で、とある姫君が詠んだ歌

    「秋風のうち吹くごとに高砂のをのへの鹿の鳴かぬ日ぞなき」

    拾遺和歌集第3秋

    おぎ訳:あなたはもう私に飽きてしまったのね。あなたを思って泣かない日はありません。



    <おぎ注>

    蜻蛉日記:財前寧子(藤原寧子/財前直見さん)の書いた日記。基本的に愚痴ばかりが書かれており、兼家とのケンカの様子がつぶさに見られる。

    わかめの人:ウイカききょう(ききょう・清少納言/ファーストサマー・ウイカさん)の初めての夫である橘則光(たちばなののりみつ)のこと。別れた後も兄と妹のように親しかったらしい。清少納言の秘密をうっかりしゃべりそうになり、わかめを口いっぱいに含んで事なきを得たというエピソードがある。

    ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!



    参考

    「光る君へ」NHK 公式HP  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/

    ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます 

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pL0oO13wxg/



    【ドラマをもっと楽しむ歴史解説】君しるべ~藤原道隆の奇策!?皇后と中宮の並立

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pboVrJom5q/

    【ちなみに日記には…大河ドラマ「光る君へ」第14回より】

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkyexGqe8k/

    【用語集】第14回より 中宮/登華殿ほか

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pPmOwdrlBg/



    【藤原実資役 秋山竜次さんインタビューはこちら】

    https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p23QbLBnmo/





    ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限

    • 37分

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