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『洪水と水害をとらえなおす 自然観の転換と川との共生』大熊孝|音読ブラックスワン#13 blkswn radio

    • ニュース解説

『洪水と水害をとらえなおす 自然観の転換と川との共生』大熊孝

農山漁村文化協会|2020年5月29日刊


朗読箇所:第3章「小出博の災害観と技術の三段階」(「1. 小出博の災害観」「2. 川の定義と技術の三段階」P.63〜70)



<日本人の伝統的な自然観に迫りつつ、今日頻発する水害の実態と今後の治水のあり方について論じ、ローカルな自然に根ざした自然観の再生と川との共生を展望する。大熊河川工学集大成の書>



「洪水と水害をとらえなおす」というタイトルを不思議に思った方もおられるかもしれません。しかし、「洪水」と「水害」は別のものです。「洪水」は自然現象であり、「水害」は人の営みにともなう社会現象です。本書は、その両者の関係性を中心に論じています。

読みどころは3つあります。

ひとつは2000年代に入って増大した大規模水害に関する詳細な解説と有効な手立てについての提言、また、洪水・水害との関係からみた日本人の自然観についての考察、そして、これからの社会の基盤となるべき「都市の自然観」「地域の自然観」創造の提唱です。

川に関する初歩的な専門用語を「予備知識・川の専門用語」としてとりまとめていることも魅力のひとつです。自然災害が多発するなか、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。



http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54020139/





企画・朗読:若林恵 

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds) 

制作協力:宮野川真(Song X Jazz) 

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii 

黒鳥福祉センターにて収録

『洪水と水害をとらえなおす 自然観の転換と川との共生』大熊孝

農山漁村文化協会|2020年5月29日刊


朗読箇所:第3章「小出博の災害観と技術の三段階」(「1. 小出博の災害観」「2. 川の定義と技術の三段階」P.63〜70)



<日本人の伝統的な自然観に迫りつつ、今日頻発する水害の実態と今後の治水のあり方について論じ、ローカルな自然に根ざした自然観の再生と川との共生を展望する。大熊河川工学集大成の書>



「洪水と水害をとらえなおす」というタイトルを不思議に思った方もおられるかもしれません。しかし、「洪水」と「水害」は別のものです。「洪水」は自然現象であり、「水害」は人の営みにともなう社会現象です。本書は、その両者の関係性を中心に論じています。

読みどころは3つあります。

ひとつは2000年代に入って増大した大規模水害に関する詳細な解説と有効な手立てについての提言、また、洪水・水害との関係からみた日本人の自然観についての考察、そして、これからの社会の基盤となるべき「都市の自然観」「地域の自然観」創造の提唱です。

川に関する初歩的な専門用語を「予備知識・川の専門用語」としてとりまとめていることも魅力のひとつです。自然災害が多発するなか、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。



http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54020139/





企画・朗読:若林恵 

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds) 

制作協力:宮野川真(Song X Jazz) 

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii 

黒鳥福祉センターにて収録

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