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「異人たち」「プリシラ」「No.10」「ザ・タワー‪」‬ シネマプレビュー 映画の最新情報を毎週お届け

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■サムネ画像は:映画「プリシラ」©The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「異人たち」原作は山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説「異人たちとの夏」で、昭和63年に大林宣彦監督が映画化。本作は再映画化となるが、監督・脚本を手掛けたアンドリュー・ヘイが現代の英国に舞台を移し、大胆に脚色している。ロンドンのタワーマンション。ほとんどの部屋が事務所として使われているのか、夜になると人の気配が消える。ここに一人で暮らす40代のゲイの脚本家、アダム(アンドリュー・スコット)は、同じマンションに住む謎めいた青年、ハリー(ポール・メスカル)と出会う...■「プリシラ」エルビス・プレスリーの元妻、プリシラ・プレスリーの回想録を、「ロスト・イン・トランスレーション」などのソフィア・コッポラ監督が映画化した。エルビスは14歳のプリシラを邸宅に迎え学校に行かせるなどし、21歳になるのを待って結婚した。コッポラ監督は、異次元の環境に飛び込んだ10代の少女の孤独や疎外感、自立を繊細に描く...■「No.10」アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督による、極めてクセの強い意欲作。久々に度肝を抜かれた。主人公は、舞台公演に向けて稽古中の俳優、ギュンター(トム・デュイスペレール)。彼は共演女優と不倫関係に。それを知った女優の夫である演出家は、ギュンターに脚本の改変など陰湿な復讐を図るが…■「ザ・タワー」闇に閉ざされた空間を舞台に、ギョーム・ニクルー監督が人間の本質を冷徹に描いたSFパニック作品。仏のとあるマンションが突然、漆黒の闇に包まれる。闇に触れると、その部分が刃物で切り落とされたように消失。外部との連絡も取れず、食料もとぼしい中、住民たちの生き残りをかけた抗争が始まる...■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えき

■サムネ画像は:映画「プリシラ」©The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「異人たち」原作は山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説「異人たちとの夏」で、昭和63年に大林宣彦監督が映画化。本作は再映画化となるが、監督・脚本を手掛けたアンドリュー・ヘイが現代の英国に舞台を移し、大胆に脚色している。ロンドンのタワーマンション。ほとんどの部屋が事務所として使われているのか、夜になると人の気配が消える。ここに一人で暮らす40代のゲイの脚本家、アダム(アンドリュー・スコット)は、同じマンションに住む謎めいた青年、ハリー(ポール・メスカル)と出会う...■「プリシラ」エルビス・プレスリーの元妻、プリシラ・プレスリーの回想録を、「ロスト・イン・トランスレーション」などのソフィア・コッポラ監督が映画化した。エルビスは14歳のプリシラを邸宅に迎え学校に行かせるなどし、21歳になるのを待って結婚した。コッポラ監督は、異次元の環境に飛び込んだ10代の少女の孤独や疎外感、自立を繊細に描く...■「No.10」アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督による、極めてクセの強い意欲作。久々に度肝を抜かれた。主人公は、舞台公演に向けて稽古中の俳優、ギュンター(トム・デュイスペレール)。彼は共演女優と不倫関係に。それを知った女優の夫である演出家は、ギュンターに脚本の改変など陰湿な復讐を図るが…■「ザ・タワー」闇に閉ざされた空間を舞台に、ギョーム・ニクルー監督が人間の本質を冷徹に描いたSFパニック作品。仏のとあるマンションが突然、漆黒の闇に包まれる。闇に触れると、その部分が刃物で切り落とされたように消失。外部との連絡も取れず、食料もとぼしい中、住民たちの生き残りをかけた抗争が始まる...■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えき

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