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「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。

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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。
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シネマプレビュー 映画の最新情報を毎週お届‪け‬ 産経Podcast

    • テレビ番組/映画
    • 3.9 • 59件の評価

「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。

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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。
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    「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「墓泥棒と失われた女神」 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「密輸 1970(いちきゅうななぜろ)」

    「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「墓泥棒と失われた女神」 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「密輸 1970(いちきゅうななぜろ)」

    ■サムネ画像は:映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
    「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
    1969年の人類初の月面着陸は米政府の作りごとで、世界に流れた映像はスタンリー・キューブリック監督が撮った、今で言う〝フェイク動画〟だという米国の都市伝説を一ひねりした人間ドラマ。 題材は半世紀以上前の都市伝説だが、真実だけが真実であり、皆が信じたとしても噓はどこまでいっても噓なのだ、という主題は、SNS全盛の現代にあって実に今日的だ。米映画。
    「墓泥棒と失われた女神」
    「夏をゆく人々」のアリーチェ・ロルヴァケル監督の新作。この世と冥界の間をさまよう墓泥棒の姿を、現実と幻想が入り交じった独特のタッチで描く。過去と現在、生と死、聖と俗…と対立するものがあいまいに溶け合う世界観が魅力的。終始居場所を探し続けるアーサーを演じたオコナーの好演が光る。伊・仏・スイス合作。
    「怪盗グルーのミニオン超変身」
    「怪盗グルー」シリーズ長編4作目。高校の同窓会に出席したグルーは、因縁のライバル、マキシムと再会。なぜかマキシムはグルーに強い恨みを抱いており、命を狙われるはめに。グルーファミリーは安全のために新たな町の隠れ家に移り住むが…。日本語吹き替え版には笑福亭鶴瓶、片岡愛之助らが出演。監督はクリス・ルノー。米映画。
    「密輸 1970」
     1970年代半ば、韓国の漁村。化学工場の汚染水で水産物が大打撃を受け、生活の糧を失った地元の海女たちが素潜りの特技を生かし、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。しかし作業中に税関に摘発されてしまう。韓国で観客動員500万人超の海洋クライム・アクション。海女たちが繰り広げる水中での格闘シーンは唯一無二だ。監督はリュ・スンワン。韓国映画。
    ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.c

    • 6分
    「キングダム 大将軍の帰還」「お母さんが一緒」「ある一生」「大いなる不在」

    「キングダム 大将軍の帰還」「お母さんが一緒」「ある一生」「大いなる不在」

    ■サムネ画像は:映画「キングダム 大将軍の帰還」ⓒ原泰久/集英社ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
    「キングダム 大将軍の帰還」
    累計の発行部数が1億部を超える人気漫画を実写化したシリーズの4作目。3作目までは、いずれも興行収入が50億円を突破。監督は佐藤信介。この佐藤とは配信ドラマ「今際(いまわ)の国のアリス」でもタッグを組み、息はぴったりの山﨑賢人が主演で、将軍になる夢を抱く戦災孤児、信(しん)の成長を演じる。
    「お母さんが一緒」
    橋口亮輔監督の9年ぶり新作。CS放送用に同名舞台劇をドラマ化したものを再編集した、笑いあり涙ありのホームドラマ。もともとドラマだったためか、終盤を小器用に畳んだ感はあるが、橋口監督が描く「生きづらさを抱えた女性」は魅力的だ。
    「ある一生」
    オーストリア・アルプスを舞台に、激動の20世紀を生き抜いた孤児エッガーの80年にわたる生涯を描いた作品。少年期、青年期、老年期を3人の俳優がそれぞれ演じている。原作はローベルト・ゼーターラーの同名小説で、ブッカー賞最終候補にもなった。監督はハンス・シュタインビッヒラー。独・オーストリア合作。
    「大いなる不在」
    サスペンス・ヒューマンドラマをうたうが、確かに老いを描いて哀切やある種の怖さが漂う。監督・脚本は、これが長編2作目となる近浦啓。主演は森山未來。幼い頃、自分と母親を捨てた父親が逮捕されたという連絡を受けた主人公(森山)が九州の父(藤竜也)のもとを訪ねる。父は認知症で別人のようであり、義母(原日出子)は行方不明になっていた。
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    • 6分
    「フェラーリ」「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」

    「フェラーリ」「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」

    ■サムネ画像は:映画「フェラーリ」© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
    「フェラーリ」
    主人公はフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリ。エンジンは強力だが安全対策は貧弱だった時代のレースに、文字通り命懸けで挑む男たちを描く。1957年。エンツォ(アダム・ドライバー)は財政難や妻、ラウラ(ペネロペ・クルス)との不和、愛人との間にできた息子の認知問題で追い込まれていた。彼は起死回生の策として公道レース「ミッレミリア」に社運を懸ける。荒々しいレース描写と、再現されたレーシングカーの曲線美が魅力的。米映画。
    「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」
    漫画家で絵本作家、やなせたかしの、おなじみのアンパンマン。一緒に歌い、踊れる場面から始まる。敵役のばいきんまんが主役なのが話題。負けても負けても立ち上がるばいきんまん。身をていして他人を救う無私のアンパンマン。すべての子供たちに伝えたいことが、ここにはある。
    「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」
    伊潜水艦が題材の珍しい作品。エドアルド・デ・アンジェリス監督が第二次大戦中の実話に基づき、海の男たちの絆を描く。敵の救助で狭い艦内外に人があふれ、潜航もできずに敵海域を進む。艦長への反発、敵味方の反目、さらに英海軍との遭遇…と見せ場満載の作品。伊・ベルギー合作。
    「メイ・ディセンバー ゆれる真実」
    36歳の女性教師で既婚のグレイシーは、13歳の少年と情事を重ね、児童レイプ罪で逮捕される。獄中でジョーとの間にできた子供を出産。刑期を終えると2人は結婚し、平穏な日々を送っていたが…。1990年代、米国で実際にあったメイ・ディセンバー事件を題材に、23年後の当事者たちの深層心理に迫った作品。
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    • 6分
    「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」 「言えない秘密」 「WALK UP(ウォークアップ)」 「プロミスト・ランド」

    「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」 「言えない秘密」 「WALK UP(ウォークアップ)」 「プロミスト・ランド」

    ■サムネ画像は:映画「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」©2023 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved / ReallyLikeFilms■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
    「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」
    双子の中学生姉妹の絆、思春期の揺れる心を丁寧で繊細な表現で、しかも、びっくりする手法も使って描いたタイ映画。少年少女向けの佳作だ。日本はアニメ一辺倒で、少年少女向けの実写映画がほとんどないことを考えたら、貴重な一編ともいえる。中学生のユーとミーは、一卵性双生児の姉妹。生まれたときから常に一緒で、なんでも共有してきた。だが、世紀末に揺れる1999年夏の田舎町で、2人の関係は少し変わってしまう。初恋のせいだ。日本の10代にとっても忘れられない夏の映画になるのでは。
    「言えない秘密」
    留学から音大に復学した樋口湊人(京本大我)は、学内で謎めいた内藤雪乃(古川琴音)と出会う。二人はひかれ合うが、雪乃は湊人の前から姿を消す。SixTONESの京本と映画、ドラマに引っ張りだこの古川。新鮮な顔合わせのファンタジー恋愛映画だ。同名の台湾映画を原案に「身代わり忠臣蔵」などの河合勇人が監督。その台湾映画は「時をかける少女」(大林宣彦監督)のオマージュのような味わい。
    「WALK UP」
    シンプルさが特徴のホン・サンス監督らしく、舞台は4階建てのアパートのみ。主人公と女性たちとの関係をモノクロ映像で4章立ての物語に仕立てた。第1章では映画監督のビョンスがヘオク所有のアパートに来る。第2章は、ビョンスとヘオク、ソニが2階で酒を酌み交わす。第3章は3階でビョンスとソニが暮らしている…と、章ごとに時間が経過し、舞台は上の階に移動する。アパートが、まるで転落するビョンスの人生の4場面を積み重ねたように見えるのが面白い。
    「プロミスト・ランド」
    禁じられた熊撃ちに挑む男たちを描いた小説現代新人賞受賞作を、ドキュメンタリー映画「MATAGI-マタギ-」を撮った飯島将史監督が映画化。山あいの集落。「熊撃ちをやろう」。兄貴分の礼二郎(寛一郎)から、自然保護を理由に禁じられた熊狩りの決行を持ち掛けられた20歳の信行(杉田雷麟)は、惰性で生きる日常を捨て、ともに山に入る。劇中音楽も、せりふすらほぼない。銃を構え身動きしない礼二郎の前へと熊を追う信行の絶叫、息遣いだけが山に響き渡るクライマックス。生命の躍動にひたすら圧倒される。
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    • 6分
    「おいハンサム‼」「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「九十歳。何がめでたい」

    「おいハンサム‼」「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「九十歳。何がめでたい」

    ■サムネ画像は:映画「おいハンサム!!」ⓒ2024映画「おいハンサム!!」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
     
    「おいハンサム‼」
    フジテレビ系の深夜「土ドラ」枠で、シーズン2まで放送された人気ドラマの映画化。伊藤理佐の複数の漫画を原作に、元フジの山口雅俊監督が、吉田鋼太郎が演じる伊藤源太郎と3人の娘を中心に、くすりと笑わせ、じんとくる現代のホームドラマを作りあげた。源太郎が〝良い顔〟で〝良いこと〟を演説するお決まりの場面があり、これがタイトルの由来でもあるのだが、吉田の芝居には説得力がある。家族とおいしい食事こそが幸せの基盤、いや、最大の幸せであるかもしれないことに気づかせてくれる。
    「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」
    ロンドンで株の仲買人として働いていたニコラス・ウィントンが第二次大戦直前の1938年、ナチスからチェコ・プラハに逃れてきたユダヤ人の子供たち669人を英国に避難させ、半世紀を経て彼らとの再会を果たした実話に基づく。50年後の1988年、ニコラスがあるTV番組で救出した子供たちと再会する場面が劇中、登場する。彼らは実際、ニコラスに救出された子供やその子孫たちで、プロデューサーが彼らを探し出し、この再現場面への出演を依頼したという。英国映画。
    「バッドボーイズ RIDE OR DIE」
    マイアミ市警で働くウィル・スミス演じるバッドボーイズことマイクと、マーティン・ローレンス演じるマーカスの2人の黒人刑事の活躍を描いたアメリカのアクションコメディー映画「バッドボーイズ」シリーズ第4弾。2人の上司、亡くなったハワード警部に麻薬組織との関係や汚職疑惑が持ち上がる。無実の罪を着せられた故人のために、独自捜査を始めた2人ですが、トラブルを起こして警察からも敵組織からも追われる身に…。
    「九十歳。何がめでたい」
    佐藤愛子の人気随筆の映画化。撮影中に90歳を迎えた草笛光子の主演で、人生100年時代における「老後」を描く。監督は前田哲。草笛とは令和3年の「老後の資金がありません!」に続いての仕事となったが、にぎやかだった「老後の資金がありません!」と比べると、意図的なのか、けれん味が抑えられている。その分、主人公の「やれやれ」というため息が、随所から聞こえてきそうで、なんといっても山場の草笛の演説に気持ちを持っていかれる。
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    • 6分
    「ブルー きみは大丈夫」「ディア・ファミリー」「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「罪深き少年たち」

    「ブルー きみは大丈夫」「ディア・ファミリー」「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「罪深き少年たち」

    ■サムネ画像は:映画「ブルー きみは大丈夫」ⓒ2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
    ■「ブルー きみは大丈夫」
    もこもこした紫色のキャラクターのデザインが比較的平凡で、期待していなかったのだが、感動に包まれて試写会場を出た。原題は「空想の友だち」を意味する「IF」。テンポ感と上質なユーモア。ティナ・ターナーやハチャトリアンの楽曲など音楽の使い方もうまい。家族向けだが、ビーの祖母のようにかつての子供たちにこそ勧めたい。
    ■「ディア・ファミリー」
    余命宣告をされた娘を救おうと無謀にも人工心臓の開発に取り組み、日本人の体格に合った初の国産バルーンカテーテルを生み出した町工場の社長の実話に基づいた人間ドラマ。主人公の大泉洋が適役。歌に司会に大忙しの人気者だが、主人公の決して諦めない姿勢は、どこか大泉自身に通じているように見える。家族愛と開発の奮戦物語が軸で、〝病気もの〟が苦手だという人にもお勧め。
    ■「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
    1970年、米ボストン近郊の全寮制のバートン校が舞台。クリスマス休暇で大半が帰郷する中、生徒からも同僚からも嫌われている考古学の教師、ハナムは、家に帰れない生徒4人の〝子守役〟を押し付けられる。その一人、アンガスは複雑な家庭環境のせいか反抗的。寮の料理長、メアリーは一人息子をベトナムで亡くしたばかり。それぞれが抱える孤独を体現した3人の名演が光る。
    ■「罪深き少年たち」
    韓国のスーパーで強盗殺人事件が発生し、少年3人が逮捕される。だが、刑事のファン・ジュンチョルは「真犯人は別にいる」という情報を入手。強引な取り調べによる冤罪という確信を得た彼は、少年らの無実を証明しようとするが…。真犯人が自白したのに、警察の威信のために罪を着せられた少年たち。一度は敗北を受け入れた刑事と彼らが、長い後悔と苦悩の末、間違いを正そうと立ち上がる姿を熱量いっぱいに描き出した。
    ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的な

    • 6分

カスタマーレビュー

3.9/5
59件の評価

59件の評価

yymmr

よく聞いてます

毎週楽しみにしています。CMで流れていない映画の紹介もしてくれるので、観てみたいと思う作品も沢山あり、映画館に足を運ぶ機会が以前より増えました。ナレーションの方の声も心地よく、間も良くてとても聞きやすいです。

いまたのわか

いつも楽しみ

映画が好きですが、毎週新しいロードショーが増えるので何を見ようか迷います。聞きやすい声で映画の特徴をナレーションして頂けて助かります

ノラミケ

聞きやすく綺麗な声です

ナレーションの方の声が好きです!

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「週刊文春」編集部