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原油価格は今後どう動く? 重要なエネルギー、石油の基本を知ろ‪う‬ REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)

    • Investing

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経ヴェリタス副編集長の藤田剛です。

今回のテーマは「石油の世紀は終わらない?」です。ガソリンなどの石油製品が本格的に利用され始めた20世紀は「石油の世紀」といわれますが、21世紀になっても石油の消費量は増え続けています。天候に左右されやすい風力や太陽光は、石油に取って代わるエネルギー源にはなかなかなりません。ところが、石油製品の元になる原油の価格は激しく上下に変動し、我々の生活に多大な影響を与えています。そして、世界最大の産油国として原油市場で存在感を増しているのがアメリカです。今後の原油市場の動向と石油製品の基本について学んでいきましょう。

ウクライナ侵攻に伴う西側諸国の制裁によって世界第3位の産油国であるロシアからの輸出に支障が出て、原油価格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は6月、1バレル120ドル以上に急上昇しました。 ただ、世界第1位の石油消費国のアメリカと第2位の中国の景気が悪化し、需要が伸び悩むとの懸念から今は100ドル前後にまで下落しました。

WTIは先物商品として上場されており、投機的な売買で価格が乱高下しがちです。また、原油の生産量は急に減らしたり、急に増やしたりすることが難しく、需給をうまく調整することができません。藤田副編集長は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」という映画をもとに、原油の生産について解説しました。

その原油から精製されるのが、ガソリン、灯油、軽油、重油などの石油製品で、それぞれ用途が分かれています。さらにアスファルトまで原油からできることに、REINAさんは驚いていました。どれもが我々の生活に欠かせないもので、これが20世紀が石油の世紀といわれるゆえんです。21世紀になって急速に普及する電気自動車(EV)はガソリンではなく電気で動きますが、その電気の多くは重油などを使う火力発電に頼っているのが現状です。

番組後半の人気コーナー「American Money Life」では、「日米で人気のあるプロスポーツ」について、アメリカ生活の長いREINAさんとアメリカに駐在経験のある藤田副編集長が話し合いました。アメリカの4大プロスポーツは、アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケーといわれていますが、アイスホッケーの人気ぶりについては2人の意見が分かれました。一方、日本のプロスポーツといえば野球、サッカー、相撲がメジャーですが、REINAさんによると、相撲はアメリカでも人気が出始めているそうです。

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経ヴェリタス副編集長の藤田剛です。

今回のテーマは「石油の世紀は終わらない?」です。ガソリンなどの石油製品が本格的に利用され始めた20世紀は「石油の世紀」といわれますが、21世紀になっても石油の消費量は増え続けています。天候に左右されやすい風力や太陽光は、石油に取って代わるエネルギー源にはなかなかなりません。ところが、石油製品の元になる原油の価格は激しく上下に変動し、我々の生活に多大な影響を与えています。そして、世界最大の産油国として原油市場で存在感を増しているのがアメリカです。今後の原油市場の動向と石油製品の基本について学んでいきましょう。

ウクライナ侵攻に伴う西側諸国の制裁によって世界第3位の産油国であるロシアからの輸出に支障が出て、原油価格の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は6月、1バレル120ドル以上に急上昇しました。 ただ、世界第1位の石油消費国のアメリカと第2位の中国の景気が悪化し、需要が伸び悩むとの懸念から今は100ドル前後にまで下落しました。

WTIは先物商品として上場されており、投機的な売買で価格が乱高下しがちです。また、原油の生産量は急に減らしたり、急に増やしたりすることが難しく、需給をうまく調整することができません。藤田副編集長は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」という映画をもとに、原油の生産について解説しました。

その原油から精製されるのが、ガソリン、灯油、軽油、重油などの石油製品で、それぞれ用途が分かれています。さらにアスファルトまで原油からできることに、REINAさんは驚いていました。どれもが我々の生活に欠かせないもので、これが20世紀が石油の世紀といわれるゆえんです。21世紀になって急速に普及する電気自動車(EV)はガソリンではなく電気で動きますが、その電気の多くは重油などを使う火力発電に頼っているのが現状です。

番組後半の人気コーナー「American Money Life」では、「日米で人気のあるプロスポーツ」について、アメリカ生活の長いREINAさんとアメリカに駐在経験のある藤田副編集長が話し合いました。アメリカの4大プロスポーツは、アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケーといわれていますが、アイスホッケーの人気ぶりについては2人の意見が分かれました。一方、日本のプロスポーツといえば野球、サッカー、相撲がメジャーですが、REINAさんによると、相撲はアメリカでも人気が出始めているそうです。

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