Audiobook.Radio【丸竹書房】音本ちゃんねる 春さん【七味春五郎】
-
- Arts
YouTube「AudioBookChannel 音本ちゃんねる 〖時代小説版〗」のラジオ版です。YouTubeでも、多数のAudioBookを配信しておりますが、そのPodcast版です。
https://www.youtube.com/channel/UCeTnkaLU8_MAMSdMFVrf1dw
過去の名作から、七味春五郎の著作まで、多数配信中!
山本周五郎、吉川英治など文豪のAudioBookがございます。
丸竹書房のホームページはこちらです!
https://marutakesyobou.com/
-
七味春五郎の朗読 詰め合わせ
山本周五郎の連作短編 「赤ひげ診療譚」 第一話 狂女の話
山本周五郎の感動短編 「あんちゃん」
林不忘著 傑作長編 「丹下左膳」 第一話 夜泣きの刀
林不忘著 傑作捕物帖 「釘抜藤吉捕物覚書」 第一話 のの字の刀痕 -
【山本周五郎アワー】『偸盗(ちゅうとう)』山本周五郎【朗読時代小説】読み手七味春五郎 発行元丸竹書房
■「偸盗」と山本周五郎
偸盗が書かれたのは昭和三十六年のこと。山本周五郎このとき五十八歳
前年に書かれた青ベか物語が文藝春秋読者賞に推された(辞退している)。この頃、体力の衰えから作品数は少なくなったが、反面代表作にあげられるような名作がでそろった。長編「虚空遍歴」もこの年の三月に連載がはじまっている。
偸盗は平安時代を舞台に、自らを酷薄無残であると連呼しながら、どこかしら間抜けでお人好しの自称大泥棒が、貴族ばかりを狙いながら、いつも煮え湯を飲まされ、最後には姫君の誘拐に手を出すけれど、これにも悲喜劇的な結末が待っていて……というお話。
同年に書かれた地蔵にもどこか通ずるような、著者得意の滑稽物なんですが、偸盗は語りに仕掛けがあって、主役の鬼鮫が、読者にむかってたびたび語りかける、という手法がとってあります。この幕間の呼びかけによって、鬼鮫の滑稽ぶりがいっそう際立つという仕掛けで、さすが円熟期の山本周五郎。ぶっとび姫のキャラもたっていて、笑える一編となっております。
■登場人物
鬼鮫……盗人。
耳助……左大臣家の小舍人。鬼鮫の手先を勤める。
つねみち……左少弁。左大臣の甥。
品子姫……中将の娘。鬼鮫に誘拐される。
中将……綾小路。品子姫の父。
■用語集
■「偸盗」目次
0:00 一
16:25 二
21:36 三
40:48 四
1:00:38 五
1:06:59 六
1:13:06 七
■そのほかの傑作職人もの
ちいさこべ → https://youtu.be/Wmzd48OURso
おたふく三部作 → https://youtu.be/I1rRxXQgWvo
立春なみだ橋 → https://youtu.be/rTwRZPWo7Os
■山本周五郎サムライ劇場
ちくしょう谷 → https://youtu.be/G_EzCJ9XFwo
日日平安 → https://youtu.be/4Aw1GrJCaj0
夜明けの辻 → https://youtu.be/Q9AbUKM73zY
町奉行日記 → https://youtu.be/1lhBF39QdGk
いさましい話 → https://youtu.be/QCcLS3e3VX4
大炊介始末 → https://youtu.be/gDXEmePeaH0
人情裏長屋 → https://youtu.be/dw4QwHmyJHQ
泥棒と若殿 → hhttps://youtu.be/W88fJoaBSOQ
#山本周五郎 #朗読 #小説 #音本 #時代小説 #睡眠 #作業 #bgm -
山本周五郎アワー『鼓くらべ』【朗読時代小説】読み手七味春五郎 発行元丸竹書房
■鼓の演奏に、特別な才をもつお留伊。藩主の前で鼓くらべに出ることになった。鼓の修練にうちこむ彼女のもとに、絵師を名乗る老人が現れる。老人とのふれあいのなかで、お留伊のこころは少しずつ変わっていく。
少女の心の成長を追った、山本周五郎、初期の名品
1941年(昭和16年)1月 『少女の友』
山本周五郎、このとき三十八才。太平洋戦争がはじまった年で、山本周五郎はラジオの前で、まんじりともせず、息を殺していたそうです。
このときから各分野で協会ができ、文化統制の圧力をうけはじめます。暗雲の下で周五郎先生、その年もひたすら小説を書き続けます。
■「鼓くらべ」登場人物
お留伊……絹問屋の娘。鼓の名手。
老人……老絵師。お留伊の鼓に聞き惚れる。
お宇多……海産物問屋「能登屋」の娘。お留伊のライバル。
観世仁右衛門……お留伊の師匠。
観世市之丞……観世の囃子方の名人。
六郎兵衛……観世の囃子方の名人。市之丞と鼓くらべをする。
観世幸太夫……鼓くらべの笛方。
■勉強用用語集
温雅……オンガ・穏やかで上品なこと。しとやかなこと。
根雪……ネユキ・とけないうちに、雪が更に降り積もって、雪解けまで残る下積みの雪
木賃宿……キチンヤド・自炊させて泊めた宿。食事付きの宿は、旅籠。
清浄……ショウジョウ・清らかでけがれのないこと。
楽殿……ガクデン・音楽や舞踏を上演する建物。
嘉例……カレイ・めでたい先例。
御簾……ミス・貴人に用いるすだれ。
端座……タンザ・正座
■「鼓くらべ」目次
0:00 鼓くらべ 一
6:38 鼓くらべ 二
14:16 鼓くらべ 三
22:09 鼓くらべ 四
#朗読 #時代小説 #睡眠 #作業 #bgm #山本周五郎 #音本
■そのほかの傑作職人もの
ちいさこべ → https://youtu.be/Wmzd48OURso
おたふく三部作 → https://youtu.be/I1rRxXQgWvo
立春なみだ橋 → https://youtu.be/rTwRZPWo7Os
■山本周五郎サムライ劇場
ちくしょう谷 → https://youtu.be/G_EzCJ9XFwo
日日平安 → https://youtu.be/4Aw1GrJCaj0
夜明けの辻 → https://youtu.be/Q9AbUKM73zY
町奉行日記 → https://youtu.be/1lhBF39QdGk
いさましい話 → https://youtu.be/QCcLS3e3VX4
大炊介始末 → https://youtu.be/gDXEmePeaH0
人情裏長屋 → https://youtu.be/dw4QwHmyJHQ
泥棒と若殿 → hhttps://youtu.be/W88fJoaBSOQ -
朗読まとめ 山本周五郎アワー 「柳橋物語(再録)」 読み手七味春五郎 版元丸竹書房
https://youtu.be/kV3BcW6j-2M
■柳橋物語
1946年(昭和21年)7月 山本周五郎一人雑誌『椿』創刊号に前編が掲載され、1949年(昭和24年)1月~3月 『新青年』に前編を再掲載。中・後編を掲載。
震災にみまわれた江戸の町を、噂に袋叩きにあいながらも、乳飲み子を抱えてたくましく生きる、娘おせんの姿を描いた愛と悲しみの物語。女の強さと、下町の人情を存分に描いた、山本周五郎の傑作中編。
■「むかしも今も」は、こちらから。
第一話はこちらです→https://youtu.be/XEadUG2akF0
第二話はこちらです→https://youtu.be/6KQPPy1JFXk
第三話はこちらです→https://youtu.be/l2OoRZtJeMs
■時代背景、忠臣蔵と、災害。
作中、赤穂浪士の討ち入りがたびだび話題にのぼります。
○吉川英治の忠臣蔵
前篇→ https://youtu.be/UGFYWTl7QJc
後編→https://youtu.be/DS1Xiq6zzBQ
ということは、作品の舞台は元禄の終わり(大石らの切腹は二月)。年号は、宝永へとかわっていきます。当時元禄十六年の十一月(西暦では十二月三十一日)に実際に大地震があり、周五郎先生これを採用したものと思われます。(その後の宝永年間も巨大地震、噴火が続発)
おせんが経験したのは、元禄大地震、江戸期の関東大震災とも呼ばれる大きな物でした(江戸では被害は軽微)。その六日後の火災も史実で、被害が大きくなりました。十一月から二月にかけて、江戸では大火が起こりやすく、地震の復興のさまたげとなりました。幕府では、「犬扶持(犬の食費)」の徴収をやめ、上納されていた銀子も、半年分返却、復興の資金に充てました。最初からとるなよ、とも思いますが……
■周五郎と戦争
話がそれましたが。
青ベか時代をへて、蒸気河岸の先生
○青ベか物語
前篇→ https://www.youtube.com/watch?v=NLKu2osoGj8
後編→ https://www.youtube.com/watch?v=LORtGwEwDTw
は、東京にもどってまいります。そこで、巻き起こるのが、第二次世界大戦最中の東京大空襲。こうして、火災というのものが、周五郎の血肉に深く食い込んでいくことになるのでした。
狷介固陋、頑固一徹、へそ曲がりじいさん——山本曲軒の性格の一端は、そんなところにも由来するのかも……
■登場人物
おせん……上方へ行く庄吉と夫婦約束をする。
幸太郎……おせんが大火の最中拾った男の子。
源六……おせんの祖父。研師。「柏屋源六」主。
茂七……髪結い。おせんの父。
母……おせんの母。巳之吉との縁談を断り、茂七の女房となる。
庄吉……おせんの幼馴染の大工。
幸太……おせんの幼馴染の大工。
巳之吉……大工「杉田屋」の頭梁。おせんを可愛がる。
お蝶……巳之吉の女房。おせんを養女にと望む。
勘十……藁屋。大火で記憶を失ったおせんを助ける。
お常……勘十の女房。おせんを親身になって助ける。
松造……お常の兄。無愛想ながらおせん達の面倒をみる。
友助……材木問屋「梶平」の雇い人。勘十の友人。
久兵衛……「梶平」の主人。
和助……友助の子。大火後のおせんを助力する。
おたか……和助の女房。おせんの助力をする。
おもん……油屋の娘。おせんの親友。
権二郎……飛脚「山崎屋」の雇い人。
定五郎……「杉田屋」にいた老人。
久造……源六の研師仲間。
おらく……魚屋の女房。おせんの長屋の裏の住人。
よね……おせんの針師匠。
松造……「杉田屋」の雇い人。
おい -
【火曜ミステリー劇場 半七捕物帳】岡本綺堂作「蟹のお角」 【作業・睡眠用BGM】 朗読七味春五郎 発行元丸竹書房
第五十九話は、前回の続きのお話。江戸を脱出し、半七の手を逃れたお角。横浜に現れた彼女はあらたな嵐を巻き起こす。
幕末を舞台に、大江戸最高の御用聞きが、真相にせまります。
■江戸の洋犬
幕末に英米人が、犬をカムヒア、と呼んだことから、当時の人には、カメや、と聞こえた。日本人は洋犬をカメと呼ぶようになった。日本で個人が犬を飼うようになったのは、明治六年以降。
□半七捕物帳 再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=OmWTJ71t4Fs&list=PLbLffmEwTDppu8wEkKJ4U1gfJyIrIuDVd
■今後の配信予定
60 青山の仇討 5/24
61 吉良の脇指 5/31
62 歩兵の髪切り 6/7
63 川越次郎兵衛 6/14
64 廻り灯籠 6/21
65 夜叉神堂 6/28
66 地蔵は踊る 7/5
67 薄雲の碁盤 7/12
68 二人女房 7/19
69 白蝶怪 7/26
■登場人物
半七……幕末江戸御用聞きの名親分
お仙……半七の妻
多吉……半七の子分
亀吉……半七の子分
松吉……半七の子分。背の高いことから、「ひょろ松」十九件の事件に登場。
善八……半七の子分。三十前後。善ぱ、とも呼ばれる。弁天娘、あま酒売で、すでに登場
幸次郎……半七の子分。正雪の絵馬、で、負傷。療養中
三五郎……高輪の弥平の子分。横浜に出張中
丹沢五郎治……八丁堀同心
蟹のお角……女すり
ヘンリー……ハリソン家のとなりにすんでいる。片言だが、日本語が話せる。
ハリソン……横浜に異人館をひらく。商人だが、写真に精通する。
アグネス……ハリソンの妻
富太郎……ハリソン家のコック
お歌……ハリソンに雇われている
徳助……同上
大助……同上
義兵衛……同上
島田庄吉……ハリソンに写真術を習っている
吾八……島田の弟子
お留……女髪結い
国蔵……お留のせがれ
甚八……国蔵の相長屋に住んでいる。
■用語集
莫連……バクレン・すれていてずるがしこいひと。あばずれ
洋犬……カメ。
通辞……通訳
鶏頭……ケイトウ・ヒユ科の一年草
□目次
0:00 蟹のお角 一
8:38 蟹のお角 二
19:21 蟹のお角 三
30:42 蟹のお角 四
40:58 蟹のお角 五
49:11 蟹のお角 六
#半七捕物帳 #オーディオブック #岡本綺堂 -
【山本周五郎アワー】『悪伝七』【作業・睡眠用朗読】 読み手七味春五郎 発行元丸竹書房
1936年(昭和11年)9月 『講談倶楽部』発表
こちらは、「恋の伝七郎」 https://youtu.be/W2NREvAcgyc
の前身らしい作品です。発表は、1936年(昭和11年)9月 『講談倶楽部』にて。
恋の伝七郎が、昭和二十一年の作。十年の修作の後もかんがいぶかい作品となっております。
■登場人物紹介
谷屋伝七……老職の次男だが、勉学も武芸も駄目な、不器用侍。
市島三千馬……文武にすぐれた侍。金穀元締方勤め。
忠太郎……やくざの三下。伝七が心を許す親友
藤尾……太兵衛の娘
大貫太兵衛……伝七らの通う剣術道場の師匠
谷屋伝左エ門……伝七の父
谷屋伝一郎……伝七の兄
■用語集
才物……サイブツ
眉目……ビモク
秋波……シュウハ・流し目・色目
牛耳……ギュウジ
鼬の道……行き来がたえること
延引……エンイン・仲良くすること。物事を先に延ばすこと
勘考……カンコウ・よく考えること
勤役……キンヤク・役を務めること
名聞……ミョウモン・世間での評判。
畏服……イフク・畏れ従うこと
■目次
0:00 悪伝七 一
10:02 悪伝七 二
21:35 悪伝七 三
31:36 悪伝七 四
#山本周五郎 #朗読七味春五郎 #小説