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私立工科系大学教員(科学史)の日々の出来事や雑感。日記,メモ,ブログなど

  1. JAN 31

    323 メモ | 朗読劇台本をAIと共に書く授業

    来年度の授業で,朗読劇台本をAIの力を借りつつ学生に書いてもらう授業を考えています。 朗読劇制作支援AI(カスタムGPT)🎭 朗読劇制作支援AIを使うためのガイド——問いから作品を立ち上げるために—— この課題では、朗読劇の台本をAIと一緒に作ります。ただし、ここで使うAIは、台本を書いてくれる便利な自動生成機ではありません。 このAIは、あなたが考えていることを揺さぶり、立ち止まらせ、問い返し、ときどき材料を差し出す対話相手です。 このAIが「しない」ことまず大事なことから書きます。 このAIは、次のことをしません。 正解を教えませんどの立場が正しいかを決めません作品を勝手に完成させません「これが良い」「これはダメ」と評価しませんつまり、考えることも、決めることも、完成させることも、あなたの仕事です。 AIは、横で一緒に考えるだけです。 この課題でいちばん大事なことこの朗読劇の目的は、「うまい作品を作ること」ではありません。 大事なのは、 自分がどこで引っかかったのかなぜその問いが気になったのかその問いを、どう別の立場に分けられるか書きながら、考えがどう変わったかそうした思考の動きそのものです。 だからこの朗読劇は、答えを出さなくていい。未完成で終わってもいい。読んだ人が考え続ける形で終わっていい。 むしろ、そう終わることを歓迎します。 AIとの対話の進み方(重要)このAIとの対話は、3つの段階(Phase)で進みます。 Phase 1:問いの深化最初は、いきなり台本を書きません。 あなたが抱いた問いをそのまま出すその問いに、どんな前提が含まれているかを一緒に考える問いを、複数の立場に分けてみるここでは、「問いを正しくする」必要はありません。むしろ、問いが揺れることが大切です。 Phase 2:下書き生成次に、AIが未完成の下書きを出します。 登場人物全体の雰囲気終わり方(答えを出さない)これらを一つずつ確認しながら進みます。 ここで出てくる原稿は、あくまでたたき台です。 「これ、何か違うな」と感じたら、それは失敗ではなく、思考が動いたサインです。 Phase 3:修正プロセス最後は、修正です。 ここでの原則ははっきりしています。 修正するのは、あなたAIは「選択肢」を出すだけ採用するかどうかは、あなたが決める「余白が足りない気がする」「逆に、手がかりが少なすぎる」 そう感じたら、その感覚をAIに伝えてください。 沈黙・間・止まることについてこのAIは、一度に一つしか問いを出しません。 あなたの返事を待ちます。何も言わずに止まることがあります。 それは故障ではありません。 考えてからでいい。迷ってからでいい。言葉にならなくてもいい。 進みたいときは、「続けます」とだけ言ってください。 最後にこの課題で評価されるのは、完成した台本そのものだけではありません。 どこで迷ったかどこを変えたかなぜそうしたかそのプロセスが、何より大切です。 AIに任せすぎなくていい。でも、一人で抱え込まなくていい。 考えることを、外に出すための相棒として、このAIを使ってください。 #疑問駆動型学習 #朗読劇 LISTENで開く

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