あのさ、 あのさ、
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- Society & Culture
あのさ、そう言って語り始める無数の「わたしたち」の話。
取るに足りないとされるかもしれないけど、それは「わたしたち」にとっては大切な話。
たとえ分かり合えなくても、言葉を紡いでいくことで見えてくる地平があるのかもしれない。
そんな可能性にかけて、まとまらない話を、結論のない話を、解決策のない話をひたすらに重ねていく。
このPodcastはMugihoとRyokoのふたりが普段からお互いに考えていることを対話の中でさらに深めたり広げたりしてみようという番組です。
おたよりはこちらにどうぞ![https://forms.gle/2qbzTBBWRoXR2fG78]
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#15 自分も生きていていいんだと肯定されること—戸ヶ谷新『2世と器』
音声がところどころ聞き苦しい箇所があります。ごめんなさい!今回は大きなネタバレはないです🙆
最近どうしてる?/季節の移り変わりに翻弄されている/戸ヶ谷新『2世と器』がとてもよかった/「当事者性」と作品/マイクロアグレッションをマイクロアグレッションとして描くために/戦略的にラベルを使用すること/ラベル・名づけ/アロマンティックのグラデーション/説明し尽くせなさ/クィアのステレオタイプ/自分のような人を見つけられない/あらゆることが=(イコール)で結び付けられていくことの苦しさ/自分みたいな人がフィクションで描かれることの心強さ/自分も生きていていいんだなと思える/わたしたちみたいな人もいるよっていうためのポッドキャスト
この作品については近いうちにお互いが読んだうえで感想回を設けるつもりです。みなさんもぜひ読んでみてください!
紹介した作品など📕
戸ヶ谷新『2世と器』(祥伝社)
レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば—危機の時代と言葉の力』(岩波書店)
インタビュー「戸ヶ谷新先生に訊く、Aロマンティック表象と商業BLの今後」(https://meropanda.hatenablog.com/entry/2024/04/26/175304 )
※インタビューは今後非公開になる可能性もあるそうです。
質問や感想はこちらへ。ありがとう、大切に読みます。
[収録日: 2024年5月11日] -
#14 豊かなハマりごと
今回はRyokoの最近ハマっていることについて語りまくりました。
今回、次回と音声バランスが悪くてやや聞き苦しいです(ごめんなさい!)。
大学の学期編成/最近ハマっていること①ポッドキャスト「話の合わない俺たちは、」/生物学視点から見る『ダンジョン飯』/フェイクドキュメンタリーQ /自分の知らないことに精通している人の話は面白い/面白さを言語化することの難しさ/面白さを説明しないといけないのか/最近ハマっていること②連続テレビ小説『虎に翼』/どのエピソードもすこぶるよい/今期の大河ドラマもアツいらしい/朝ドラの15分って隙間時間に見るのにちょうどいい/AppleTV『Sugar』を観てる/1話の長さは20、30分が一番いい/『虎に翼』の1話ごとの満足感/シナリオ集が週ごとに販売されている/「女」だからって同じだけ理不尽な思いをしているわけではない/それぞれの地獄を抱えながら女子部法科に来ている/米津玄師の新曲「さよーなら、またいつか!」がすごいいい/インタビューもよかった/好きになった頃の米津さんの年齢を自分が超えた衝撃/二十代ずっとともにあった/多様な一人称と人間の可変性/それぞれの文脈で解釈ができる歌/自分自身も常に変わっていく/「話の合わない俺たちは、」の話の広がり方がうまい
紹介した作品📺・ポッドキャスト🎧など
ポッドキャスト「話の合わない俺たちは、」 https://x.com/awanai_hanashi/status/1672841635359772677
フェイクドキュメンタリーQ https://www.youtube.com/channel/UCoFpC4zSPyFw_AbDTbE015g
連続テレビ小説『虎に翼』 https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/
米津玄師「さよーなら、またいつか!」 https://smej.lnk.to/SayonaraMataItsuka
米津玄師 インタビュー https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi26
『Sugar』 https://tv.apple.com/jp/show/シュカー/umc.cmc.4r6q7tdquewehwvb3rzl0k3dt
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[収録日: 2024年4月13日] -
#13 これからどう生きていきたい?(後編)
前回の購入した本の紹介の続きとか、zineとかこれから話したいテーマについて。
往復書簡スタイルがわたしたちの交換日記を思い出した / さびしさとか家族のあり方とか / いろいろな生き方を見てみたい・知りたい / 正しい言葉って何 / 誰が正しさを決めるのか / サイン本だ!/ これからどう生きるかがその人の本棚とか気になってる本からわかるよね / zineつくってから雑誌とかのレイアウトとかが気になるようになった / 本作るのって大変なんだなっていうのと前よりもいろいろと気づけるようになった / ひとりの人の多面性や複雑な部分を描いている作品っていいよね / ブルースカイを最近使っているんだけどフィードごとにみられるのが良い / フォロー外からの情報が入ってくる / 原作とドラマの違い / 歴史やコンテクストを知りながら作品を読むみるのって重要だよね / 次話したいテーマとか
【紹介したもの】
『さびしさについて』植本 一子・滝口 悠生
『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ―答えを急がず立ち止まる力』谷川嘉浩・朱喜哲・杉谷和哉
『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす: 正義の反対は別の正義か』朱喜哲
『声の地層』瀬尾夏美
『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』山内朋樹
『現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた』大滝 ジュンコ
『転職ばっかりうまくなる』ひらいめぐみ
『蛸足ノート』穂村弘
『サラバ』西加奈子
『本当の翻訳の話をしよう』村上春樹・柴田元幸
『テクノロジーに利他はあるのか?』未来の人類研究センター編
『ちゃぶ台7 特集:ふれる、もれる、すくわれる』ミシマ社
『スキップとローファー』高松美咲
『ここはすべての夜明けまえ』間宮改衣
『射手座の香る夏』松樹凛
『締め切りの練習』
『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』小沼理
『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』小沼理
ネットフリックス『三体』
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[収録日:2024年4月1日] -
#12 わからなくても話し続けたい(前編)
今回は一時帰国の際にmugihoが購入した14冊の本の紹介について二人で語る会
5年ぶりの再会で一緒にまわった本屋さんで見つけた本とかずっと欲しかった本とか / 読み終えた三冊のざっくりした感想 / 言えない言葉の先にあるもの / 作家さんたちの記憶力ってすごくない?/「母になる」とか「産む産まない産めない」のトピックが最近多い / 時代によって話せることが違うんだよね / 地方にはまだ産むのが当たり前の風潮が強いのかな / 産む選択をしないことで居づらくなってしまう / 都市と地方で産むへの価値観が大きく違うのかな / 知識や教育の有無によって選択が変わってくる / 見える世界がちがう / 理解できないから、で終わらせたくないよね / 地方と都市の間にある文化や空間へのアクセス格差 / 無料で時間を潰せる場所って大切だよね / 子供の時の選択肢のなさと狭い世界に閉じ込められる
【紹介したもの】
『句点。に気をつけろ~「自分の言葉」を見失ったあなたへ』尹 雄大
『虎のたましい人魚の涙』くどうれいん
『氷柱の声』くどうれいん
『母にはなれないかもしれない―― 産まない女のシスターフッド』若林理央
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[収録日:2024年4月1日] -
【特別編】zineが完成しました!制作過程振り返り
5年ぶりにオフラインで再会したわたしたち。はじめて対面で収録をしました。会話の中にタイムラグもなく、回線の状況に振り回されることもない、わたしたちにとっても新鮮な回でした。
特別編である今回は、2月に刊行した初zineの制作過程について振り返りました!
[収録日:2024年3月12日]
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#11 社会と生きていくための境界線
数ヶ月ぶりに最近思っていたこと感じていたこと考えていたことについて話しました。
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