株価暴落時、個人投資家はどうする? 底入れを見抜く指標は

REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)

日経電子版「マネーのまなび」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集委員の大口克人です。

今回のテーマは「株価暴落時の対応」です。8月2日、5日は日経平均株価が大きく下がり、肝を冷やした人も多かったと思います。こういう時に個人投資家はどう行動すべきで、また、相場変動の程度や底入れはどんな指標を見れば分かるのでしょうか。

日経平均は2日に2216円、5日には4451円下げて、直近ピークの7月11日からの下げ幅は1万766円(25.5%)にもなりました。4451円というのはブラックマンデー超え、史上最大の下げ幅です。新NISA(少額投資非課税制度)で投資を始めたばかりの初心者の中には、怖くなって売ってしまった人もいたでしょう。

ただ、翌日の6日にはこれまた史上最大の上げ幅の3217円上昇となり、その後はだいぶ落ち着いてきましたので、やはりあの時、狼狽売りはせずに「様子見」でしのいだ方が良かったと言えそうです。10年、20年と積み立て投資をしている場合、株価の暴落自体は何度か経験することであり避けようがありません。投資額をコントロールすることで、そういう時にも退場せず長く投資を続けていけるようにしたいものです。

なお、底打ちを判断するのに役立つ指標には「日経平均のPER(株価収益率)」「RSI(相対力指数)」「日経平均ボラティリティーインデックス(VI)」などがあり、いくつかは日経の指数公式サイト「日経平均プロフィル」で見られます。番組ではそれぞれ平時はどのくらいの水準で動いており、今回はどうだったのかを、リーマン・ショックやコロナショックと比較しながら詳しく解説しています。

番組後半のコーナー「Playback〜思い出のあの年」、今回はいきなり江戸末期に飛んで1840(天保11)年です。もちろん大口もREINAさんもこの世にいませんが、実はこの年は新紙幣の顔になった渋沢栄一の生年なのです。ただ、渋沢栄一に関しては「日本資本主義の父」「偉大な実業家」というイメージだけで、具体的にどこが偉大なのかがあまり伝わっていないようにも思います。そこで今回は星野泰視先生の漫画の『日本を創った男 〜渋沢栄一 青き日々〜』(秋田書店)をベースに渋沢栄一の生涯をたどり、「彼がいたからこそ、日本に株式投資や日経マネーがある」という話をしました。

なお今回の「株価暴落時の対応」について、さらに詳しく知りたい方はこちらの日経電子版の関連記事もお読みください。

■株価急落、さあどうする? 新NISA投資初心者への助言

■揺れた日本株の真相 新NISAの投資術

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