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第237回 チャプター成功の秘密

【参照】英語版:Episode 423: What Is Success?

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第237回は「チャプター成功の秘密」と題してお送りいたします。英語版のエピソード423をご参照ください。

安: それでは大野さん、大竹さん、今日もよろしくお願い致します。

大野:よろしくお願いします。

大竹:お願いします。

安:第237回、今回のテーマが「チャプター成功の秘密」ということなんですが、これについてお話をしていただけますでしょうか。

大野:チャプターたくさんありますけれども、日本にも今380を越える数のチャプターがあります。世界には1万1千を超えるチャプターがありますよね。その中でやっぱり上手くいっているチャプターとそうでないチャプター、成功しているチャプターと成功していないチャプターという言い方もあるかもしれないですけども、そういう違いはどこから出てくるのかっていうのは、結構日本でも皆さん疑問に思ったり、知りたいなって、その秘密はどこに隠されているのか、秘訣はどこにあるのかみたいなのを思われることも少なくないんじゃないかなと思うんですけど、ここで最初に上手くいっているチャプターとか、成功しているチャプターの定義をしておきたいんですけど、大竹さんどんな要素が上手く行ってるチャプターにはあると思われますか。

大竹:そうですね。毎週、ビジターさんがたくさんいらっしゃっているだったりとか、リファーラルがたくさん交わされているとか、ミーティングにメンバーのほとんどが早めに来ているとか、そういったことがあるんじゃないだろうかというふうに思います。

大野:そうですね。そういうパフォーマンスというか、数字的なものと合わせて、毎週の定例会を皆さんが楽しみにしている。火曜日のミーティングなのであれば、火曜日が来るのが待ち遠しいみたいな。そういう感情的な部分もあるかもしれないですね。

大竹:そうですね。うまくいっているチャプターのメンバーの方と話をすると、すごく自分のチャプターを誇らしく思っている、すごい自分のチャプターをある意味みんなに知って欲しいとか、もしくは自分のチャプターメンバーのことをもっとたくさんの人に知って欲しいっていうふうに、誇りに思ってるなっていうのをすごく感じますね。

大野:このトピックについて、マイズナーさんも英語のポッドキャストエピソード423、こちらでシェアしてくれてるんですけど、マイズナーさん曰く、「成功には秘密なんてないんだ」と。「成功は単純に、すでに広く知られていることを、徹底的に実践するということが、成功の秘訣だ。」というふうにおっしゃってるんですよね。

大竹:もう一つ、マイズナー博士がよくおっしゃる言葉で、「6つのことを1000回やりましょう」と。「1000のことを6回やるのではなく」という話をよくされているんですよね。この6つの基本、基礎となること、大事なこと、これを本当に繰り返し繰り返し、愚直にやっていくということが重要なんだという話なんですよね。よく「成功の秘訣なんですか」って聞く人は、おそらく楽して成功する方なんですかとか、ショートカットする方法なんですかとか、なんか裏ワザみたいな何ですかみたいなふうに、そういう意図があるんじゃないかなと思うんですけど。そういうことはないんだと。実は6つの本当に基本的なこと、誰もが知っていること、それを本当に一貫性を持ってやり続けられるかどうかが、成功の秘訣なんだということをおっしゃっているなというふうに思います。

大野:この英語のエピソードの中で印象的だったところが、女性のメンバーが、マイズナーさんと話をしていて、今までずっと何年も、けっこう長いことメンバーをやられている方だったと思うんですけど、ずっと成功の秘訣というものを探し続けていたと。何年かかってもなかなか見つからなかったっていう。やっと気がついたと。単純なこと、もうすでに知られていることを、今おっしゃったように、6つのことを 1000回やるって、もう徹底的にやるっていうことなんだってことがやっとわかったと。長年の疑問が解けたっていう話をされていて、印象的だったなと思いますね。BNIにおいても、うまく行ってるチャプター、そうでないチャプターって2つに分けるっていうのはちょっと乱暴かもしれないんですけど、大事なことというのは、やっぱり基本っていうものをしっかりと素直に忠実に実行していくっていうことなんだと思うんですよね。そのために示されているマニュアルだったりとか、トレーニング、それから既存のシステムを、しっかりと活用していくっていうところのマインドが絶対欠かせないだろうし。そのために、リーダーシップチームのトレーニング、 TLT(チームリーダートレーニング)というのが用意されてたりとかするわけなので、もう既にあるものを、実際徹底的に実行していくって。どうしてもやっぱり、クリエイティブに、トレーニングもあまり受けないままに、自分たちでいろいろ創意工夫をしてやろうとしているチャプターも少なからず見受けられると思うんですけど、そうすると、もうすでに成功するやり方っていうのがあるのに、それを学ぼうとせずに、あるいはそれを使おうとせずに、自分達のアイディアだけでやろうとしてしまうと、せっかく皆さん、毎週集まって同じ目的に向かってやろうとしているのに、わざわざ遠回りしてしまうみたいな、そういう場面っていうのはときどき、見受けられて、ちょっと残念だなと思うんですけど。

大竹:そうですね。やっぱり基本って、ともすればすごく退屈になってしまうというか、同じことの繰り返しみたいに見えてしまうんですけれども。BNIの伝統的に大事にしてるものとして、常に楽しみの要素を基本にするっていうところがあったと思うんですけど。すでに決められているものの中で、どのように楽しみの要素を入れるかっていうことが、すごく重要なのかなというふうに思っていて。結局継続していく必要があるわけですよね。6つのことを 1000回やるためには、最低でも1000日間は必要だっていうことになるので、それを継続していくためには、やっぱり楽しみの要素をどれだけ自分たちで工夫していくかというところ、想像力を、プログラムを変更することに使うのではなくて、決められたプログラムをどうやって楽しんで運用するかっていうところに使うことが成功の秘訣なのかなというふうに感じました。

大野:もう一つ、英語のエピソードの中で印象に残っているストーリーが、マイズナーさんがトレーニングで、おそらくリーダーシップチームのトレーニングか何かかなと思うんですけど。いろんなチャプターのリーダーシップチームが、参加しているところで、当然めっちゃうまくいっているチャプターっていうのは、いくつかやっぱりあるわけですよね。一方でやっぱり上手く行ってないチャプターもいて、その両方のリーダーシップチームが一緒に参加しているような場面だったと思うんですけど。一人メンバーの方が手を挙げてマイズナーさんに「質問があります」と。マイズナーさんが「どうぞ、どんな質問ですか」って言ったら、「いや、あなたに質問じゃないんです」と。「彼らにちょっと聞きたいんです」というふうに言って。彼らっていうのは、上手くいってるチャプターのリーダーシップチームですよね。彼らに成功の秘訣、そのチャプターをうまく運営していくための秘訣を教えて欲しいというふうに。マイズナーさんが、上手くいってるチャプターのリーダーシップチームに「よかったら答えてあげてください」って。うまくいってるチャプターのプレジデントが、立ち上がって、「秘密はコレです」と言って、マニュアルを手に掲げて答えたらしいんですよね。「私達のチャプターはこのプログラムを忠実に実行している」と。「でもおそらくお話を聞いてると、あなた達はしてないですよね」と指摘をされ