「「常連もいるので」レトロカフェにコーヒー豆値上げの影響…仕入れ価格は3倍に 喫茶店の倒産件数が急増 今後も値上げの可能性」 昭和の時代にタイムスリップしたような空間が広がる喫茶店、1964年創業の「喫茶ニュープリンス」。その2代目マスターが今、頭を悩ませているのはコーヒー豆の価格高騰です。喫茶ニュープリンス2代目マスター・西山郷子さん:高くなってますよね。(2024年の)3倍ぐらいかな。仕入れが大変ですけどね。柔らかな光が灯るレトロなランプに、懐かしさを感じさせる木製の食器棚。こうした昭和の「喫茶店らしさ」を求めて多くの人に愛されるこの店では、2024年と比べてコーヒー豆の仕入れ価格が3倍にまで跳ね上がっているといいます。しかし、物価高が続く中、2024年、コーヒー1杯の価格を600円から700円に上げたばかりで、現在は利益を削って価格を維持しているといいます。喫茶ニュープリンス2代目マスター・西山郷子さん:常連さんもいらっしゃるから、(値上げは)急にはできないことだから、(価格は)そのまま維持していきたい。帝国データバンクによりますと、2024年度の「喫茶店」の倒産件数は70件。原材料費や人件費の上昇などにより、倒産件数は2年前から急増しています。初代マスターの父親から店を引き継いだ2代目の郷子さんは、物価高の影響や後継者問題などから、店をたたむことも考えましたが、3年前、息子の直也さんが仕事を辞めて、店を継ぎました。喫茶ニュープリンス3代目マスター・西山直也さん:どうにか続けて行ければという気持ちでいます。豆の高騰で、今後、喫茶店でのコーヒー価格はどうなっていくのでしょうか。日本総研・若林厚仁上席主任研究員は「コーヒー豆の価格は、しばらく高止まりの状況が続く。かつ人件費も上がってきているので、喫茶店等のコーヒーの価格は、緩やかな上昇が続くと思われる。今後半年ぐらいで5%ぐらいの値上げは十分にあり得ると思う」としています。
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- Serie
- HyppighedDagligt
- Publiceret12. september 2025 kl. 09.20 UTC
- Længde2 min.
- VurderingIkke anstødeligt