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従来,研究成果の流通は,商業出版社および学協会による査読付き学術雑誌と出版社プラットフォームによるものが主流であり,これはデジタル化しても変わっていない。近年,研究者向けのソーシャルネットワーキングサービス,ブログ,Twitterなどにおいて,自らの研究成果を発信し,他者の研究を発見する新しい学術情報のプラットフォームが生まれつつあり,実際に多くの研究者間に利用され,成功した例も出てきている。しかし,研究者の間ではこれらの新しい学術情報プラットフォームに対する否定的態度が示されている調査もあり,業績との関係や学術情報への信頼性が変わらず重要視されている。これらの新しいプラットフォームに対しては,素朴な信頼感と忌避感とが共存しており,どのように評価すべきなのかは,定まっていない。本セミナーでは,これらの新しい学術情報のプラットフォームについて,概要と最新動向を把握するとともに,研究者の立場から実際の活用事例を紹介してもらい,研究活動におけるプラットフォームとしての可能性や課題および大学図書館がいかに関与していくことができるかを議論したい。

第3回 SPARC Japan セミナー2015「研究者向けソーシャルメディアサービスの可能性‪」‬ National Institute of Informatics

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従来,研究成果の流通は,商業出版社および学協会による査読付き学術雑誌と出版社プラットフォームによるものが主流であり,これはデジタル化しても変わっていない。近年,研究者向けのソーシャルネットワーキングサービス,ブログ,Twitterなどにおいて,自らの研究成果を発信し,他者の研究を発見する新しい学術情報のプラットフォームが生まれつつあり,実際に多くの研究者間に利用され,成功した例も出てきている。しかし,研究者の間ではこれらの新しい学術情報プラットフォームに対する否定的態度が示されている調査もあり,業績との関係や学術情報への信頼性が変わらず重要視されている。これらの新しいプラットフォームに対しては,素朴な信頼感と忌避感とが共存しており,どのように評価すべきなのかは,定まっていない。本セミナーでは,これらの新しい学術情報のプラットフォームについて,概要と最新動向を把握するとともに,研究者の立場から実際の活用事例を紹介してもらい,研究活動におけるプラットフォームとしての可能性や課題および大学図書館がいかに関与していくことができるかを議論したい。

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    パネルディスカッション

    パネルディスカッション

    林和弘(科学技術・学術政策研究所)、Jeroen Bosman、坂東慶太、鳥海不二夫、垂井淳、三根慎二

    • 1 hr 6 min
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    ブログは研究に役立つか?どのように?

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    垂井淳(電気通信大学大学院情報理工学研究科)

    • 21 min
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    学術コミュニケーションにおける緩やかな変革と図書館の役割

    学術コミュニケーションにおける緩やかな変革と図書館の役割

    Jeroen Bosman(Utrecht University Library)

    • 1 hr 3 min
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    研究用SNSの利用:ResearchGate

    研究用SNSの利用:ResearchGate

    鳥海不二夫(東京大学大学院工学系研究科)

    • 20 min
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    研究者向けソーシャル・ネットワーク・サービスの概説

    研究者向けソーシャル・ネットワーク・サービスの概説

    坂東慶太(Coordinator for the Online Platform for Scientific Communication)

    • 43 min
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    閉会挨拶

    閉会挨拶

    酒井清彦(国立情報学研究所)

    • 2 min

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