つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜 おぎたま
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- Loisirs
★隔週水曜・夜10時更新予定★
九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。
高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、
日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。
古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。
Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる
平安時代の女房たちの会話よう・・・?
時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。
「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。
※語注※
局(つぼね):
平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。
几帳(きちょう):
平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。
友がたり:
おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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光る君へ日記 第23回 「雪の舞うころ」
今回の放送、おぎはとっても忙しかった!本棚から『紫式部集』やら『古今和歌集』やら『枕草子』やら『枕草子のたくらみ』やら『ビギナーズクラシックス・権記』やらを引っ張り出さねばならなかったからです。でも、こうやって元ネタをあれこれ探してみるのも『光る君へ』を楽しむ醍醐味であり、おぎにとってはこの上なく心躍ることなのでございます。
さて、宋からやってきた転校生・松下周明(周明・松下洸平さん)があんなに過酷な生い立ちをお持ちとは!ついクラクラと来てしまいそうになりましたが、「国際ロマンス詐欺!」という鋭い指摘に我に返った次第にございます。弟の恋バナに色めきだつ吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)や、塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の推し活の両立に悩む渡辺行成(藤原行成・渡辺大知さん)にニヤリとしながらも、間に差し挟まれた高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)とウイカ少納言(清少納言・ファーストサマーウイカさん)というソウルメイトの絆に涙しました。
今日も友がたりしたいことがたくさんあります。さあさあ、今宵もつぼねに集いましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「ここにかく日野の杉むらうずむ雪 小しほの松に今日やまがへる」(紫式部/紫式部集25)
→おぎ訳:ここでも雪が降った。都にいるあの人のところにももう雪が降ったかしら?
「夢路にも露や置くらむ夜もすがら かよへる袖のひちて乾かぬ」(紀貫之/古今和歌集574)
→おぎ訳:あなたのところへ行きたくても行けない夢を一晩中見た。起きたら泣いていたんだ。
『玄怪録』(げんかいろく):唐の時代の伝奇小説集。日本でいうところの今昔物語集のようなものではないかとおぎは思っています。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
【用語集】第22回より 産養/『玄怪録』ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pdJGz8MenQ/
<出典>
『枕草子』岩波文庫 第151段「うつくしきもの」
『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日選書
https://publications.asahi.com/product/18976.html
※ご参考:過去回 石山詣に関するご質問の参考リンク&文献です
をしへて!佐多芳彦さん ~石山詣のまひろ、さわ、藤原寧子の衣装
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppAqa8G0Dp/
『有職装束大全』八条忠基著 平凡社
https://www.heibonsha.co.jp/book/b359017.html
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
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光る君へ日記 第22回 「越前の出会い」
とうとう越前編が始まりましたね!
いやぁ、吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)は好奇心が絶えませんね。あっちでもこっちでも、新しいことを見聞きするとその顔が輝くことといったら!新しい土地、見慣れないもの、初めての出会いに忙しくて、元カレ・柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)のことなどどこへやら?
一方で置いて行かれた(?)柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)といえば、まひろの筆跡の文を見て何かときめいたりしてませんか・・・?
おぎのイチオシ、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)はとどめを刺されちゃうし、「もうごめんなさい」って思うしかなかったわけです。
さあさあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「かき曇り 夕立つ波の 荒ければ 浮きたる舟ぞ しづ心なき」(紫式部/紫式部集22)
→おぎ訳:急にいろんなことが起きて疲れたわ。これからどうなることやら?考えると気が重くなる。
トーク内で話している「#27 飲めや!歌えや!土佐日記」はこちらから。
https://spotifyanchor-web.app.link/e/VtwQpLKH7Jb
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pGwjJWYy5B/
をしへて! 佐多芳彦さん ~鈍色? 平安時代の喪服
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p1XMm7gajP/
【用語集】第22回より 掾(じょう)/介ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pO2vk9qzaO/
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#31 あなたはどっち派?「栄花物語」or「大鏡」
「史実は史実、ドラマはドラマ」。大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当なさっている倉本一宏先生のこのお言葉はまさに金言。おかげで私たちは「光る君へ」を「光る君へ」として、存分に楽しむことができています。
ストーリーを追いかけることもさることながら「元ネタ探し」も楽しみの一つ。
「ああ、栄花物語のあのシーンがこうアレンジされたか!」
「これは大鏡だとこうなんだよね・・・」
などと古典文学と比べながら見るのもまた一興です。ところが、
「『栄花物語』と『大鏡』がいっつもごっちゃになる!」
とたまから待ったがかかりました。国語の時間も社会の時間も、いつもセットで出てきたこの2つの作品。確かに惑う心を持つのも致し方ないことなのかもしれません。
そうですね、そろそろ開いてみましょう、『栄花物語』と『大鏡』を。
さあ、つぼねに集い、今宵も友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00) 大河にも影響、二つの物語
(04:07) ややこしや、大鏡OR栄花物語
(09:30) 作品により“道長が違う”理由
(14:25) どっちの伊周君がお好み?
(21:00) 大河の元ネタを探る楽しみ
(23:30) 映像化され感動!花山天皇の退位
(29:55) 「長徳の変」の扱いが違いすぎる件
(35:29) 読んでみるならどっちから?
(38:01) 原文で“駄々こね伊周”を堪能する
<おぎ注>
南院の競射:教科書にも載っている『大鏡』の名シーン。勝ちと主役を道長にかっさらわれて動揺する伊周の姿が愛しい。
赤本・赤:岩波書店の「日本古典文学大系」というシリーズ物。古典を学ぶための基本である原文が載っている。自室の本棚に並ぶ様を見るだけでおぎはニヤニヤしてしまうほど大好きだ。なお、本トーク内の『栄花物語』と『大鏡』はたまが神田の古書店街で見つけてくれたものです。
※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!
<参考文献>
『栄花物語 上・下』岩波書店 日本古典文学大系 昭和39年初版
『大鏡』岩波書店 日本古典文学大系 昭和35年初版
※いずれも現在は絶版ですが、岩波書店でオンデマンドブックス(受注生産)という形で新装版が販売されています。
『大鏡』https://www.iwanami.co.jp/book/b266393.html
『栄花物語 上』https://www.iwanami.co.jp/book/b266396.html
『栄花物語 下』https://www.iwanami.co.jp/book/b266397.html
「大鏡・栄花物語」(日本の古典を読む11)小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09362181
「大鏡」角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
https://www.kadokawa.co.jp/product/200706000176/
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光る君へ日記 第21回 「旅立ち」
常々「イケメンの伊周が落ちぶれるところが楽しみ!」とお伝えしてきたおぎですが、この度、これまでの数々の無礼を心から悔やんでおります。あまりにも辛い別れでございました。本当にごめんなさい。・・・と思わざるを得ないほどの三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)でした。
一方のたまは高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)の御心に思いを馳せ、ウイカ少納言(清少納言・ファーストサマーウイカさん)と一心同体になったような心持でおりました。悲しいことは限りなきことなれど、枕草子爆誕に心躍らせもしたのであります。
従ってこれより、この局に限っては本作のソウルメイトは高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)とウイカ少納言(清少納言・ファーストサマーウイカさん)であると認定します。
今宵も重苦しさとうれしさがないまぜになったまま、いつものつぼねに集いました。さあ、存分に友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
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<おぎ注>
『枕草子のたくらみ』:おぎたまが敬愛してやまない山本淳子先生の著書。おぎたまの枕草子観をひっくり返した一冊。(2017年初版発行)
※トーク内で触れている「つぼねのあのね#19 おぎたまこの一冊『枕草子のたくらみ』」はこちらから
→https://open.spotify.com/episode/5btTKvyFppPH3hrlV2rShT?si=I2X-M6eBQ5uJRgSYMTjVJg
枕草子319段「この草子、目に見え心に思ふ事を」:清少納言が中宮定子から上質な紙をいただいたエピソードが書かれている。おぎの手持ちの岩波文庫の『枕草子』ではこの章段が一番最後に記載されているのを改めて発見して、清少納言の構成力に驚かされた。なお、枕草子の章段の順番は諸説あるため、元となる本や引用によっては違う番号が記載されていることがあるので注意が必要です。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pGwjJWYy5B/
【用語集】第21回より 宋/『枕草子』 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pboLwaEvmW/
<参考>
「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pGwjJWYy5B/
をしへて! 倉本一宏さん ~越前へ向かう藤原為時一行の旅程とは?https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pZA8MPXPjv/
【用語集】第21回より 宋/『枕草子』 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pboLwaEvmW/
<出典>
『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日選書 https://publications.asahi.com/product/18976.html
『枕草子』岩波文庫 https://www.iwanami.co.jp/book/b245762.html
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※内容は諸説あります。
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光る君へ日記 第20回 「望みの先に」
先週の予告で高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)が刃物を持つ様子が流れましたが、これを見たおかげで暗くて重い気持ちで1週間を過ごした「光る君へ」ファンも多かったと思います。そして放映された後の今、おたまの心中を思うにつけ、涙が袖を濡らすのです。
1000年の時を経てもなお、日本の文学史に名を刻む清少納言と紫式部をして、木の枝を持たせ、庭に隠れさせ、そのシーンを目撃させるというのは、NHKも罪深きこと限りなし。なんてことしてくれるの?!という想いを持たざるを得ないよね。とても重くて辛いシーンなのに、二人のことが気になって集中できないという二重三重のトラップに苦しみました。
岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)の就職、秋山実資(藤原実資・秋山竜次さん)の活躍、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の自作自演、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)の地団太と、今回も見どころ満載、胸いっぱいのまま、つぼねに集いました。
さあ、友がたりをいたしましょう、存分に。
<今回配信の注意>
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<おぎ注>
伊周の呪詛:栄花物語には「皇族しか行ってはいけない呪いを臣下である伊周がこっそり行っていた(おぎ訳)」とある。
「源氏は息子を信用していない」:源氏の息子である夕霧は、こっそり覗いた紫上の美しさに心惹かれ、しかもそれを源氏に気付かれたため、源氏は夕霧を警戒していた。源氏は女性の悩みには疎いが、こういう警戒心は鋭い。
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【用語集】第20回より 省試/文章博士 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p6qAJKZb16/
<出典>
『ビギナーズ・クラシックス日本の古典・権記』 藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/
「栄花物語 上」 岩波書店 日本古典文学大系
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をしへて! 倉本一宏さん ~漢詩ではない? 越前守となった藤原為時の詩の謎!https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pOe5PADJ0O/ -
#30 蜻蛉日記 妄想キャスティング
大河ドラマ「光る君へ」が残りおよそ30回というところまで進んでおります。その毎回を存分に楽しんではいるのですが、たまの心にくすぶるのが「道綱ファミリーのストーリーをもっと取り上げてほしい!」「サイドストーリーを語りたい!」という想いです。
ドラマの中では酸いも甘いも味わい尽くした熟年夫婦として描かれた藤原兼家と道綱の母ですが、若い頃はどんなふたりだったのでしょうか?
杉本苑子さんの『私家版かげろふ日記』を読んだおぎとたまには、それぞれどんなストーリーが心に残ったのでしょうか?お互いのお気に入りシーンを友がたりいたします。
おぎたまの大好物「妄想キャスティング」もしましたのでこちらもどうぞお楽しみに。
ではでは、今宵も几帳の向こうで耳をそばだててくださいませ。
<時のしおり>
(00:00) あと30回?まだ30回!
(03:19) 蜻蛉日記はどこがすごいのか
(07:35) おすすめの現代語訳本
(10:19) 段田兼家&財前寧子カップルもいいですが
(12:38) 妄想①美男美女・華やか喧嘩カップル
(17:00) 夫婦で双六!兼家のご機嫌取り
(20:50) 妄想②史上最大!ツンデレ女とそつなし男
(25:44) “正妻扱い”でご機嫌♪からの・・・
(28:32) 道綱母は何のために日記を書いたのか
(32:29) 蜻蛉日記は自分を映す鏡なり
(35:35) 素直になれぬ道綱母的な人へ
<おぎ注>
青本・青:岩波書店の「新日本古典文学大系」というシリーズ物。古典を学ぶための基本である原文が載っている。自室の本棚に並ぶ様を見るだけでおぎはニヤニヤしてしまうほど大好きだ。
末摘花(すえつむはな):源氏物語に登場する不細工キャラの姫君で「ザ・待つ女」の代名詞。
※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください!
<参考文献>
『私家版かげろふ日記』杉本苑子 講談社文庫
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000202419
電子版はこちら → https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E5%AE%B6%E7%89%88-%E3%81%8B%E3%81%92%E3%82%8D%E3%81%B5%E6%97%A5%E8%A8%98-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%89%E6%9C%AC%E8%8B%91%E5%AD%90-ebook/dp/B07TGGYY8W
「土佐日記・蜻蛉日記・紫式部日記・更級日記」岩波書店 新日本古典文学大系
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
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