福島中央テレビ

株式会社福島中央テレビ

福島県内で発生する事件事故や地域イベント、スポーツの話題のほか、福島第一原発廃炉の最新情報などを毎日お届けします。

  1. -8 H

    「予断を持たずに見ていく必要」小泉農水相、福島県のほ場視察し米農家らと意見交換

    「「予断を持たずに見ていく必要」小泉農水相、福島県のほ場視察し米農家らと意見交換」 私たちの主食、米についてのニュースです。小泉農林水産大臣が28日県内を訪れ、米農家らと意見を交わしました。全国的に新米の流通が少しずつ始まっていますが、米の価格は落ち着く気配がありません。新米の流通が本格化したとして、この先の見通しはどうなるのでしょうか。 午後4時過ぎ、郡山市のほ場を視察した小泉農林水産大臣は、もうすぐ新米の収穫が始まる中、今年の出来や現状を確認し、生産者と意見を交わしました。 米の価格の高止まりが続く中、新米の流通が始まっても、価格が落ち着く気配はなさそうです。全国のスーパーで販売された5キロあたりの米の平均価格は、17日までの1週間で3804円と2週連続で値上がりに。農林水産省は、価格が高い新米が販売され始めたことが要因とみられるとしています。 農林水産省によると、今年の米の生産量は去年よりも56万トン増え、735万トンになる見込みだといいます。新米の流通が本格化すれば消費者にとって手ごろな価格になるのでしょうか。 午前中、米農家らと意見を交わした小泉大臣は。。  小泉農水大臣 「仮に(新米が)56万トン、この新しい年に出てくるとなれば、普通に考えれば、量だけ見ればそれなりの価格安定化に向けた効果のある量は出てきます」 ただ、これはあくまで「仮」の話。今年の夏も異常なくらいの暑さが続き、この暑さが米の収穫や出来にどれほどの影響をもたらすのか、見通せているわけではありません。  小泉農水大臣 「この高温は、ちょっと今までとは違う次元のものだから、高温だからインパクトのある不作にはならないと思わない方が良いというのが、農水省としてもこの2年間、需給の見通しを誤ったわけですから、そこは謙虚に最後まで予断を持たずに見ていく必要があるだろうとは思います」 かつて米の流通構造は「ブラックボックス」と指摘した小泉大臣。そこに加えて深刻なこの異常気象。米農家にとっても消費者にとっても、安心できる環境はやってくるのでしょうか。

    3 min

À propos

福島県内で発生する事件事故や地域イベント、スポーツの話題のほか、福島第一原発廃炉の最新情報などを毎日お届けします。