Summary:
徹郎さんのClassiでのマネージメントの経験の話から、書籍『新1分間マネージャー』と『冒険する組織の作り方』を題材に、マネジメント論を深掘りしました。トップダウンとボトムアップを組み合わせる「創発戦略」や、アジャイル開発にも通じる目標設定・称賛・修正の重要性が議論され、徹郎さんは自身の経験を交えて共感を示しています。AIが進化する現代において、「問い」を立てる能力がますます重要であることなどが更に重要であろう。
Guest:
伊藤徹郎: @tetsuroito
- Classi株式会社 プロダクト本部本部長をやっています
- 過去に何度か登場した中で話していますが、元々はデータサイエンティストとして入社して教育データの利活用のために色々やっていましたが、必要なことをやっていく上でマネジメントアップして今ではプロダクト全般の職能を統括する形となりました
- 昨年度は取締役を務めていましたが、今年度は取締役を降りて本部長職に戻っています
- 取締役経験により、より経営に対しての関心が高まり、直近では株式投資に熱を上げています(各社のIRや戦略、財務諸表などを見るのが大変勉強になります)
Contents:
- 伊藤徹郎さんの紹介と近況。
- キャリア初期はデータサイエンティストとして教育データ活用に従事、昨年6月に取締役へ就任したが、今年6月に任期満了で退任した。
- 本部長就任時に設定した「次に譲る」という目標を達成。現在は、計画的な後継者育成である「サクセッションプランニング」を実行している。
- 今回のポッドキャストのメイン、『新1分間マネージャー』と『冒険する組織の作り方』の2冊を紹介。
- 『新1分間マネージャー』は40年以上前に原点がある古典であり、マネジメントの普遍性を示している
- 人間の本質はあまり変わらないが、技術進化が加速し、過去の手法が通用しなくなるスピードが速まっていると考察。
- トップダウンではなく、メンバー全員で考えることの重要性を強調した。
- ミンツバーグの「創発戦略」(トップダウンとボトムアップの融合)に共感を示した。
- 『1分間マネージャー』の3つのポイントは「1分間目標設定」「1分間称賛」「1分間修正」であると説明。
- 目標設定における「責任範囲の合意」の難しさと、等級制度の有効性について議論。
- 新入社員向けに「3ヶ月3連勝」という、段階的な目標設定と達成を促すオンボーディング制度を実践していると紹介。
- 日本文化では「称賛」が難しく、「ダメ出し」が多くなりがちであるという課題を指摘した。
- 迅速な「修正」は目標の妥当性検証に繋がり、アジャイル開発やトヨタの「改善」の考え方と共通すると述べた。
- アウトプットを通じた学習である「反転学習」が、より深い理解に繋がることを説明。
- 『冒険する組織の作り方』の著者・安西さんが「問い」の重要性を提唱していることに言及。
- AI時代において、適切な「問い」(プロンプト)を立てる能力がますます不可欠になっていると強調。
- 『冒険する組織の作り方』が提唱する「軍事的世界観を抜け出す」という概念は、『失敗の本質』で語られる硬直的な組織の問題と共通すると考察。
このNoteは、NotebookLMで生成し部分的に修正。
Links:
- 新1分間マネジャー: https://amzn.to/42xdGbI
- 冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法: https://amzn.to/4n36KLI
- 問いのデザイン: https://amzn.to/4pqJAkc
- ミンツバーグの組織論 7つの類型と力学、そしてその先へ: https://amzn.to/48ifvgs
- ニュータイプの時代: https://amzn.to/3KoHK35
- 失敗の本質: https://amzn.to/4nCn9aa
Information
- Show
- FrequencyTwice monthly
- Published16 September 2025 at 02:30 UTC
- Length1h 32m
- Season3
- Episode116
- RatingClean