書くこと、聴くこと

Talk session vol.4 創造性教育士・アトリエリスタ 青柳 美どり

麻布十番で子供のための造形教室を開いている、ミロこと青柳美どりさん。教室運営の経験から、大人向けにアート思考のワークショップも手がけ始めています。聞くことが得意なミロさんに、インタビューアーの二人も時には話を聞いてもらいながら、全ての活動の原風景であるライフストーリーを伺いました。子供の教育や自分のやりたいことに悩む人にとってもおすすめの、興味深いお話が盛りだくさんです。

ゲスト:青柳 美どり(あおやぎ みどり)
株式会社アサ代表取締役、創造性教育士、アトリエリスタ。長野県安曇野にて、10人きょうだいの末っ子の母と、5人きょうだいの末っ子で長男の父の間に生まれる。茅葺きの大きな屋根の家で、祖父母とたくさんの動物たちに囲まれた幼少期を送る。ありのまま全てを見届けてくれたおばちゃん大好きっ子として育つ。

武蔵野美術大学卒業後、デザイナー・食品系商品開発アートディレクターなどを経て、出産と同時にフリーランスデザイナーとなる。こどもを育てる際、独身時代に出会っていたレッジョエミリアアプローチができる場所を探すが見つからず、自らつくることにし自宅を解放してのこども美術実験室をひらく。レッジョアプローチとの出会いとなったワタリウム美術館主催の「アトリエリスタ養成講座」などに参加し譴責を積む。その後単身レッジョを訪問、スタディーツアーなどに参加。

長男の小学校入学に合わせ、共に学ぶ親となるべく慶應義塾大文学部通信課程に入学。第2子出産後、子育て勉学との両立がままならなくなり自主退学。入塾を通じて出会い直したアート鑑賞、藝術考察、創造性マネジメント、そしてふるまいとしてのアートの文脈を探究テーマとし、それらを活用した人材育成、教育支援、子育て支援を生業として行う。また現在は博報堂主催の社会人大学Univercity of Creativityなどにて、21世紀の創造性についての探究をしている。幼少期の祖母からの影響が人生において大きく、出会った人の可能性を見つめるおばあちゃん的存在になることを目標とし、毎日を「感性からつくる日々をひらく人と共に」歩んでいる。http://miro-art.ciao.jp/

Talk Story 

▼00:00頃〜

与えなくてもいい。個別に最適な状態でその人が「ある」ことが大切

▼17:00頃〜 

命を産み落としたときに、人を育てることに対する解像度が上がった

▼22:00頃〜

感性が豊かになることで、日々の振る舞いが美しくなる。それが豊かさでもある。

▼36:00頃〜

ゆらぎの中で自分の軸を確認しながら、未来に進んでいく

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▼45:00頃〜

受け継がれている、毎晩の家族での今日の感謝とごめんなさいタイム

▼59:00頃〜

西洋のアートというよりも、「藝」というニュアンス