
宅配増で“検討”配達員がオートロック解除?「ちょっと怖い」「不安」の声に国交相「防犯やセキュリティー大前提」既にマンション2万棟でシステム導入
「宅配増で“検討”配達員がオートロック解除?「ちょっと怖い」「不安」の声に国交相「防犯やセキュリティー大前提」既にマンション2万棟でシステム導入」 「イット!」は16日、宅配業者の神奈川県内の配達員に密着取材しました。午前10時過ぎ、1軒目の配達先の集合住宅に到着しましたが、住人が不在だったため商品を持ち帰ります。2軒目も不在、そして3軒目でやっと配達することができました。そして6軒目で車から降ろしたのは、大体25kgくらいだという荷物。途中からは階段のため台車は使えず、持って上がります。しかし、ここも不在のため持ち帰りとなりました。16日に最初に配達に訪れた7軒中4軒が不在。置き配することができたのは1軒だけでした。Trasaburou・吉田寅彦さん:(Q.置き配って配達員にとっては?)効率的でもありますし、体力的な負担も軽減できる。約4割が再配達に。ネット通販の普及により増え続ける宅配便ですが、一方で物流業界の人手不足は深刻化しています。こうした配達の現状を巡って政府で検討されているのが、配達員によるオートロックの解錠。国土交通省は、配達業者とマンションで配送データなどを共通化することでオートロックを解錠することが可能になるシステムの導入を、早ければ2026年度に導入したい考えです。街では「置き配がないと受け取り自体も大変で、時間内に来てくれないこともあるので」「便利なのは便利ですけど、勝手に誰でも入って来られるのはちょっと怖いかもしれない」「不安ですね。防犯上、そこはやめてほしいかなと思うんですけど」など様々な声が聞かれました。8月には兵庫・神戸市のマンションで、オートロックすり抜けにより女性が殺害された事件が起きたばかり。こうした不安の声に対し、中野国交相は16日の会見で、「配達員が自由にオートロックを解錠できる仕組みを導入するものではない」としたうえで、「この仕組みはマンション管理組合等における合意がなければ導入されることはありません。防犯やセキュリティーというのは大前提であります」と述べました。
Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée16 septembre 2025 à 09:50 UTC
- Durée2 min
- ClassificationTous publics