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絶滅危惧種「アオウミガメ」2匹が“故郷”小笠原諸島の海へ…絶滅危惧種保全活動の一環ですみだ水族館で1年間育てられる

「絶滅危惧種「アオウミガメ」2匹が“故郷”小笠原諸島の海へ…絶滅危惧種保全活動の一環ですみだ水族館で1年間育てられる」 大都会で育った絶滅危惧種のウミガメが“ふるさと”へと戻っていきました。水槽の中で元気に泳ぐアオウミガメ。2匹の名前は「ハート」と「ロック」です。ふるさと小笠原諸島・父島にある「千尋岩」の愛称「ハートロック」にちなんで、こう名付けられました。2024年9月にすみだ水族館にやってきたのですが、この取り組み、実はすみだ水族館が2012年の開業時から小笠原村と続けている絶滅危惧種の保全活動の一環なんです。すみだ水族館には小笠原村から毎年2匹のアオウミガメの赤ちゃんがやってきて、1年かけて外敵に襲われにくい大きさにまで育てられます。7cmほどだった甲羅の長さは19cmほどに、1年間で約12cmと、この2匹は飼育スタッフやお客さんにたっぷりの愛情を注がれてスクスクと成長。そして9日、大きく育った2匹は、ふるさと小笠原諸島の海へと元気に戻っていきました。9日のように、アオウミガメをふるさとの海に戻しているんです。「ハート」と「ロック」を1年間育てた、すみだ水族館・飼育スタッフの藤原さんは「寂しい部分はありますが、無事にふるさとへ返せた。ほっとしています」と話しました。元気に育っていってほしいですね。来週13日には、小笠原からやってくる新しいアオウミガメがお披露目されるということです。