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これからの経営リーダーの条件を真剣に考察する|CULTIBASE Radio|Management #132 CULTIBASE Radio

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 CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの132回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「これからの経営リーダーの条件を真剣に考察する」というテーマでディスカッションしました。


今回のマネジメントラジオでは、先日安齋が出したnote「企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える」をもとに、これからの経営リーダーの条件を考察した。


ミナベは、MIMIGURIでは最近CXOや事業部長をやっていた方などのジョインが続いており、デリゲーションを行う中でこれまでとは異なる身体感覚を得るようになったと述べ、アンラーニングの必要性を感じたと語る。


安斎は、世の中的に経営人材育てるというと新規事業をやらせようとの話になることが多く、それ自体は正しい必要条件ではあるものの、事業責任者になって新規事業も立ち上げられるし事業も回せる人がぶつかる壁もあると指摘する。そこで、企業リーダーと事業リーダーの違いについて上記のnoteで考察を書いたと安斎は述べる。


安斎は考察にあたって、スチュアート・ブランド氏が、著書「The Clock of the Long Now」の中で提唱した「ペース・レイヤリング」と呼ばれるモデルが参考になったと語る。


「ペース・レイヤリング」は社会の変化を地層のように連なった6つの階層に分け、表層にあるもの(流行や商習慣)ほど変化のスピードが速く、深層にあるもの(文化や自然環境)ほどゆっくりと変化すると捉えている。新規事業を回して事業をしてる人は上の流行や商習慣の変化を逃さずに捉えていく必要があり、企業リーダーは人間文化や生態系など社会全体のゆっくりとした変化を俯瞰した上で、自分たちの会社がどういう存在になっていくべきかを考える必要があると主張する。しかし前者の成功体験を多く重ねると、却って後者を阻害するのではないかと安斎は語る。


また、現代の我々の働き方と昭和に求められた働き方が大きく異なるように、人間や社会の価値観は10年単位で大きく変わってきたとミナベは述べた。


前回のマネジメントラジオでは長期休暇におけるディープリフレクションについて話されたが、企業リーダーは目の前の課題を追いかけがちな普段のリフレクションだけではなく、より長期的な目線を持って深い層の変化も捉えられるようなリフレクションの時間を取る必要があるとミナベは述べた。


安斎は、昨今は組織づくりや経営に関するパラダイムが現在進行系で大きくシフトしており、変化していく前提で組織づくりの考え方も変える必要があると語る。しかし、旧来的な組織づくりと現代(新時代)の組織づくりの違いや、発展する組織づくりの仕方をメタ的に知る機会は少ない。


そこで、ヒトと組織に強い経営人材になるための『新時代の組織づくり』 と題した無料のオンラインウェビナーを6月27日に開催することが決定した。多様な人材から事業成果を最大化させる方法論について、最新の研究知見や実践事例に基づき安斎が解説する。



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組織の創造性のマネジメントについて長年研究してきた安斎勇樹が「新時代の組織づくり

 CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの132回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「これからの経営リーダーの条件を真剣に考察する」というテーマでディスカッションしました。


今回のマネジメントラジオでは、先日安齋が出したnote「企業リーダーと事業リーダーは何が違うのか?経営人材への「覚醒条件」を考える」をもとに、これからの経営リーダーの条件を考察した。


ミナベは、MIMIGURIでは最近CXOや事業部長をやっていた方などのジョインが続いており、デリゲーションを行う中でこれまでとは異なる身体感覚を得るようになったと述べ、アンラーニングの必要性を感じたと語る。


安斎は、世の中的に経営人材育てるというと新規事業をやらせようとの話になることが多く、それ自体は正しい必要条件ではあるものの、事業責任者になって新規事業も立ち上げられるし事業も回せる人がぶつかる壁もあると指摘する。そこで、企業リーダーと事業リーダーの違いについて上記のnoteで考察を書いたと安斎は述べる。


安斎は考察にあたって、スチュアート・ブランド氏が、著書「The Clock of the Long Now」の中で提唱した「ペース・レイヤリング」と呼ばれるモデルが参考になったと語る。


「ペース・レイヤリング」は社会の変化を地層のように連なった6つの階層に分け、表層にあるもの(流行や商習慣)ほど変化のスピードが速く、深層にあるもの(文化や自然環境)ほどゆっくりと変化すると捉えている。新規事業を回して事業をしてる人は上の流行や商習慣の変化を逃さずに捉えていく必要があり、企業リーダーは人間文化や生態系など社会全体のゆっくりとした変化を俯瞰した上で、自分たちの会社がどういう存在になっていくべきかを考える必要があると主張する。しかし前者の成功体験を多く重ねると、却って後者を阻害するのではないかと安斎は語る。


また、現代の我々の働き方と昭和に求められた働き方が大きく異なるように、人間や社会の価値観は10年単位で大きく変わってきたとミナベは述べた。


前回のマネジメントラジオでは長期休暇におけるディープリフレクションについて話されたが、企業リーダーは目の前の課題を追いかけがちな普段のリフレクションだけではなく、より長期的な目線を持って深い層の変化も捉えられるようなリフレクションの時間を取る必要があるとミナベは述べた。


安斎は、昨今は組織づくりや経営に関するパラダイムが現在進行系で大きくシフトしており、変化していく前提で組織づくりの考え方も変える必要があると語る。しかし、旧来的な組織づくりと現代(新時代)の組織づくりの違いや、発展する組織づくりの仕方をメタ的に知る機会は少ない。


そこで、ヒトと組織に強い経営人材になるための『新時代の組織づくり』 と題した無料のオンラインウェビナーを6月27日に開催することが決定した。多様な人材から事業成果を最大化させる方法論について、最新の研究知見や実践事例に基づき安斎が解説する。



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組織の創造性のマネジメントについて長年研究してきた安斎勇樹が「新時代の組織づくり

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