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それぞれの人生を照らす「日本語ラップ」の魅力をDigる入門書——『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』著者・中村拓哉さん インタビュー

本チャンネル「 #今日発売の気になる新刊 」では、独立書店の店主たちが、新刊情報をくまなくチェックする中で目に留まった「これは!」という一冊を紹介しています。本にまつわるあらゆることを扱う「 #本チャンネル」の看板コンテンツです。本は出会ったときが新刊ですので、ぜひアーカイブもお楽しみください。

【取り扱い書店】

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本チャンネル書店(バリューブックス/オンライン)

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キャンペーンコード:TBCUCNM

【書籍について】

中村拓哉:著『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』(書肆侃侃房)

2,640円(2,400円+税)|2025年9月1日発売

大和田俊之さん推薦!

「日本語ラップ」と呼ばれる政治的/詩的な運動/文化の重力に真にふさわしい批評の誕生を心より祝福したい。

1970年代のサウスブロンクスで生まれたヒップホップ──このどこまでも「一人称」であることに固執するアートフォーム──の日本語における可能性をこれほど誠実かつ挑戦的に論じた書は他にないだろう。

歴史編、理論編、実践編とでも分けられる三部の構成を通して、本書は反復(the changing same)と迂回(signifying)を繰り返しながら、ヒップホップの日本(語)的「生」へと肉薄する。

「韻踏み夫」がついに本名で世に問う、渾身のヒップホップ批評!

RHYMESTERの宇多丸を最も重要な日本語ラップ批評家だと位置づけつつ、ヒップホップとは「“一人称”の文化」だというテーゼに注目。ヒップホップの本質を「反復=肯定」と概念化し、思想的に展開。作品論の実践として、SEEDA の『花と雨』を具体的に読み解いていく。ヒップホップ批評の新たなマスターピース、ここに誕生。

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【出版社のみなさまへ】

紹介する本は、主にJPROの情報から1ヶ月ほど前に選んでいますが、情報が十分でないと感じています。よろしければぜひ、より早い段階で新刊情報をお寄せください。

https://forms.gle/B7nnBkX5MbfAmM7J8

【動画の目次】

00:00 『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること 』

06:47 巻き込まれながら批評することで日本語ラップの本質に迫る 

09:18 DJプレイ的な本書の構成

12:46 ヒップホップにおける「一人称」の概念

19:58 反復の中から生まれるオリジナリティ

25:45 SEEDAの名盤「花と雨」を取り上げた3つの理由

30:09 日本語ラップや批評を飛び越えた分かち合い

【本日のゲスト】

中村拓哉/批評家

1994年生まれ。福岡県出身。早稲田大学文化構想学部中退。批評家。2015年より、「韻踏み夫」名義で批評家/ライター活動を開始。著書に『日本語ラップ名盤100』(イースト・プレス、2022年)。

【本日のインタビュアー】

磯上竜也

大阪・本町にある本屋「toi books」店主。

https://mailtotoibooks.wixsite.com/toibooks

【クレジット】

配信日:2025年9月1日(月) 

ホスト:内沼晋太郎

動画編集:久木田友希

テロップ校正:遠藤悠莉

制作スタッフ:西尾清香、神谷周作(バリューブックス)

ご連絡、ご依頼はメールにてお願いします。

the.book.channel.2023@gmail.com